そんな疑問にお答えします。
焚き火に慣れてくると、ソロキャンプにも挑戦したくなりますよね。
しかしソロの焚き火台は市販の薪が入らないため、薪を切る必要があります。
「薪を切らないといけない」と聞くとハードルが高く感じるかもしれません。
私も最初はそう思っていたのですが、実は意外と簡単に薪を切ることが出来ます。
1度覚えてしまえば簡単なので、覚えておくと普段のキャンプにも役立ちますよ。
この記事では初心者の方でも出来る薪の切り方から着火方法まで道具もあわせてご紹介します。
ぜひ参考にしてくださいね。
目次
薪を切るならノコギリがおすすめ
薪を切る道具は主に3種類あります。
薪を切る道具
- オノ
- ナタ
- ノコギリ
薪を切ったり割ったりする道具といえばオノをイメージする方も多いのではないでしょうか。
オノやナタは使い方を知らずに薪を切ろうとすると、自分の身体に当たり大怪我をする可能性があります。
はじめてのソロキャンプで怪我をするのは避けたいですよね。
薪を切るなら初心者にも扱いやすいノコギリを選びましょう。
普段使わないものなので、見た目だけでは違いがよく分からないですよね。
適当に選んでしまうと薪を切るのにとても時間がかかってしまい、焚き火を楽しむ時間が減ってしまいます。
2つのポイントを押さえておくと、ストレスなく薪を切ることが出来ます。
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1刃の長さ
薪を切るのに使うノコギリは、130~180mmのものがおすすめ。
薪の太さより短すぎず、長すぎないものを選ぶと使いやすいですよ。
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2コンパクト
折りたためるものだとソロキャンプでも持ち運びがしやすいので、折り畳み式を選ぶと便利です。
おすすめのナイフ
サムライ 騎士
- 価格:2,473円
- ブレードの長さ:180mm
- サイズ:32.5×10×3cm
他のノコギリと比べ物にならないほど、切れ味のいいサムライのノコギリ。
薪を切る時にノコギリがぐにゃっと曲がったり、木くずで引っかかったりすることありませんか。
スムーズに切りたいのに何度も引っかかてしまうと、体力が消耗してしまいます。
力をいれなくてもサクサク切れるので、とてもファンが多いブランドです。
薪を切るのが面倒くさいなと思っている方もぜひ試してみてください。
切りやすさにびっくりしますよ。
薪を半分に切る方法
切れやすいノコギリでも多少の力は必要です。
使い方によっては切るのにとても時間がかかってしまい、無駄に体力を消耗してしまいます。
しかしこれからご紹介する薪の切り方とコツさえつかめば、2倍早く切ることが出来ますよ。
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1薪を2本同じ方向に並べて台を作る
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地面に直接ノコギリが当たると刃こぼれしてしまうので、必ず台を作りましょう。
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2台の上に切りたい薪を置いてノコギリで切る
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ノコギリで切るポイント
- 角材の場合は角から切る。
- ノコギリは押すのではなく引く。
- 刃をまっすぐに立てて切る。
- ノコギリの刃を端から端まで全体を使う。
ノコギリは押してギコギコ切るとなかなか切れないので、引いて切るのがポイント。
刃をまっすぐ立てずに変な角度で切ろうとすると、ぐにゃぐにゃ曲がってしまい危険です。
薪を半分ほど切ったら、手前と奥の順番に斜めに切っていくと、少しの面積だけで切れるので腕の負担が減らすことが出来ますよ。
刃は同じところばかり使ってるとその部分だけ傷んでしまうので、必ず刃の全体を使うようにしましょう。
楽に深く切れますし、早いスピードで切ることが出来ます。
薪割りから火をつけるまでのやり方
薪を切った後は細く切る必要があります。
ナイフを使って木を割ることをバトニングと言い、小さい薪を作ることで着火がスムーズに出来ます。
ちゃんと使いこなせるかな。
道具や作業が増えてくると、出来るのか不安になりますよね。
バトニングは難しい作業はないので初心者の方でも簡単に出来ます。
ノコギリとナイフさえ使いこなせるようになれば、焚き付け用の薪がない時にも火を起こせるようになるので、覚えておくと便利ですよ。
バトニングで使うナイフの選び方
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1ナイフの種類
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ナイフには2つ種類があります。
- フォールディングナイフ
- フェクスドナイフ
難しい用語が出てきましたが簡単に説明すると、折りたたみ式をフォールディングナイフ、そうでないナイフをフェクスドナイフと呼ばれています。
折り畳み式のフォールディングナイフは破損しやすくケガに繋がるので、必ずフェクスドナイフを選びましょう。
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2なるべくフルタングのものを選ぶ
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フルタングとは、柄の部分まで刃が繋がっているナイフのこと。
柄の中までしっかり刃が入っているものを選ぶと壊れにくくて丈夫です。
なければセミタング、ナロータングと呼ばれるものを選びましょう。
ナイフにそんな種類があったのを知らなかった私は、適当に買って使っていました。
柄の部分にほとんど刃が入っていないものだったので、数回使っただけで割れて刃が出てしまいケガをしそうに。
必ず種類を確認して購入しましょう。
おすすめのナイフ
モーラナイフ カンスボル マルチマウント MG
- 価格:7,150円
- 刃長:109mm
- 全長:226mm
- 刃厚:2.5mm
- 重量:100g
初心者の方にも「使いやすい」と好評で愛用者も多いモーラナイフ。
薪を切るだけでなく料理にも使えるので1つあれば便利ですよ。
バトニングのやり方
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1グローブをはめて、薪割り台の上に水平に針葉樹を置く
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2薪にナイフをさし、広葉樹の薪でナイフをトントン打ち込む
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薪の端の方にナイフをさして軽く打ち込むのがポイント。
真ん中から割ろうとするとナイフの負担が大きく、抜けなくなる可能性があるので気をつけましょう。
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3ナイフが台に近づいたら力を抜きながらトントン
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最後まで力強くナイフをたたくと、薪割り台にナイフが当たって刃こぼれするので注意。
自然に薪が割れたら完成です。
ポイント
- なるべく断面の角が直角に切られているものを選ぶとまっすぐ割りやすい。
- 節がある部分は切れないので、キレイなものを選んで切るとスムーズです。
おすすめの薪割り台
COTTAGE 薪割り台
- 価格:2,778円
- 直径:25-27cm前後
- 高さ:10cm
刃こぼれをおこさない為にも木材の台がおすすめです。
取っ手が付いているので持ち運びや収納もしやすいですよ。
おすすめのグローブ
SHANJE グローブ
- 価格:566円
- サイズ: 20×25cm
グローブをしていると動かしづらくて手が滑ることありますよね。
SHANJEのグローブはそんなイライラから解放してくれます。
滑りづらいことで手を切ってしまう危険を防ぐことが出来るので安心。
お値段もお手頃なのでおすすめですよ。
フェザースティックの作り方
ここまで出来たらもう安心です。
フェザースティックとは、小さい薪の表面を削って作る自然の着火剤のこと。
着火剤がなくてもこれさえ作れば焚き火が出来るので覚えておくと便利ですよ。
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1ナイフを木の上にのせる
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2木の角を削るだけ
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ナイフはなるべく寝かせて角の上を滑らせるようなイメージです。
力を入れると進まなくなるので、親指と人差し指の力だけで滑らせるように削っていきましょう。
薄く削れるとくるくるっと丸くなり、着火しやすくなります。
数本作れば完成です。
木を回して角を探しながら削るのがポイント。
火口(ほくち)の作り方
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火口(ほくち)とは、火を付ける時に使う燃えやすいもののことをいいます。
ナイフの背中で抑えて麻紐をやわらかくひっぱるだけ。
麻紐は100均でも売られています。
火のつけ方
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1焚き火台にフェザースティックを4~5本組む
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2薪割り台の上でフェザースティック1本と麻紐をほぐした毛玉を絡ませる
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絡ませることで火が付きやすくなります。
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3メタルマッチで火を付ける
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メタルマッチとは、 マグネシウムなどの金属を使って火を付ける道具です。
マッチやライターだと何度も購入しないといけないので面倒ですよね。
メタルマッチは摩擦させることで火が付くので5,000回~10,000回使うことが可能です。
初心者の方にも扱いやすいので使い方さえ覚えれば簡単。
天候が悪い日や緊急時にも簡単に火をつけられるので、持っておくと便利です。
メタルマッチのプレートを固定し、マグネシウム棒を奥から手前に引くように摩擦させると大きな玉が出るので、火が付きやすいですよ。
おすすめのメタルマッチ
Ribitek メタルマッチ
- 価格:1,500円
- サイズ:42mm×83mm
メタルマッチは小さくてカバンの中で迷子になりがちですよね。
カラビナ付なのでカバンに引っ掛けることが出来ます。
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4火が付いたらフェザースティックを持ち、下から上にくるくる回す
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フェザースティックを持ってゆっくり回して、まんべんなく火が付いたら焚き火台に投入。
薪の下に入れるのがポイント。
勢いがあるうちに薪を足し、火が安定したら広葉樹を投入していきます。
キャンプ場の薪をそのまま使う焚き火と違って、自分で作り上げていくのがクセになります。
ソロ焚き火台で使う薪は?簡単に出来る薪の切り方と着火方法をご紹介:まとめ
ソロ焚き火台で使う薪は半分に切る必要がありますが、ノコギリで簡単に切ることが出来ます。
ノコギリとナイフがあればフェザースティックや火口を作れるので、着火剤などわざわざ購入する必要もありません。
最初はハードルが高く感じるかもしれませんが1度やると楽しくてハマるのでぜひ試してみて下さい。
ソロキャンプの楽しみ方が広がりますよ。