消さなくても大丈夫?
キャンプの楽しみといえば焚き火ですよね。
静かに炎を眺めることで、ストレスも発散出来て癒し効果もあるそう。
そんな焚き火ですが、正しい消し方を知らないと焚き火台を壊してしまったりケガに繋がります。
私も焚き火台を壊してしまったうちの一人です。
キャンプをはじめたばかりの頃、火がなかなか消えないので何も考えず、焚き火に大量の水をかけてしまいました。
焚き火台からは、熱い水蒸気と煙がぶわっと広がり、火傷をしそうな熱さ。
水をかけてしまったことで焚き火台も歪んでしまっている。
焚き火台の灰はドロドロになって片付けが大変なことに。
道具を壊してしまい、悲しい気持ちで帰った悲しい経験があります。
せっかく買いそろえた道具は大事に使っていきたいですよね。
その為に必要な道具と、私のような失敗をしないようにする為に詳しく解説していきたいと思います。
目次
焚き火は寝る前に必ず消す
焚き火は消さなくても大丈夫。
そう思っていませんか。
焚き火は寝る前に火を消すのがマナー。
思いっきり楽しんだあとは、そのまま寝てしまいたい気持ちもありますが、そのまま放っておくと就寝中に風で飛んできたゴミ等に引火するなどの危険があります。
火事になっているのを想像するだけで怖いですね。
必ず火を消してから就寝しましょう。
焚き火の消し方は2パターン
焚き火の消し方は2パターン。
- 燃やし尽くす。
- 火消し壷を使う。
燃やし尽くす
薪の種類によって、燃焼時間が異なります。
薪一束が燃え尽きる目安として、広葉樹は1~4時間、針葉樹は1~2時間程。
早く焚き火を終わらせたい場合は薪を立て、熾火になったら薪を寄せると早く燃え尽きます。
燃やし尽くせなかった場合は、薪を散らして灰に。
焚き火台の薪をバラバラに離し、炭をトングなどで叩き細かくすると燃え尽きるまでの時間を短縮することが出来ますよ。
じっくり燃やすなら広葉樹、火が付きやすく初心者にもおすすめなのは針葉樹です。
だんだん使い分けられるようになると、よりキャンプが楽しくなりますね。
初心者の方は、火消し壷を使う
そのまま寝てしまいそう。
そんなあなたには、火消し壷がオススメ。
火のついた炭を、火消し壷に入れ蓋をするだけ。
蓋をすることで酸素を遮断し、火を消すことが出来ます。
火を消すだけでなく、炭は再利用できるのでコスパもいいですね。
私は水をかけて焚き火台を壊してしまった翌日、焚き火台より先にすぐこちらの火消し壷を買いました。
おすすめの火消し壷
火消し壷だけでなく、火起こし器もセットになっています。
うちわや送風機などを使わなくても自動で火起こしが出来るのでラクチン。
取っ手も熱くなるので、必ず耐熱グローブを使って作業してくださいね。
おすすめの耐熱グローブ
火消し壷の詳しい使い方は動画をご覧ください。
火消し壷を買うポイント
- 取っ手がついているものを選ぶ。
- フタがしっかり閉まるもの。
- 持ち運びがしやすい。
- 火起こしも出来るもの。
水をかけて火を消すのは危険!
早く火を消したいからと、燃えている薪に直接水をかけるのはNG。
水をかけることによって、大量に出る水蒸気でやけどをしてしまう危険も。
焚き火台が歪んで壊れてしまう原因にもなるので、絶対にやめましょう。
実際、私も買ったばかりの焚き火台を壊してしまいました。
どうしても早く消したいという場合は、たっぷりの水を用意し、1本ずつ水がしみこむまで時間をかけて薪を浸けて消しましょう。
寝る時間から逆算して火を消すと、最後まで楽しめる
私は、火はすぐに消えるものだと思っていました。
焚き火の火は、消えているようで消えていなかったり意外と時間がかかる作業です。
例えば22時に就寝されるのであれば、20時頃から準備をすると余裕をもって火を消すことが出来ます。
寝る時間から逆算して計画を立てると焦らず準備が出来ますね。
火を燃え尽きるのを待つ場合
寝る1~2時間前から薪を足すのをやめるようにすると、すべての薪を灰にすることができます。
火消し壷を使う場合
寝る1時間前から炭を火消し壷に入れ、容器が冷めるのを待ちます。
時間が少し短縮できるのと、入れるだけなので他の作業は必要ありません。
どちらもあらかじめ余裕を持った予定を組んでおくと焦らず、最後まで楽しむことが出来ますね。
焚き火は寝る前どうするの?知っておきたい消火方法:まとめ
- 寝る前は必ず焚き火を消す。
- 急いでいても水をかけて消すのは危険。
- 就寝の1~2時間前から逆算して予定をたてる。
いかがだったでしょうか。
よりキャンプを楽しむ時間を作って思う存分楽しんでくださいね。