デザート バームクーヘン 焚き火

焚き火でバームクーヘンを作ってみよう。コツと豆知識を伝授!

アウトドアでバームクーヘンを作ってみたいけどなんだか大変そうだし、難しそう。簡単にできる方法はないかな。

そんな疑問にお答えします。

そもそもバームクーヘン作り自体が難しそうで、なかなか手が出せない手作りおやつですよね。

ご自宅で手作りしている方も少ないんではないでしょうか。

でも実は、複雑な行程はあまりなくて、ちょっとしたコツで出来ちゃうんです。

今回はそんな難しそうなバームクーヘンをアウトドアで簡単に作れるレシピとコツをご紹介します。

 

そもそもバームクーヘンとは

しっとりとした食感にほんのり甘く、生地が何層にも重なっているのが特徴のバームクーヘン。皆さん1度は食べたことがあると思います。

結婚式の引き出物に使われたり、何かとお祝いに用いられることが多く、縁起のいい食べ物というイメージですよね。

バームクーヘンとはドイツの伝統菓子です。切り口は木の年輪のようになっており、バウムは「木」を意味し、クーヘンは「ケーキや焼き菓子」を意味するそうです。

 

バウムクーヘンとバームクーヘンの違い

皆さんどちらの表記も見たことがありますよね。

私はただの表記の違いだろうと思ってあまり気にしたことはなかったのですが、この記事を書くにあたり、無性に気になってしまい調べてみました。

するとこの二つにはなんと、明確な違いがあるそうです。

油脂はバターしか使用しない

ベーキングパウダーを使用しない

バター1、小麦粉1、砂糖1に対して卵は2とする

という厳しい決まりがあるそうです。

更に、経験を積んだ職人さんが1本1本手作りしているのがバウムクーヘン

これはドイツの国立菓子協会による定義なのだそう。

つまり、ドイツではこの厳しい条件にクリアしたものこそバウムクーヘンを名乗れるのです。

この条件を満たしていないものはバームクーヘンに分類されるようです。

とは言え、実は日本ではそんな厳格な定義は存在しないのだとか。

そこまでの厳しい条件があるのはドイツでのお話。

日本ではアレンジしたりすることが出来るので、種類も豊富にあるそうですよ。

日本で販売されているバームクーヘンは日本人の味覚に合うように作られているので、お店によって味や食感も異なるそうです。

つまり、ドイツでは明確な違いはあるものの、日本においては明確な違いはない。というのが結論のようです。

このお話もバームクーヘンを作りながらみんなに教えられたら、ちょっとした自慢になることでしょう。

「今作っているのはバウムクーヘンじゃなくてバームクーヘンだね。」なんて話しながら作ったら面白いですよね。

 

バームクーヘンを作ってみましょう

それでは、バームクーヘンにちょっとだけ詳しくなった所でさっそく焚き火バームクーヘンを作ってみましょう。

バームクーヘンの材料

  • ホットケーキミックス粉  800g
  • 卵(Mサイズ)      3個
  • 牛乳           500ml
  • バター          100g
  • 砂糖           100g

こちらの分量は目安になります。

お使いのホットケーキミックス粉によって分量は多少異なるかもしれませんので、必ず袋などを確認して、必要な分量で準備してください。

必要な物

太めの棒(少し長めの方が火傷しにくいです。)

アルミホイル

軍手や革手袋

注意

太めの棒で竹を使う方法がありますが、その際はあらかじめ竹の節ごとに穴を開けておいてください。竹は中が空洞なため爆発することがあり、大変危険です。

作り方

あらかじめバターは常温に戻しておくか、温めて少し溶かしておいてください。

1.材料をすべて混ぜて、バームクーヘンの生地を作りましょう。

2.用意しておいた太めの棒にアルミホイルを巻きつけます。私はいつも2重~3重にして巻きつけます。

3.アルミホイルを巻きつけた棒に、先ほど作ったバームクーヘンの生地を流しかけます。

巻きつけたアルミホイルに油(サラダ油やオリーブオイル)を塗って先に火にかけ、温めておくと、生地が定着しやすくなります。

4.余分な生地が落ちるので、落ち切った所で火にかけます。火力は強めの方が綺麗に焼けますが、炎に直接あてるのではなく炎から少し離して焼くのがちょうどいいです。

5.くるくると回しながら少し焦げ目が付くぐらいまで焼いていきます。1生地目など、まだ棒に生地がしっかりと定着していないうちは早めに回転させながら焼くと綺麗な丸になりやすいですよ。

6.1生地目が焼けたらまた、生地を流しかけて焼きます。

7.これを、生地が無くなるまで繰り返します。ちょっとこれは、一人でやっていると気が遠くなりそうですよね。なので、お子様や周りの方とバトンタッチしながらやると、案外あっという間に出来上がりますよ。

8.生地が全部無くなり、最後の生地が焼きあがったら出来上がりです。

出来上がったバームクーヘンを棒から外しますが、焼きあがってすぐはアツアツで生地もまだ柔らかいので30分程おいてから外すようにすると形も崩れずに取り外すことが出来ます。

バームクーヘン作りに最適な焚き火台

普通の焚き火台でも十分バームクーヘンを作ることは出来ますが、もっと手軽に出来る焚き火台をご紹介します。

・snow peak(スノーピーク)焚き火台SR ST-21

こちらの商品は、サイドに足パーツが付いていて更に高さもあるため、バームクーヘンを作るときに使う棒を乗せて焼くことが出来ます。これにより、腕への負担が軽減されて楽にバームクーヘンを焼くことができます。

コンパクトに畳むこともでき、収納袋も付いているので持ち運びにも便利です。

・LOGOS(ロゴス)くるくるクッキンググリル

こちらの商品は、完全にバームクーヘンを作るための焼き台です。

サイドに炭を入れることが出来、更に棒までセットされている優れもの。下には受け皿もあるので垂れてしまっても問題なし。

そしてなんと、これ自動で回転するんです。もう自分で回すことすらしなくていいんです。究極に簡単に本格炭焼きバームクーヘンを作れちゃう品物が、アウトドアブランドから発売されていたことに私は驚きです。

バームクーヘン以外にもシュラスコを焼いたりすることも出来るので使い勝手抜群ですね。

ただ、炭が地面に落ちてしまうのでお持ちの焚き火台の上に設置するか、直火OKな場所で調理するようにしてください。

 

焚き火でバームクーヘンを作ってみよう。コツと豆知識を伝授!まとめ

今回は、難しそうなバームクーヘンをちょっとしたコツで簡単に作れるレシピとプチ豆知識をご紹介しました。

確かに最初から綺麗な丸型を作ることは難しいと思います。

私も何度もいびつな形になりました。でも、作っていて思ったのは綺麗な丸型を作ることが目的じゃない。みんなで作って、綺麗だろうがいびつだろうが美味しく楽しく食べられたらそれでいいじゃない。が、私の結論でした。

アウトドアで作るからこそ美味しい。アウトドアで作るからこそ面白い。いびつな形になった日、その日一番みんなでお腹を抱えて笑ったことが最高の思い出です。

次のキャンプやバーベキューでは是非バームクーヘンに挑戦してみませんか?

 

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