そんな疑問にお答えします。
布面積の大きいタープは自分のキャンプサイトのイメージを大きく左右しますよね。
どうせ設営するなら美しいシルエットのタープを使いたい。そうお思いの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方におすすめなのが、実は私も一目惚れしてしまったサバティカルのタープ、ルピネです。しかしルピネに使われている素材はポリエステル。
燃えやすい素材なので焚き火の間近で使用する場合は細心の注意を払う必要がありますが、それでも欲しいと思ってしまったのがこのタープです。
この記事を読めば、一目惚れするほど美しいタープ、ルピネと焚き火を同時に楽しめるようになりますよ。
目次
サバティカルのルピネってどんなタープ?
サバティカルで取り扱う2種類のタープ。そのうちのルピネはヘキサタープ(六角形)で、MとLの2サイズ展開です。
ルピネのサンドストーンの色はとてもナチュラルで他のメーカーのキャンプギアとも合わせやすい色味です。
スペック
まずはルピネのスペックからご紹介いたします。MとLのサイズによって異なる部分に色を付けてあるので参考にしてみてくださいね。
引用:サバティカル公式サイト
Mサイズ(4人用)
本体×1 | 210Dポリエステルオックス
遮光PU加工 (耐水圧3,000mm) 撥水加工 UV加工 |
ポール×2 | A6061・Φ32mm
全長240cm |
ハンガーテープ
ローダウンテープ×各2 |
ポリプロピレン |
ペグ×8 | スチール・25cm |
8m2又ロープ×2 | ポリプロピレン・Φ4mm |
3mロープ×4 | ポリプロピレン・Φ4mm |
キャリーバッグ
ポールケース ペグ・ロープケース×各1 |
210Dポリエステルオックス |
素材 | ポリエステル |
重量 | 総重量5.1㎏
(ポール2.1㎏ ペグ0.8㎏) |
収納サイズ | L71cm×W20cm×H17cm |
Lサイズ(6人用)
本体×1 | 210Dポリエステルオックス
遮光PU加工 (耐水圧3,000mm) 撥水加工 UV加工 |
ポール×2 | A6061・Φ32mm
全長270cm |
ハンガーテープ
ローダウンテープ×各2 |
ポリプロピレン |
ペグ×8 | スチール・25cm |
9m2又ロープ×2 | ポリプロピレン・Φ4mm |
3.5mロープ×4 | ポリプロピレン・Φ4mm |
キャリーバッグ
ポールケース ペグ・ロープケース×各1 |
210Dポリエステルオックス |
素材 | ポリエステル |
重量 | 総重量6.1㎏
(ポール2.4㎏ ペグ0.8㎏) |
収納サイズ | L71cm×W22cm×H17cm |
素材について。焚き火はできるの?
ルピネの本体はポリエステル素材でできています。軽量で小さく畳めるため初心者でも扱いやすい素材です。
防水性にも優れており、表面はフッ素加工による撥水性、裏面はポリウレタン(PU)加工で耐水圧3,000mmと必要十分。
雨も溜まりにくい形状で水を吸いにくい素材のため、夜露に濡れても重さが変わりにくいのは嬉しいですね。
しかし、水に強いとは言っても濡れたままにしておいていいわけではありません。
湿ったまま保管すると裏面の加工に使われているポリウレタンの加水分解が進み、肝心の防水性が下がる原因になります。
湿ったまま撤収しなければいけないときも、帰宅したら完全に乾燥させてから収納するようにしてくださいね。
注意
加水分解が進むと表面がボロボロになったりベタベタになったりしてしまいます。
厳しい争奪戦を勝ち抜いて手に入れたタープです。高温多湿を避け、適切な管理を心がけましょう。
また、裏面のPU加工は防水性をアップさせるだけではなく遮光性もあるため、夏の日差しのまぶしさ、暑さを防いでくれます。
PU加工は他にも熱が逃げにくく温まりやすいという特徴があり、これを聞くと夏は熱いんじゃないかな、と思う方もいると思います。
しかしタープを使わずに真夏の直射日光を浴びるよりは、断然快適に過ごせるのでタープの使用をおすすめします。
寒くなるにつれて焚き火が恋しくなるものですが、このタープは防炎加工はされていないのでご注意を。
火に触れないよう気をつけていたとしても、焚き火には一酸化中毒のような目に見えない危険も潜んでいます。
焚き火をする際はタープからしっかりと距離を取り、風に舞う火の粉にも気をつけて使用してくださいね。
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充実の同梱アイテム
ルピネのおすすめポイントのひとつは、ペグやポール、ロープにハンガーテープまで同梱されていることです。
これさえあれば、いざキャンプ場でタープを立てようとしたときにペグを入れ忘れていた、なんてうっかりミスも防げます。
同梱されているペグはスチール製の25センチで扱いやすい長さですし、アルミニウムポールはリプレイスメントも公式で用意されています。
現在ルピネはAmazonなどでの取り扱いはありません。そのため、気になった方は公式サイトをチェックして下さい。
ハンガーテープも2本付属するため、ランタンを吊るす場所に困ることもありません。
ペグやポールと一口に言っても、何種類も長さや素材がある中から自分のギアと相性が良いもの、必要なものを選ぶのは難しいもの。
ポールやペグが別売りのメーカーもある中で、ルピネを買うだけで必要なものが全部揃うのは初心者の人でも安心ですね。
とはいえ取扱説明書にはペグやロープは不測の事態に備えて予備を用意しておくようにと記載されています。
何もないに越したことはありませんが、いざというときのためにしっかりと備えてキャンプを楽しみましょう。
美しいヘキサタープと焚き火を楽しむ
サバティカルの製品に限らず、ヘキサタープを紹介するサイトやSNSではその張り姿の美しさについて言及する記事が沢山ありますよね。
曲線美について
公式サイトのルピネの特徴1と2にはそれぞれ「美しいシルエット」、「美しさの秘密」が挙げられています。
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私はヘキサ(六角形)もレクタ(四角)もどちらの形のタープも持っていますが、初めてヘキサタープを張ったときに感じた美しさはよく覚えています。
ヘキサタープの特徴である外側が湾曲していることによって生まれる曲線や、メインポールの間に描かれる稜線の美しさ。
張り方にアレンジがききやすいレクタタープももちろん魅力的ではありますが、個人的にはヘキサタープが好みです。
私達は普段、直線から構成される空間で生活しています。四角い窓ガラスやドア。机などの家具も直線が多いですよね。
逆に自然界には基本的には直線は存在しないと言われています。一見真っ直ぐに見える木だって完全な直線ではありません。
キャンプや焚き火を私たちが好むのには、自然に癒されたいという気持ちが強く関わっていますよね。
また、北欧テイストのインテリアは根強い人気がありますが、そんな北欧の人気ブランドの椅子にも曲線は取り入れられています。
そして日本の伝統的な寺社仏閣にも丸窓や猪目窓といった曲線を生かした建築様式が用いられているのをご存知でしょうか。
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これらの寺社仏閣が写真に映えるスポットとして旅行サイトなどで特集が組まれているのを度々見かけます。
アクセスがあまり良くない場所にあるにも関わらず、紅葉シーズンにはたくさんの人が詰めかけるそうです。
ヘキサタープのメリットである視界の広さと布が描く曲線はこんな景色と通じるところがあるのかもしれません。
そもそも美しい構造のヘキサタープですが、サバティカルのタープはそれが特徴として挙げられるくらい美しいシルエットを追求して作られたもの。
外から張り姿を見ても、タープの中から自然を眺めても美しい。だからこそ私達はヘキサタープに惹かれてしまうのかもしれませんね。
そんなルピネの張り方と美しさを伝えてくれる動画をご紹介いたします。
レイアウトを突き詰めれば焚き火だってできる
口々にその美しさを絶賛されるルピネ。せっかく美しいタープを持っているのですから、その美しさを写真にも残してみたくなりますよね。
焚き火を愛する身としては、当然焚き火は画角に入れたい。けれどポリエステル素材のルピネの近くで火を起こすわけにはいかないというジレンマが。
結果、焚き火から距離を取ることで安全性を考えつつ、写真に映えるレイアウトを考えればいいというものすごく単純な結論に達しました。
既にルピネをお持ちの方々はどのようにキャンプサイトをレイアウトしているのかはとても参考になりました。
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ルピネに限らず、インスタグラムを拝見していて美しいと思った写真は全て以下のようなレイアウトになっていました。
手前に焚き火
中間にテーブルやイスなどの中くらいの高さのギア
奥に高さのあるタープやテント
高さを揃えて直線的に配置していることで、画角からはみ出ずに自慢のキャンプギアを写真に収めることができる上、火とタープの間の距離もばっちり。
今後はそれを意識的に作っていくことで、安全と快適さと美しさのどれも諦めない空間を作り上げていこうと思います。
タープを張るときの注意点
耐風性に優れた形状のルピネですが、タープはどうしても風の影響を受けやすいキャンプギアです。
風向きを考えた張り方をしなければなりませんし、その風向きも一定ではありません。
焚き火が風に煽られてタープに引火してしまったら、なんて想像するだけで恐ろしいですよね。
また、開放感のあるタープは構造上、上からの雨は防げても横から吹き込んで来る雨には歯が立ちません。
注意
降雪時には適していないので降雪が予想される冬場のキャンプでの使用もお控えください。
耐水性のあるルピネとはいえ、濡れたものを管理するのは手間でしかありませんし、雨風が強いときには無理せずタープの設営は諦めましょう。
ときには雨足や太陽の動きに応じてテーブルや椅子の場所を調整する必要や、いっそタープ自体を張り直したくなることがあるかもしれません。
しかし本体をたわませずに美しく張るには一定の広さが必要となるため、途中で張り直すのはおそらく難しいはず。
日によって異なる風向きや西日、テントや車、専有面積などの条件をうまく使って自分だけの最高の空間を作り上げてくださいね。
うまく配置できたときにはきっとそれだけで達成感を味わえることでしょう。
サバティカルのルピネは焚き火厳禁!それでも欲しくなる美しさの秘密:まとめ
サバティカルのヘキサタープ、ルピネについてご紹介してきました。
防炎性はないため焚き火間近での使用には不向きですが、ルピネの美しさを前にすれば、お財布の紐が緩んでしまうこと間違いなし。
注意点には気をつけつつ、美しいキャンプギアに囲まれた焚き火ライフを楽しんでくださいね。