
そのような疑問にお答えします。
キャンプの醍醐味である焚き火を楽しむために、必ず持っていくアイテムが私にはあります。
それは、アイアンテーブルです。
アイアンテーブルは、鉄製のテーブルで、火に強くて丈夫なのが特徴。
しかし、市販のアイアンテーブルは、サイズやデザインが自分の好みに合わないことも。
そこで、私は思い切って、アイアンテーブルをdiyしてみることにしました。
結論から言うと、アイアンテーブルをdiyすることは、想像以上に難しく途中で頓挫(とんざ)してしまったのです。
そこで今回は、キャンプで使うアイアンテーブルのdiyを諦めた理由を紹介していきます。
この記事を読んでわかること
アイアンテーブルの特徴
アイアンテーブルのメリット・デメリット
アイアンテーブルのdiyが難しい理由
おすすめの囲炉裏テーブル
アイアンテーブルのdiyは諦めてしまいましたが、何かキャンプギアを作る時の参考になるかもしれません。
ぜひ、最後までお付き合いください。
目次 [非表示]
「おさらい」アイアンテーブルとは、どんなキャンプギア?
アイアンテーブルをdiyしたいと思っても、まずはアイアンテーブルがどんなものなのか把握することが大切です。
アイアンテーブルに関する知識が豊富な方は、この先に進んでください。
そうでない方は、私と一緒にアイアンテーブルの基礎を学びましょう。
アイアンテーブルとは、鉄でできたテーブル
アイアンテーブルとは、鉄で作られたテーブルのことです。
鉄は丈夫で熱に強い素材なので、アウトドアでの使用にぴったり。
熱いものを置いても大丈夫なので、ダッチオーブンや直火での料理に便利ですし、メッシュタイプのものなら、五徳代わりにもなります。
アイアンテーブルは、室内にも似合うおしゃれなアイテムとしても人気です。
木の天板を合わせたものや、シンプルでかっこいいものなど、いろいろなデザインがあります。
アイアンテーブルのメリット3選
アイアンテーブルのメリットをカンタンにまとめると、次の3つになります
- 耐久性に優れている
- デザインがよい
- 使い勝手がよい
順番に説明していきます。
耐久性に優れている
鉄は熱にも強い素材なので、高温にさらされてもびくともしませんし、長年使っても変形したり割れたりする心配もいりません。
アイアンテーブルの表面には錆びを防ぐ塗装が施されていることが多いので、雨や湿気にも強くなっています。

耐久性が活きる場面は、やはり焚き火キャンプや直火調理でしょう。
焚き火キャンプでは、火のそばにテーブルを置いても大丈夫。
火花が飛んでも、焦げたり穴があいたりすることはありません。
アイアンテーブルは、鉄の素材が持つ耐久性によって、キャンプでの様々なシーンに対応できる優れたテーブルです。
私はこれまで何度もキャンプでアイアンテーブルを使ってきましたが、その頼もしさに感動しました。
デザインがよい
アイアンテーブルは鉄製の素材が特徴で、無骨でカッコいい印象を与えてくれます。
それはまるで、鍛冶屋が作ったかのような力強さと重厚感があります。
ブラックに施されたカラーは、どんな場所にもマッチする万能色。
アウトドアでは自然と調和し、インテリアでは男前な雰囲気を演出します。
リビングやダイニングでは、アイアンテーブルを中心にモダンな空間へ。
脚は細くて繊細で、洗練された雰囲気を作り出すでしょう。
木製の天板のモノを選ぶと、無骨な雰囲気から一転して、ナチュラルで温かみのある雰囲気になります。
木と鉄の組み合わせは、異素材のコントラストがおしゃれで目を引きます。
アイアンテーブルは、デザイン性が高くて機能的な素敵なテーブルです。
自分の好みや用途に合わせて、色々なタイプのアイアンテーブルを選んでみませんか?
きっと、あなたの暮らしに彩りを添えてくれるはずです。
使い勝手がよい
アイアンテーブルは鉄製の素材が特徴で、熱に強くて丈夫なテーブルです。
直火調理ができるので、キャンプやアウトドアで本格的な料理を楽しむことができ、食事や作業、荷物置きなどにも使える多用途なテーブルです。
折りたたみ式になっているので、持ち運びや収納も簡単。
しかし、鉄は熱を伝えやすい素材です。
直火調理をした後は、火傷に注意して下さい。
直接調理する際は、地面へのダメージを防ぐための対策もお忘れなく。
アイアンテーブルの2つのデメリット
アイアンテーブルのデメリットは、
- サビやすい
- 重い
です。
ポイントを絞って解説していきますね。
サビやすい
アイアンテーブルは、鉄製の素材が特徴で、熱に強くて丈夫なテーブルです。
しかし、鉄は酸素や水に触れると酸化してサビが発生します。
そのため、アイアンテーブルは特殊な塗装をしていることが多いです。
塗装はサビを防ぐとともに、見た目を良くする効果もありますが、塗装は永遠に持続するものではありません。
長期間使ったり、傷つけたりすると塗装が剥(は)がれたり、ひび割れたりします。
塗装がはがれた部分から鉄が露出すると、そこからサビが発生してしまいます。
サビは広がりやすく、放置するとアイアンテーブル全体に及び、最悪の場合、サビで鉄が腐食して朽ちてしまうことも。
サビて腐食しないためにも、使用後の手入れが大切になります。
使用後の手入れは次の通り。
- 定期的に手入れをして汚れを落としておくこと。
通常の汚れは乾拭きがおすすめですが、水アカや油汚れが付着したときは中性洗剤を使い水拭きをしましょう。 - サビが発生してしまった場合は、早めに対処しましょう。
軽度のサビならば、研磨剤やサンドペーパーなどでこすって落とせます。
ひどいサビの場合は、再塗装を検討しましょう。
アイアンテーブルはサビやすいというデメリットがありますが、適切な手入れをすれば長く使える素敵なテーブルです。
ぜひこの機会に、アイアンテーブルの手入れ方法を、覚えてください。
重い
アイアンテーブルは、木製のテーブルよりも重量があるので、持ち運びや移動が大変です。
特にキャンプなどの場合は、設置や撤収の際に重さを感じることが多いでしょう。
また、インテリアとして室内で使う場合も、床に傷をつける可能性が高くなります。
アイアンテーブルの重さは、脚の太さや素材によって異なりますが、一般的には2kg~5kg以上のものが多いです。
木製のテーブルは約1kg~2kg。
木製のテーブルと比べると、約2倍~3倍ほど重いと言えます。
この重さは、設置や撤収の際に負担になります。
キャンプ場に着いた時は元気で気にならないかもしれませんが、帰りは疲れ果てています。
そんな時に重量のあるテーブルを運ぶと、体はへとへとになります。
そのため、アイアンテーブルを選ぶ際には、自分の用途や環境に合ったものを選ぶことが大切です。
アイアンテーブルをdiyできるか検証
結論から言うと、私はアイアンテーブルをdiyすることは推奨しません。
なぜなら、私たち素人がdiyするには難しすぎるからです。
アイアンテーブルをdiyするのが難しい理由を、3つの項目から解説していきます。
設計
diyでは、設計が重要な工程です。
設計が適切であれば、製作や仕上げも円滑に進みますし、完成品も優秀なものになります。
アイアンテーブルを作る際には、耐火性と強度が必要不可欠な要素。
耐火性はスチールを選択することでクリアできますが、強度はどうでしょうか。
強度は材料の種類や厚みに依存しますので、強度を正確に計算するには、専門的な知識が必要です。
例えば、材料。
スチールには炭素鋼や合金鋼などの一般生活では耳にしない種類があり、それぞれに強度や特性が異なります。
どれを選べばいいのか分かりません。
厚みに関しては、一般的に厚くすれば強度は増しますが、重量も増します。
逆に薄くすれば軽量化できますが、強度は低下。
軽さを優先して薄すぎる材料を使うと、使用中に破損するリスクもあります。
また、材料はどこで購入すればいいのでしょうか。
設計だけでも、前途多難です。
部品製作
設計が完了したと仮定しましょう。
次のステップは、部品製作です。
金属を切るや曲げるなどの加工は、人の力だけでは不可能です。
特殊な道具が、必要になってきます。
金属板を切断するには、グラインダーが必要ですし、穴を開けるにはドリルが必要です。
道具は高価なものが多く、一度だけの使用ではコストパフォーマンスが悪いです。
仕上げ
仕上げは、設計と同様に重要なファクターです。
スチールはサビやすいので、防錆処理が必要。
さらに、火の近くで使うアイアンテーブルは、耐火性も高くする必要があります。

それは、市販のアイアンテーブルは、「粉末塗装」や「焼付塗装」という耐火性と防錆性に優れた塗装がされているからです。
これらの塗装は、専門的な技術や設備が必要で、diyでは困難です。
代替案として、防錆スプレーを使うこともできますが、塗りムラやベタつきが問題になるかもしれませんし、油性なので火気に注意が必要です。
鉄という材質が、diyするのにこんなに苦労するとは思いませんでした。
アイアンテーブルをdiyしたい人は、ホームセンターに相談
アイアンテーブルをdiyするのは大変ですが、それでも挑戦したい人はホームセンターで助けを求める方法もあります。
どんなことを聞けばいいのでしょうか。
重要なポイントをまとめて解説していきます。
金属加工のサービス内容
ホームセンターでは、金属の切断、曲げ、穴あけなどができます。
ただし、店舗や金属の種類、寸法、精度によっては加工できない場合もあるので事前に確認することが大切です。
持ち込み加工は、アルミニウム、ステンレス、鉄などが対象。
切断や曲げ、穴あけ、溶接などカンタンな作業などはできますが、磨きなどの特殊な加工や高精度が必要なら、金属加工の専門家に相談してください。
加工の依頼方法
ホームセンターでの手続きは簡単で、金属材料の種類と加工内容をスタッフに伝えるだけです。
ただし、金属材料のサイズや重量によっては、搬入方法や道具の準備が必要な場合がありますので、事前にホームセンターに相談してから持ち込んでください。
ホームセンター以外にも、専門的な金属加工サービスを行っている業者があります。
専門業者の利用には、技術力や精度、特殊加工の可能性、納期や品質の信頼性などのメリットがありますが、1点ものですと断られてしまうケースもあります。
インターネットで加工先検索
ホームセンターでは対応できない金属加工の場合、インターネットで検索して依頼先を見つけてみましょう。
「金属加工 個人」などで検索すると、個人事業主から大手企業まで幅広く表示されます。
依頼先を選ぶ際には、自分の要望に合った企業を見極めることが大切です。
相談は可能ですが、設計は依頼者が行う必要があります。
設計は得意だが加工は苦手という方にはおすすめですが、初心者には難しいかもしれませんね。
「diyを諦めた君へ!」おすすめのアイアンテーブル3選
アイアンテーブルのdiyは、ホームセンターに頼んでも大変なことですよね。
そこで、市販のアイアンテーブルを選んでみるのはどうでしょうか?
早速、いろいろな種類のアイアンテーブルをチェックしてみましょう
スチールワークスFDテーブル/テントファクトリー
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出典:Instagram
「スチール製メッシュテーブル」は、ロースタイルやソロキャンプなどのキャンプスタイルにぴったりのテーブルです。
多くのブランドがこのタイプのテーブルを販売していますが、最初に開発したのはテントファクトリーでした。
テントファクトリーが誕生したころは、ダッチオーブンやスキレットで料理するのがキャンプの定番。
しかし、当時のテーブルは天板が木製や合板でできていたため、熱い鍋を置くと焦げてしまったり、天板が変形してしまったのです。
そこでテントファクトリーは、アメリカ西部開拓時代に使われていた「ファイアストーブ」というアイデアを参考に、日本のキャンプ環境に合わせて大きくしてテーブルを開発したのです。
「スチールワークスFDテーブル」の誕生の瞬間でした。
スチールワークスFDテーブルなら、熱くなったダッチオーブンやスキレットをそのまま置いても大丈夫。
これにより、ダッチオーブンやスキレットを安定させて調理することができます。
天板は「ラス網」という金網でできています。
これは、強度が高くて曲がりにくく、滑り止め効果もあります。
そのため、地面が傾いていても鍋や食器が落ちる心配はありません。
カラーバリエーションはブラック、レッド、モスグリーンの3色で豊富。
自分の好きな色でコーディネートすることができます。
キャンプサイトに色とりどりの雰囲気を作り出し、気分を盛り上げてくれるでしょう。
SPEC
サイズ
使用時:幅45㎝×奥行40㎝×高さ26㎝
重量:2.8㎏
耐荷重:20㎏
カラー:ブラック・レッド・モスグリーン
スチールワークスFDテーブルと、他のメーカのアイアンテーブルを見比べている動画です。
黒のアイアンテーブルの中にあるスチールワークスFDテーブルのレッドは、とても目につきます。
出典:YouTube
昭和の無骨テーブル/TAKIBIBASE
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昭和の無骨テーブルは、キャンプに有ったら便利な2段式の鉄製テーブルです。
下の棚には、鍋やカトラリーなどの必需品をすっきりと収納でき、上の天板には、美味しい料理や飲み物を並べて楽しめます。
このテーブルの一番の魅力は、折り畳んでコンパクトに収納できること。
場所を取らないので、車にも簡単に積めます。
下棚はストッパーとしても機能し、足がぐらつくことがありません。
安定感抜群で、安心して使えます。
テーブルの高さは21センチと低めで、ゆったりとしたキャンプスタイルにぴったりです。
すこし、渋いオジサンを演出したい時もあるでしょう。
忙しい社会から抜け出して、心を落ち着かせたい時もありますね。
そんな時は、昭和の無骨テーブルをもってキャンプに出掛けて下さい。
昭和の無骨テーブルのマットな仕上がりが、昭和時代の無骨な雰囲気を演出し、その願いをかなえてくれます。
テーブルは、汚れてもかまわないくらい頑丈です。
サイドにはシェラカップを掛けることができる穴があり、キャンプの雰囲気をさらに盛りあげてくれるでしょう。
付属の収納袋にはタキビベースのロゴがセンターに入っており、オシャレ感も抜群です。
SPEC
サイズ
使用時:幅60㎝×奥行35㎝×高さ21㎝
収納時:幅62㎝×奥行37㎝×厚み5㎝
重量:2.5㎏
昭和の無骨テーブルを紹介している動画です。
名前の通り「古き良き昭和の時代」を感じさせてくれる演出となっています。
昭和世代には、心に響く動画ですね。
出典:YouTube
焚き火テーブル/YOLER
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出典:Instagram
YOLERは、2015年に設立されたアウトドアブランド。
キャンプ好きな人々のために、快適で便利なアイテムを研究開発しています。
その中でも焚き火テーブルは、キャンプでも家でも使える多機能テーブルとして人気です。
焚き火テーブルの特徴は、折りたたみ式でコンパクトに収納できること。
折りたたんだ時の厚さはわずか2cmで、わずかな隙間でも収納できます。
YOLERの焚き火テーブルは、スチール製で汚れに強いので、どんな使い方をしても簡単にキレイになります。
薪や炭を乗せたり、食べ物や飲み物をこぼしたりしても、サッと拭くだけでOK。
だから、思い切り楽しむことができるのです。
キャンプでは、焚き火で作った美味しい料理を仲間と分かち合ったり、ランタンの灯りと星空のコントラストを楽しんだりできます。
家のベランダでは、花や植物を飾って自然を感じることも。
YOLERの焚き火テーブルは、どんな場面でもあなたの暮らしに彩りを添えるテーブルなのです。
SPEC
サイズ
使用時:幅55㎝×奥行30㎝×高さ15㎝
収納時:幅55㎝×奥行30㎝×厚み2㎝
重量:1.5㎏
耐荷重:20㎏
「キャンプで使うアイアンテーブルのdiyは無理?」その理由とは:まとめ
まとめとしまして、
- 「おさらい」アイアンテーブルとは、どんなキャンプギア?
- アイアンテーブルをdiyできるか検証
- アイアンテーブルをdiyしたい人は、ホームセンターに相談
- 「diyを諦めた君へ!」おすすめのアイアンテーブル3選
を、紹介してきました。
キャンプで使うアイアンテーブルをdiyすることは、難しいということが分かりました。
アイアンテーブルは、diyしなくてもオリジナリティ溢(あふ)れるものがたくさんあります。
アイアンテーブルを選ぶときは、自分の用途や環境に合ったものを探してみましょう。
そうすれば、diyした時よりも自分らしい空間を作ることができ、キャンプが待ち遠しくなりますよ。