焚き火 焼き鳥

焼き鳥を焚き火でおいしく焼くSTEP4の方法&美味い味付け方6選

焼き鳥を焚き火で、おいしく焼くコツはあるのですか?

そんな疑問にお答えします。

キャンプ飯の定番の一つである焼き鳥。

私はあまりにもお手軽でしたので、キャンプ飯は毎回焼き鳥の時期がありました。

毎回焼き鳥だと、さすがに飽きてきます。

何か工夫をしなければと、考え導き出した答えが「味を変えよう!」です。

その当時は、頭の中が焼き鳥の事で、いっぱいだったんでしょうね。

焼き鳥を辞めて、違うキャンプ飯にすればいいだけの話なのに。

この記事では、焚き火で焼き鳥を焼くコツと、おいしいタレやソースの作り方をご紹介しています。

書いてある内容で焼き鳥を焼けば、普段よりおいしく焼けるはずです。

ぜひ、試してみてください。

 

焼き鳥をおいしく焼くコツは、「ちょっとしたこと」

これさえ守って焼いていけば、焚き火で焼き鳥をおいしく焼くことが出来ます。

ちょっとしたことなので、誰でも出来ますよ。

早速、確認してみましょう。

STEP1:薪より炭を選ぼう

焚き火で燃やすものは、薪と炭の2種類あります。

焚き火で焼き鳥を焼くときは、炭を選びましょう。

炭を選ぶ理由は4点。

遠赤外線の効果で、ふっくらジューシーに焼ける。

火力が安定しやすく、炭の量で火力の調整ができる。

燻製(くんせい)効果で、焼き鳥をさらにおいしくしてくれる。

燃焼時間が長い。

順番に説明していきますね。

遠赤外線でふっくらジューシーに焼ける

薪も遠赤外線を放出しています。

しかし、炭は薪に比べ遠赤外線を放出する量が、約4倍違います。

遠赤外線とは

赤外線の一種で、目で見ることが出来ない電磁波です。

赤外線は波長により遠赤外線、近赤外線の2種類に分けられます。

遠赤外線はモノを分子レベルで振動させ、モノに熱を与えることが出来ます。

遠赤外線の効果で肉全体に熱を通すので、外は「カリッ」、中は「ジューシー」に焼くことが出来るのです。

火力が安定しやすく、炭の量で火力の調整ができる

おいしく調理するには、火力の調整は重要です。

炭は、右側は炭の量を少なくし弱火に。

左側は炭の量を多くして強火など、炭の量で火力の調整が簡単に出来ます。

炭の火力の豆知識

小コンロ(45㎝×30㎝)の場合

  • 弱火-1.0㎏の木炭を使用
  • 中火-1.5㎏の木炭を使用
  • 強火‐2.0㎏の木炭を使用

弱火、強火の組み合わせで焼くことにより、表面を焦がすことなく焼き鳥が焼けます。

燻製効果で、焼き鳥をさらにおいしくしてくれる

チーズやソーセージなどを燻製にすると、おいしく感じませんか。

なぜ、おいしく感じるのでしょうか。

答えは匂(にお)いです。

匂いで食事のおいしさが変わるの?

私たちは無意識のうちに、匂いで食材のおいしさが変わるという事を経験しているのです。

風邪を引いたときに、鼻が詰まって味がわからなくなる。

また、嫌いなものをどうしても食べなければ成らないとき、鼻をつまむと食べられる。

ほら、経験していたでしょう。

話は戻しますが、炭で焼くと煙が立ちます。

焼いた時に出た煙が、お肉を包み込みます。

煙がお肉を包み込むことにより、匂いが肉につき燻製のようになるのです。

燻製の効果は、炭だけにゆるされた調理方法なのです。

燃焼時間が長い

直感的に薪より炭の方が、「燃焼時間が長い」と理解していると思います。

薪と炭の燃焼時間は、薪は1㎏あたり約10分で、炭は1㎏あたり約1時間です。

薪に比べ炭の方が、約6倍長く燃焼できます。

炭は燃焼時間が長いので、調理に集中出来ます。

焼き鳥を焼くには、炭の最高峰の備長炭がおススメです。

備長炭は、炭の中でトップクラスの火力を持っていますので、おいしく焼き鳥を焼くことが出来ます。

STEP2:調理道具は網だね

焼き鳥を焚き火で焼く時の調理道具は、網をチョイスしましょう。

網をチョイスする理由は2点。

余分な脂を落としてくれる。

燻製効果が得られる。

網は、鉄板と違い格子状(こうしじょう)になっています。

格子になっている隙間から、肉の余分な脂が落ちヘルシーに。

落ちた脂が炭にあたって煙になります。

その煙が、お肉を包み燻製効果を発揮してくれます。

でも、網はお肉がくっつくから嫌だよ。

そんな人の為に、お肉が網にくっつかない方法があります。

網にお肉がくっつかない方法

網にレモンを塗る。

網に酢を塗る。

網に脂を塗る。

私のおすすめは、レモンを塗ることです。

レモンは焼き鳥にかけるので、常に持ち歩いているからです。

STEP3:「一手間」がおいしくするコツ

少し面倒ですが、一手間加えると焼き鳥がおいしくなります。

その一手間は、70℃ぐらいのお湯で、約20秒ほど焼き鳥を煮る事です。

お肉を焼きすぎると、肉が本来持っている水分が飛んでいき、パサパサになりおいしくありません。

パサパサを防ぐために、焼き鳥を煮るのです。

生焼けを防ぐことも、出来ますしね。

20秒の時間が大切で、20秒以上煮るとお肉がビショビショになります。

逆に20秒より短いと、パサパサを防ぐことが出来ません。

また、煮る事により串が焼けることも防いでくれます。

STEP4:焼き方のコツは「じーと待つ」

最後は、焼き方のコツです。

焼き鳥は、網の中心ではなく、端に置いて焼くようにしましょう。

網の中心は、網の端に比べ火力が強いです。

網の中心に置くとお肉の油が落ちた時、炎上してしまう可能性があります。

私はこの方法を知るまでは、よく炎上させてました。

コロコロと転がさずに、片面をじっくり焼いて、もう片面はさっと焼く。

お肉の中に脂を閉じ込めることができ、外は「カリッ」、中は「ジューシー」に焼くことが出来ます。

自宅で焼き鳥を焼く時のコツの動画ですが、キャンプでも通じる所があります。

出典:YouTube

 

「タレを使おう!」さらにおいしい焼き鳥に

焼き鳥の味付けは、塩コショウだけではありません。

タレをつけて焼けば、塩コショウと違った味を楽しむことが出来ます。

タレには色いろな種類がありますので、自分好みのタレをチョイスして焼いてみましょう。

おばあちゃんの秘伝のタレは「醤油ダレ」

出典:Instagram

焼き鳥の定番のタレと言えば、醤油ダレです。

今回は、おばあちゃん秘伝のタレのレシピです。

焼き鳥以外にも使えますので、作り置きしておくことをおススメします。

材料

鶏皮  1~2枚

酒   100cc

みりん 50㏄

砂糖  60g

醤油  100㏄

作り方

  1. 中火にかけたフライパンで鶏皮を焼きます。
    鶏皮から脂が出てきますので、油は引かなくてもOKです。
  2. 焼き色が付いたらひっくり返し、反対側も焼いて下さい。
    両面ともしっかり焼き目を付けましょう。
  3. 両面にしっかり焼き目が付いたら、酒とみりんを入れ1分ほど沸騰させます。
    沸騰させることでアルコールが蒸発して飛んでいきます。
  4. 醤油、砂糖を入れてよく混ぜ、お好みのとろみまで煮詰めて完成。
    冷めるととろみが強まるので、加減して煮詰めて下さいね。
  5. 冷めたら容器に入れ冷蔵庫で保管しましょう。
    容器は入れる際に、鶏皮は取り除いて下さい。

調理のワンポイント

アルコールを蒸発させることで、アルコールの香りがなくなります。

アルコールの香りがなくなると、うまみが強くなり味がまろやかになります。

醤油タレは焼く前に1度お肉につけて、仕上げにもう一度つけてからさっと焼くと、おいしく焼けます。

私は鳥の照り焼きにも、この醤油ダレを使用しています。

さっぱりした味に「ネギ塩ダレ」

 

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私が大好きなタレです。

サッパリとした味、ネギの風味が焼き鳥のうまみを、引き立たせてくれます。

簡単にできますので、ぜひ作ってみて下さい。

材料

白ネギ  1/2本

青ネギ  飾り程度

熟味酢  大さじ1/2杯

ごま油  大さじ1杯

塩    小さじ1/2杯

すりおろしにんにく 大さじ1杯

作り方

  1. 白ネギはみじん切り、青ネギは小口切りにしておく。
  2. 調味料と刻んだネギを混ぜて完成。

調理のワンポイント

ニンニクは、お好みに合わせて増減してください。

レモン汁を入れると、さらにサッパリした風味になります。

ネギ塩ダレは、焼き鳥を焼いた後につける食べ方がおススメです。

お肉の脂を中和してくれて、何本でも食べれます。

少し変わりダレの「味噌ダレ」

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私は知りませんでしたが、巷(ちまた)では有名なタレです。

使用する味噌は、赤みそ、白みそ、それとも合わせみそ?

私は信州みそを使用します。

材料

味噌    大さじ10杯

砂糖    大さじ5杯

ニンニク  2粒

ショウガ  ひとかけ

七味唐辛子 大さじ2杯

しょうゆ  大さじ2杯

作り方

  1. ボールにニンニクとショウガをすりおろす。
  2. ニンニクとショウガをすりおろしたボールに残りの材料を入れる。
  3. よく練りこむ。
  4. 冷蔵庫で1週間くらい熟成させれば完成。

味噌ダレは、焼き鳥を焼く前につけても、焼いた後につけて食べてもおいしいです。

味噌ダレの作り方の動画です。

出典:YouTube

人やお店によって作り方は様々。

自分に合った味噌ダレを開発してみましょう。

 

ソースはいかが?」焼き鳥がいつもと違う味に

焼き鳥をおいしくするには、タレをつけるだけではありません。

焼いた後にソースをのせる方法もあります。

タレの少し甘い感じと違い、少し「ピリッ」とした大人の味です。

どちらかというと、私は焼き鳥はタレ派よりソース派かな。

The定番の「梅肉ソース」

出典:Instagram

ソースの代表と言えば、この梅肉ソースでしょう。

酸っぱい味が、淡白な鶏肉にアクセントをつけてくれます。

梅干しには、血圧を下げる効果もあるんですよ。

材料

梅干し 大1個

みりん 小さじ2杯

塩   適量

大葉  適量

作り方

  1. 梅干しは種をのぞき、包丁でたたて潰しておく。
  2. たたいて潰した梅干しにみりんを入れ、600Wのレンジで40秒チンする。
  3. 大葉は千切りにしておく。
  4. チンした梅ソースの粗熱を取ったら完成です。
    大葉は梅ソースの上にパラパラとのせて下さい。

調理のワンポイント

お好みで梅干しの量を増減しましょう。

梅肉が少し残る感じでたたけば、梅肉の触感も楽しめますよ。

私もよく梅ソースを作りますが、焼き鳥以外にサラダや豆腐などにも相性抜群です。

梅と言えば紀州の梅。

はちみつで漬けていますので、酸っぱくないのが特徴です。

鼻にくるツーンがたまらない「わさびソース」

 

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鼻に「ツーン」とするわさびを使ったソースです。

ワサビはお肉との相性は抜群。

食材の味を引き立ててくれて、食欲が増します。

女性には嬉しい美容効果もあります。

材料

わさび   小さじ1杯

マヨネーズ 大さじ1杯

酢     小さじ1杯

しょうゆ  小さじ1杯

はちみつ  小さじ1/2

作り方

  1. 材料を全てボールに入れ混ぜる。

焼き鳥には練りわさびより、きざみわさびの方がよくあいます。

ゴロゴロとした触感を楽しみながら、焼き鳥を食べる。

鼻に「ツーン」と来た時には、キンキンに冷えたビールで流し込む。

これこそ至福のひとときです。

わさびの本場、静岡産のわさびです。

冷凍保存が出来て便利です。

くまのぷーさんもお墨付き「ハニーマスタード」

 

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くまのプーさんが大好きなはちみつ。

はちみつを使ったソースです。

はちみつのほのかな甘さ、和からしと違った粒マスタードの上品な辛さが出会ってできたソースです。

粒マスタードの量を減らせば、お子様でも食べられますよ。

材料

粒マスタード 大さじ1杯

はちみつ   小さじ2杯

マヨネーズ  大さじ2杯

しょうゆ   小さじ1杯

レモン汁   小さじ1杯

オリーブオイル 適量

塩コショウ   適量

作り方

  1. ボールに材料を全て入れて混ぜる。

これも「ただ混ぜるだけ」の簡単な作り方でしたね。

ハニーマスタードのソースは、お魚にもあいます。

ワサビと違った辛さで、これはこれでおいしいですね。

ワインの風味が楽しめる、風味豊かな粒マスタードです。

クローバの花から採密した、貴重で上品なはちみつです。

癖がなく大変滑らかで、美味しい味わいです。

焼き鳥を焚き火でおいしく焼くSTEP4の方法&美味い味付け方6選:まとめ

まとめとしまして

  • 焼き鳥をおいしく焼くコツは、「ちょっとしたこと」
  • 「タレを使おう!」さらにおいしい焼き鳥に
  • 「ソースはいかが?」焼き鳥がいつもと違う味に

をご紹介してきました。

焚き火で焼き鳥を美味しくするコツは、各工程「ちょっとしたこと」をするだけでした。

タレやソースは、焼き鳥以外にも使えます。

特にソースは、野菜スティックのディップとして使えば、栄養のバランスがバッチリ。

栄養のバランスが取れているからっと言って、ドガ食いはダメですよ。

何事も、ほどほどが大事です。

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