そんな疑問にお答えします。
囲炉裏は暖をとったり、料理をしたり、みんなと会話を楽しむもの。
昔は家に囲炉裏があったようですが、今では暖や料理をするには電化製品が主流となり、火を囲んで会話するのも家の中ではほとんど見られなくなってしまいました。
なぜほとんど見られなくなってしまったのでしょうか?
やはり火を灯していると不注意から火事になってしまう事で段々と囲炉裏が家の中から消え去ってしまったのでしょうか?
でも、最近になり囲炉裏と言う物を家の中で楽しみたい方々がポツリと見え始めているようです。
ですが、昔の家と現在の家の造りは違うと思いますので、現在の家の造りで囲炉裏をしようともなれば何か不都合な事が起こるのではないでしょうか?
みなさんはどう思いますか?
ここでわかる事は
- 昔と今との家の作りの違い
- 室内で火を使うには内装制限がある
- 室内で火のやすらぎを求めたい方へのおすすめアイテム
外でも中でも火のやすらぎを求めたいですよね。
そんな想いに少しでもお役に立てたらと思います。
最後まで読んでいただけると嬉しいです。
目次
換気の重要性
いつも何気に家で料理をする為に火を使ったりしていますね。
最近ではオール電化のお家もあるので火を見ない方もいらっしゃいます。
キッチンにはガスコンロがあって、換気扇があって。
火を使っていてもちゃんと換気されているので換気の重要性なんて考えもしませんでした。
ではキッチン以外の室内で火を使う場合はどうしたらいいでしょうか?
室内でも火を囲んで、楽しく調理したり話をしたりしたいのにな~。
= 呼吸していた昔の家 =
木材や紙など天然材料で建てられた昔の家は、いつも自然に呼吸(換気)していました。
アルミサッシ等の登場で、家の気密性が高まってきたのです。
それに加え、開放型暖房機が普及し、室内換気の重要性が高まりました。
= 呼吸できない今の家 =
気密性・断熱性が高まったことにより、冷暖房効果や防音性、プライバシーが向上しました。その反面、自然換気が減り、計画的な換気が必要となりました。
換気不足の影響
*人がいるだけで発生する炭酸ガス
*人が呼吸するだけで吐き出される二酸化炭素。
気密性の高い部屋では自然とその濃度が高まり、息苦しさや頭痛を引き起こす原因になります。
また、ガスや石油ストーブなど開放形の暖房器具は、一酸化炭素中毒を招く危険があります。
主な汚染物質
- 二酸化炭素(CO2)
- 一酸化炭素(CO)
- 窒素酸化物
- ホルムアルデヒド
- 揮発性有機化合物(VOC)
したがって、今の家の室内では窓を開けて換気する方法と、十分な換気設備を設置した換気方法が必要になります。
むしろ、換気設備が整っていれば、心配する必要がないのです。
また、気密の高い部屋での一酸化炭素も気になる所なので、検知できる設備もあると安心ですね。
換気設備
換気扇による強制換気が一般的ですが、給気設備からの冷たい空気を入れたくない場合は、熱交換型の換気設備があるといいです。
換気設備には3種類あります。
参考になさってください。
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換気以外にも注意する事とは
新築の計画の中で、囲炉裏を置く計画があるのであれば、内装制限をしっかりと厳守し、換気設備を整えることをお勧めします。
新築後に囲炉裏を置く方もいらっしゃいますが、家の中で火を使用することは一緒ですので、十分に注意しなければいけません。
= 内装制限 =
内装制限とは建物内部で火災が発生した場合、内装が激しく燃えることで、火災が広がったり有害なガスを発生したりして内部にいる人間の避難を妨げる状況がないよう、内装に関する規定を設けてそれを制限することをいいます。
室内に囲炉裏を設営する場合は、囲炉裏の大きさは一辺が90㎝以下のもの。
また、囲炉裏の端面から95㎝の範囲内は、特定不燃材を使用します。
囲炉裏の場合、内装制限範囲は二段階にわかれています。
囲炉裏から高さ130cm、水平距離95cmの範囲が特定不燃材料の範囲。
囲炉裏からの高さ290cm、水平距離150cmの範囲が難燃材料または木材で仕上げる範囲です。
- 難燃材料 ⇒ 5分間、不燃性能が継続する材料のこと。
- 準不燃材料 ⇒ 10分間、不燃性能が継続する材料のこと。
- 不燃材料 ⇒ 20分間、不燃性能が継続する材料のこと。
- 特定不燃材:不燃材の中でも特に燃えにくい素材の事。
「不燃性能」とは、火災による加熱時に以下の基準を満たすことを意味します。
- 燃焼しないもの
- 損傷を受けないもの
- 煙またはガスを発生しないもの
不燃材料と準不燃材料と難燃材料の違いは、燃え始めるまでの時間の違いがあるだけです。
難燃材料の具体的な材質
- 難燃合板で厚さ5.5㎜以上のもの
- 厚さ7㎜以上のせっこうボード(ボード用原紙の厚さが0.5㎜以下のもの)
準不燃材料の具体的な素材
- 厚さ9㎜以上のせっこうボード(ボード用原紙の厚さ0.6㎜以下のもの)
- 厚さ15㎜以上の木毛セメント板
- 厚さ9㎜以上の硬質木片セメント板(かさ比重0.9以上のもの)
- 厚さ30㎜以上の木片セメント板(かさ比重0.5以上のもの)
- 厚さ6㎜以上のパルプセメント板
不燃材料の具体名
- コンクリート
- れんが
- 瓦
- 陶磁器質タイル
- 繊維強化セメント板
- 厚さが3㎜以上のガラス繊維混入セメント板
- 厚さが5㎜以上の繊維混入ケイ酸カルシウム板
- 鉄鋼
- アルミニウム
- 金属板
- ガラス
- モルタル
- しっくい
- 石
- 厚さが12㎜以上のせっこうボード(ボード用原紙の厚さが0.6㎜以下のものに限る。)
- ロックウール
- グラスウール板
特定不燃材は9.アルミニウムと11.ガラスを除外した物です。
囲炉裏を設置するには内装制限があって色々と難しそうですが、置き囲炉裏や囲炉裏テーブルは、火鉢やカセットコンロと同じで、内装制限の対象外と考えられます。
囲炉裏は内装制限、囲炉裏テーブルは内装制限対象外?
どこからが特定不燃材でどこから…私には難しいです。
囲炉裏テーブルなら問題なくできそうですが、キッチン以外で火を使うのはやはりちょっと怖いかもしれないですね。
なので、火を使う場合はキャンプ場やお庭で使うのが良さそうですね。
お庭の場合は煙やニオイが出ますので、ご近所さんの了解を得た方が良さそうです。
でも火のやすらぎを部屋の中でも感じたい!!と思ってる方はこちらをおすすめします!
火のやすらぎを感じるアイテム
= LOVINFLAME(ラヴィンフレーム)セラミックキャンドル・クラシック =
- サイズ:φ90xH73mm
- 重量:約272g
- 灯火時間:3.5時間/130ml
- 素材:ガラス、ステンレスほか
- カラー:ホワイト、ブラック
- 安全上の注意:専用燃料以外は使用しないでください。
【特徴】
安全:引火点104℃の、簡単に燃えない燃料
クリーンな燃焼:水蒸気とCO2のみを排出、有害物質を発散しません。
無臭:燃焼中は無臭で無煙
携帯性:持ち運び可能なデザインで、様々な場所で使用可能
耐久性:芯は耐久性の高いステンレス
耐風性:風が吹いても炎が消えにくい
※安全のため、LOVINFLAME専用燃料(別売り)をお使いください。
LOVINFLAME(ラヴィンフレーム)専用燃料1L UUB11000
引火点が104℃と非常に高いため、こぼれても他に燃え移る心配が少なく、 延焼しにくい安全仕様となっています。
水溶性で水蒸気とCO2を排出し有害物質が発生せず、煙、臭いの発生が少ない燃料です。
= Stadler Form (スタドラフォーム) Ben 加湿器=
- サイズ:W33.8×D13.4×H20.6cm
- 重量:約1.7kg
- 素材:本体:ABS樹脂、ポリプロピレン
- 適応面積:約10平方メートル(約6 畳)/加湿出力最大200ml/h
- 稼働時間:最大約3 日
- タンク容量:2.5L
- 電圧:100-240V / 50 / 60HzL
- 消費電力:24W
- 騒音レベル:27ー30 dB(A)
- 12時間当たりの電気代(MAX運転時):約7.6 円
= WoodWick (ウッドウイック) ハースウイックアロマキャンドル =
- サイズ:約190×120×高さ90mm
- 重量:約1420g
- 材質 :木製芯/ガラス/パラフィン
- 燃焼時間 :約40時間
暖炉のような心地よいはぜる音と高品質な香りのハーモニーでリラックス
注意
- 連続燃焼は3~4時間までにしてください。
- 性質上ロウが溶けやすいため、日の当たる場所や高温多湿を避けてご利用ください。
室内で火を囲む囲炉裏テーブルは制限あり!?換気以外の注意点とは!:まとめ
- 換気の重要性
- 換気以外にも注意する事とは
- 火のやすらぎを感じるアイテム
いかがでしたでしょうか?
室内での火気使用時には内装制限があるって事を今回初めて知りました。
とても勉強になりますね。