そんな疑問にお答えします。
私がブランケットを初めて使ったのは、友人と冬キャンに行った時です。
その日は北風が強く、私は寒さで「ガタガタ」と震えていました。
その姿を見ていた友人は、こう言ってカバンの中からブランケットを取り出します。
「これ使ってみて。あったかいんだからぁ。」
早速、友人からブランケットを借り、羽織ってみることに。
「あっ、確かに暖かい。」
ブランケットの暖かさを身をもって体験でき、友人のさりげない心遣いに心が温まりました。
この記事では、ポストジェネラルのブランケットと、ブランケットの使い方について紹介しています。
最後まで読んでいけば、ポストジェネラルのブランケットについて詳しくなるだけでなく、アウトドアでのブランケットの使い方をマスターできます。
ぜひ、次回のキャンプで試してみて下さい。
目次
知っておこう‼ブランケットの素材
ブランケットと一言で言っても、色々な素材があります。
なぜ、こんなにたくさんの素材を使用しているのでしょうか。
それは、目的によって素材を使い分けているからです。
フリース
冬に必要になるフリース素材のアウター。
フリースは、ポリエステルの繊維を軽い布生地に織り込まれている形で、起毛処理がされています。
起毛処理が施されている為、モコモコの肌触りで柔らかく、保温性と等質性に優れている生地です。
起毛処理がされているフリースは、繊維と繊維の間に空気の層を持つので、暖かさを保つことができます。
温かさを保つと同時に、水分を素早く吸って早く乾く特徴があり、ムレや、べたつきなどの不快感を軽減してくれます。
優れた素材だと思いきや、実は火や摩擦に弱い素材でもあるのです。
焚き火の火の粉などの小さな火でも穴が開きますし、何回も使用すると毛玉が発生しやすいです。
アウトドアで使用する場合は、火に近づけないようにしましょう。
ダウン
ダウンを使用した布団は軽くて暖かくて、私にとっては冬には無くては困るアイテムの1つです。
ダウンは、水鳥の羽根と羽根の間に生えている球状になった綿毛(ダウンホール)の事を指します。
ダウンの一番の特徴は、軽くて温かい事です。
軽さと温かさをとったら、ダウンの右に出るものはありません。
また、ダウンは非常にコンパクトに収納できるので、持ち歩くシーンに役に立ちます。
ダウンには、水にぬれると空気を保持することができず保温性を失うデメリットもあります。
ウール
飼われている羊の毛は生え変わらないので、人間が刈ってあげないと「モコモコのダルマ」になるってことを知っていましたか。
そんな羊の毛で出来ているウールは、保温性、吸湿性に優れ、しわになりにくく汚れもつきにくい。
更に、抗菌、消臭効果も繊維自体が持っているスーパー高機能な素材です。
そんな高機能素材のウールでも、水には弱いです。
水に濡れたり、洗濯すると縮んだり、毛玉ができる事も。
ウールを洗濯する時は、手洗いと平干しのセットで行いましょう。
コットン
コットンは通気性や吸水性がよい為、夏の暑い時期に適した涼しい素材です。
そんなことはありません。
コットンは、保温性も優れていて冬は逆に温かいのです。
しかも、肌触りがよく皮膚への刺激が少ないので、皮膚の弱い人におすすめの素材でもあるのです。
火に近くで使用しても大丈夫。
繊維が密に編まれている為火にも強く、火の粉が飛んできても穴は開きません。
コットンは、オールシーズン使えて、火にも強い優れた素材です。
化学繊維
化学繊維は、主に合成繊維と再生繊維の2種類に分けることができます。
石油を原料とするポリエステル・ナイロンは合成繊維。
天然の木材などを原料としているレーヨンやテンセルは、再生繊維となります。
化学繊維の特徴は、価格が非常にリーズナブルで、取り扱いが簡単なことです。
自宅の洗濯機で洗っても、伸び縮みせず乾きも早い。
しかし、吸水性が悪く蒸れやすいというデメリットも持ち合わせています。
アレルギーを持っている人や肌が弱い人は、注意が必要な素材です。
何通りもあるブランケットの使い方
皆さんは、ブランケットをどのように使用していますか。
ブランケットには何種類の使い方があり、私たちが知っている使い方からアウトドアで便利な使い方まで。
使い方を学んで今年の冬は、暖かく過ごしましょう。
肩掛け
肩こりや頭痛は、肩の血行が悪くなった時や、筋肉が萎縮した時に起こりやすいです。
肩こりや頭痛がひどい時は、ダウン素材のブラケットを肩にかけてみましょう。
軽い素材の為肩の負担も少なく、保温効果も高いのですぐに温まり、熱を逃がしません。
肩だけではなく、首も一緒に温めてあげると効果抜群です。
首には寒さを感じるセンサーがあり、首を温めると手足の血流量がアップ。
血流量が増えると、体が温まったと脳が判断し、萎縮していた筋肉や血管をほぐしてくれます。
また、首の後ろには「風門」「風池」「風府」などのツボがあり、このツボを温めると体中がポッカポッカになります。
腰巻き
腰に巻く使い方です。
腰に巻くことにより、腰はもちろん下半身全体を温めてくれます。
また、腰に巻くことで腰をサポートしてくれて腰痛予防に。
ブランケットを腰に巻く一番のメリットは、おなか周りのお肉を隠してくれることではないでしょうか。
「最近、ちょっとおなかが出てきたな。」と思ったら、腰にブランケットを巻いてみましょう。
あら、不思議。
出てきたお腹のお肉が隠れてスタイルのいい人に早変わりします。
腰は身体の要ですから、ブランケットを使いしっかり温めておきましょう。
ひざ掛け
一番オーソドックスな使い方ではないでしょうか。
太ももには太い血管があり、その血管をブランケットで温めれば下半身が温まります。
コタツでも下半身は温められますが、電気代がかかります。
しかも、コタツには魔物が住んでいますので、眠気が襲ってきたりすることも。
その点ブランケットを使用すれば、エコでほのかに下半身を温めてくれます。
頭寒足熱という四字熟語があるように、ブランケットは下半身だけを温めますので、頭はシャキッとして作業がはかどります。
ハンドピロー
リモートワークが増えてきて、パソコンに向かう時間が増えました。
キーボードを打っていると手が疲れてきます。
「手が疲れたな。」と感じた時は、ブランケットをくるくると丸めて、手の下に置いてみましょう。
丸めたブランケットがクッションの代わりになり、手を癒してくれます。
硬いのが好みの人はブランケットをきつく巻く。
柔らかめが好きな人は、ブランケットをふんわり優しく巻く。
自分好みの硬さに調節して、使用してみましょう。
テントのインナーマット
テントのインナーマットにもブランケットは使用できます。
テントのインナーマットに使用する場合、おススメの素材はコットンです。
コットンという素材は厚みがあり、地面のデコボコを和らげてくれるクッションの役割を果たしてくれます。
保温性に優れていますので、地面の冷気をシャットアウト。
しかも、通気性と吸収性に優れていますので、長時間座っていても蒸れません。
ブランケットを1枚下に引くだけで、地面から冷気を遮断するだけではなく、快適な空間を作ってくれます。
チェアカバー
チェアカバーが必要になった時は、ブランケットをチェアカバー代わりに使用してみましょう。
使い方は簡単で、イスに「フワッ」とブランケットをかけるだけです。
冬は、フリース素材のブランケットをイスにかける。
フリース素材の特有のモコモコが肌に触れ、気持ちいいです。
夏は、化学繊維のブランケットを使用する。
涼しく感じられますし、汚れてもすぐに洗濯でき清潔さを保てます。
「検証」ポストジェネラルのブランケット
ポストジェネラルのブランケットは「ミルブランケット」と言います。
ミルブランケットは、どのシーンで最も活躍するでしょうか。
一緒に考えていきましょう。
外観はどんな感じ?
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形はオーソドックスな四角の形です。
サイズは、幅1000㎜×高さ1800㎜と少し大きめ。
この大きさですと、2つに畳んでひざ掛けにしたり、羽織ったりと何でもできます。
色は、オリーブカーキ、ライトブラウンとグレーの3種類。
どの色も飽きの来ない落ち着いた色で、どのシーンにも合いそうな色です。
刺繡(ししゅう)のロゴが、ワンポイントになり、他のブランケットより目立つこと間違いありません。
素材は何を使用している?
ミルブランケットの素材は次の通りです。
リサイクルウール70%
ポリエステル20%
ナイロン5%
アクリル5%
「うーん、実に面白い。」と、言いたくなるような配合です。
この配合から考えられることは、火に強いウールを多く使用している為、アウトドアに使用することを意識したと考えられます。
ウール100%ですと重たく感じ、値段も高くなってしまう。
そこで、化学繊維を織り混むことで、重量は出来る限り軽くし、価格はリーズナブルにしようとした努力ではないでしょうか。
アクリルを織り込ませることで、コットン以上のふっくら柔らかい風合いと暖かさを表現させようとしたのだと思われます。
総合的に判断すると
ポストジェネラルのブランケット、「ミルブランケット」はアウトドアで使用した方が、ベストではないでしょうか。
素材にウールを使用することで火にも強く、焚き火の近くで使用しても安心です。
地面からの冷気を防ぐために地面に敷いても、寒さから身を守る為羽織っても丁度いい大きさ。
カラーも周りの景色と同調する色で、よりキャンプを楽しませてくれます。
刺繍のロゴを見せるようにミルブランケットを使用すればオシャレで、他のキャンプギアより1歩進んだキャンプギアになるはず。
もちろん、室内で使用しても問題はありません。
使いたい場所で、自分のスタイルで使う。
これが、一番ベストな使い方ですね。
アウトドアでも使えるブランケット3選
アウトドアでも使用できるブランケットは、どのようなものがあるのでしょうか。
アウトドアメーカーだけあって、アウトドアで便利に使えるようによく工夫されています。
ぜひ、ポストジェネラルのブランケットと見比べてみて下さい。
見比べることで、それぞれのメーカーの特徴がよくわかります。
フリースシュラフ/ロゴス
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肌触りがモコモコのフリース素材のブランケットです。
ジッパーがついていて、ジッパーを閉じると寝袋に早変わり。
新デザインのナバホ柄が周りの景色とケンカせず、いい味を醸(かも)し出しています。
フリースシュラフを2つ用意してください。
ジッパーで連結できますので、大きめのブランケットとして使用できます。
汚した時は洗濯機へポン。
簡単に洗う事が出来ますので、汚れを気にせず使用できます。
SPEC
サイズ
使用時:幅80㎝×奥行190㎝
収納時:幅18㎝×探さ38㎝
重量:770g
素材:ポリエステルフリース
ダウンスリーピングラップ/モンベル
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「あれっ、これ寝袋ではないの?」
寝袋と誤解してしまいそうな形をしているモンベールのダウンスリーピングラップ。
モンベルのダウンスリーピングラップは寝袋でもあり、ブランケットでもあるのです。
普段は広げてブランケットとして使用します。
中綿には超高品質の800フィルパワーのEXダウンを使用。
表地には撥水性のナイロンを使用することで、急な雨でも中綿のダウンを濡らすことなく使用できます。
眠たくなった時は、ダウンスリーピングラップの端についているホックをとめ、寝袋として使用しましょう。
ダウンスリーピングラップを使用しなくなった時は、付属のストリージバックに詰め込めばコンパクトに収納できます。
持ち運びが楽なのは当たり前ですが、クッションとしても使用できるところが嬉しいです。
フィルパワーとは
ダウンが持つ「かさ高さ」を、inc3/30gという単位で示したものです。
数値が大きければ大きいほど大きく膨らみます。
一般的に550~700フィルパワーは良質ダウン。
700フィルパワー以上のものが高品質ダウンと言われています。
SPEC
素材
表地:10デニール・バリスティック エアライト®ナイロン[はっ水加工・帯電防止加工]
中綿:800フィルパワー・EXダウン
重量:346g ※スタッフバッグを含む総重量です。
カラー:オレンジ(BTOG)、ネイビー(DKNV)
サイズ
使用時:長さ199㎝×幅114cm
収納時:直径11×22cm(1.7L)
オリジナルパフィーブランケット/ランプル
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アウトドア史上最強のブランケットと言われるオリジナルパフィーブランケット。
最強と言われる理由は以下の3つです。
ブランケットの性能を超越した、ハイスペックな素材
豊富なサイズ
柄はとにかく豊富
1つ1つ詳しく見ていきましょう。
ブランケットの性能を超越した、ハイスペックな素材
ランプルのブランケットは、ナイロン製です。
ナイロンと言ってもただのナイロンではありません。
シュラフやアウトドアウェアに用いられる、強度抜群のリップストップナイロンです。
リップストップナイロンは、引き裂きや破れに強く防水性も高いという特徴があります。
さらにDWR(耐久・撥水性)コーティングをすることにより雑菌や臭いを防止します。
汚れても洗濯機でも洗えて、乾燥器にもかけられる、主婦の味方のブランケットです。
豊富なサイズ
サイズは3タイプ扱っていて、一番小さいサイズで127㎝×178㎝。
身長180㎝の私でもちゃんと包みこんで温めてくれます。
ソロ用として137㎝×203㎝。
2人用として224㎝×213㎝を用意しています。
ソロ用、家族用と使い分けが出来るところが嬉しいポイントです。
柄はとにかく豊富
ネイティブ柄やグラデーションといった、いろいろな柄がラインナップされています。
目が痛くなるようなビビッドな色味から、周りの景色と同化する落ち着いたカラーまで、色調も様々です。
柄は波や森林など自然をモチーフとしたものが多く、アウトドアシーンにバッチリ。
グリーン・カーキ・モカなど、男性が羽織っても違和感がないような色味や柄もたくさんあります。
大自然の森の中、オリジナルパフィーブランケットだけでファッションショーをしてみるのも面白いかもしれません。
ポストジェネラルのブランケットはアウトドア用?その理由とは‼:まとめ
まとめとしまして
- 知っておこう‼ブランケットの素材
- 何通りもあるブランケットの使い方
- 「検証」ポストジェネラルのブランケット
- アウトドアでも使えるブランケット3選
をご紹介してきました。
ブランケットと一言で言っても、素材や使い方も沢山あります。
キャンプの際に使用するブランケットは、自分のキャンプスタイルに合わせて、素材と使い方を選ぶことが大切です。
自分に合ったブランケットをチョイスし、今年の冬は暖かく過ごしましょう。