このような疑問にお答えします。
キャンプでのお楽しみと言えば、「焚き火」。
私は「焚き火」を眺めるのが好きで、このためにキャンプに行っているといっても過言ではありません。
そんな焚き火は、一度火が付いてしまえば安定しますが、初心者のうちは最初の「火起こし」が難しいと感じる方も多いですよね。
私もキャンプを始めた頃は、「火起こし」に四苦八苦していました。
今回は火起こしがぐっと楽になるアイテム、「割りばし」を使った焚き火の方法をご紹介いたします。
キャンプをする場所で、周囲に小枝が落ちていなかったり、細くバトニングするのが難しいときにも「割りばし」はぴったりのアイテムなんですよ。
最強の助っ人「割りばし」を使って、焚き火を楽に楽しみましょう。
目次
キャンプの醍醐味、焚き火
キャンプでの焚き火は、暖をとるだけでなく、そこで調理をしたり、明かりとしても活躍してくれますよね。
焚き火は炎を見つめていると、癒やされますし、雰囲気が良くなるのも魅力の一つです。
焚き火の魅力
日常生活で、薪割りや火付けという経験は、なかなかできないもの。
焚き火をすることで、薪割りで刃物を扱ったり、火の危険性や取り扱いを学ぶ良い経験になるでしょう。
年齢の低いお子さんにとっては、危険もあるので十分注意が必要ですが、焚き火は良い社会勉強になるのでおすすめですよ。
焚き火の周りで団欒することで、一緒に行った人との仲が深まるのもいいところだと私は感じています。
まさに「飛んで火に入る夏の虫」。
虫が苦手な私にとって焚き火は、キャンプで欠かせないものになっています。
焚き火ができる場所
主にキャンプ場で行うことが多い「焚き火」。
キャンプ場であれば、焚き火台を使用しての焚き火は基本的にOKです。
しかしながらその他の場所(河原、山、砂浜など)でのキャンプで焚き火をしたい場合は、「その場所が焚き火をしてOKなのか。」を調べておく必要があります。
その土地の管理者や自治体に確認しておきましょう。
また以下のような場所では、焚き火ができないので注意が必要です。
- 土地の所有者または管理者の承諾がとれない場所。
- 住宅の近く。
- 周囲に燃え移る恐れがある場所。
これらの場所では罰則や苦情、最悪の場合火災の恐れがありますので、絶対にやめましょう。
住宅の近くで焚き火をすると、煙がいって迷惑をかけることがあります。
実際私の友人も、煙でトラブルになりかけたことがあり、ちょっとしたトラウマになってしまったとか。
焚き火の煙は落ちにくいので、周りの環境には十分注意しましょう。
また、焚き火は以下のような法律の範囲で行う必要があります。
- 廃棄物処理法
- 軽犯罪法
- 消防法
これらを守らないと、罰則の対象になりますので注意しましょう。
直火禁止
焚き火というと、地面に薪を組んで行うイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれません。
しかしどこであっても、直火での焚き火は原則禁止です。
山は自然公園であったり、誰かが所有していますし、河原などでも基本的に直火での焚き火は禁止です。
何の許可もなく勝手に焚き火や野焼きをすることは、危険ですし、自然公園法や廃棄物処理法で罰せられる可能性もあります。
絶対にやめましょう。
直火での焚き火が禁止の理由
- 芝生や地面にダメージを与えないため。
- キャンプ場においてもマナーやモラルの低下により直火での焚き火を禁止せざるを得ない。
このような点から、直火での焚き火は禁止されています。
直火はもちろん、焚き火台の焚き火でも焚き火をする際はマナーを守って焚き火をしましょう。
キャンプ場には管理人がいるので、焚き火のやり方に困った場合に相談することもできますよ。
薪などをその場で購入できるのもいいところ。
とはいえ焚き火はきちんと準備をし、やり方がわかっていれば、キャンプ場以外でも安全に行うことができます。
ここからは初心者でも簡単にできる、「割りばし」を使った焚き火のやり方をご紹介いたします。
焚き火に適した割りばしとは?
キャンプでの醍醐味である「焚き火」。
そんな焚き火をする際に、おすすめなのが「割りばし」を使う方法です。
割りばしは、薪のように割らなくても細く、また未使用のものは乾燥しているので、火が付きやすいという利点があります。
そのため火起こしや、火力が弱まってしまった時に使うといいですよ。
そんな方もいらっしゃると思いますので、割りばしに使われている素材や種類についてご紹介いたします。
割りばしの素材
割りばしは色々な素材で作られています。
どんな素材で作られているかについてみていきましょう。
素材 | 特長 |
杉 | 縦に割れやすく、香りが良い。 |
桧 | 光沢、香り、割れも良い。 |
エゾマツ | 光沢が良く、割れも良い。 |
アスペン (白楊 はくよう) | 元々マッチの軸木か割り箸にしか有効利用されない木材だが、その色の白さは美しく清潔感があるので、割りばしに向いている素材。 |
白樺 | 強度、色の白さから割り箸への有効利用として最適な材質。 |
柳 | 正月用の「祝い箸」として広く古来より使用される素材。 |
竹 | 3年ほどたつと完全な成竹となる竹は、有効資源として割りばしにもよく使われている素材。森林の保護の観点からも注目素材。 |
竹はイネ科の植物なので、厳密に言うと木ではないんですよ。
ポイント 火起こしに使うなら、針葉樹のものを使用するとより火が付きやすいでしょう。 ただし割りばしは細いため、燃え尽きるのも早いです。 量は多めに用意しておくといいでしょう。
割りばしの種類
次に割りばしの種類についてみていきましょう。
割りばしの種類は、最高級のらん中、利久、天削(てんそげ)、元禄、上小判、丸箸(祝箸)、竹箸(双生)という種類があります。
種類別に特長をまとめてみました。
種類 | 種類名(長さ) | 素材 | 特長 |
らん中 | 杉五分長らん中
杉九寸らん中 |
杉 | 超高級品の割り箸。
一本ずつが分かれており、手づくり。 |
利久 | 杉九寸柾利久
杉九寸板利久 杉八寸板利久 エゾ九寸板利久 エゾ八寸板利久 竹九寸利久 |
杉・エゾマツ・竹 | 左・右同じ形をしているのが特徴の割箸です。 |
天削 | 杉九寸柾天削
杉八寸柾天削 桧九寸天削 桧八寸天削 エゾ九寸天削 竹八寸天削 |
杉・桧・エゾマツ・竹 | 頭の方がナナメに削られている割りばし。 |
元禄 | 桧八寸元禄
白樺八寸元禄 アスペン八寸元禄 |
桧・白樺・アスペン | 八寸のものが主で、朝食用につかわれることが多い割りばし。 |
上小判 | 白樺八寸上小判 | 白樺 | うどんばしとして、多く使われている割ばし。(はし先部分をみると、小判ようなの形) |
丸箸(祝箸) | 柳丸箸
アスペン丸箸 |
柳・アスペン | 丸箸は祝箸とも呼ばれ、主に婚礼用や、お正月に使われる。 |
竹箸(双生) | 竹双生九寸
竹双生八寸 |
竹 | 竹箸は、双生とも呼ばれる。
ふぐなどの鍋物(双生九寸)、さかな・かに・うなぎ料理(双生八寸)を扱うお店で使われることが多い。 |
このように割り箸にはたくさんの種類がありますが、焚き火に使う「割りばし」は、高価なものを使う必要はありません。
また場合によっては、割りばしの規格外品などが販売されていることもあります。
こういったものはたくさん量があるので、焚き火をする際におすすめです。
おすすめ割りばし①
スリーキューブ 割り箸 元禄箸 袋なし 使い捨て 約20.3cm 100膳入×5セット 計500膳
こちらは環境にも優しい、植林材で作られている元禄箸です。
使いやすい20.3cm(約6寸7分)ほどの長さなので、キャンプのご飯時にはもちろん、焚き火の火起こしにもいいですよ。
たくさん入っているこちらの割りばしは、火起こしにも使いやすく、リピート購入しています。
おすすめ焚き火用割りばし②
長野県 八ヶ岳通販 No66 焚き付け用薪(割り箸規格外品) 特大容量 長さ約24cm前後
こちらは焚き火用の薪として使える、割りばしの規格外品です。
元々割りばしなので、バトニングする必要もないのが嬉しい一品。
火起こしの際や、火が弱まったときに使うと、すぐ火が付くのでいいですよ。
割りばしを使った焚き火に必要なもの
ここまで焚き火に使う割りばしはどんなものを使用したら良いのかについてみていきました。
そんな方にまずは焚き火に必要なものをご紹介いたします。
火を扱う焚き火は、安全に行うことができるよう、きちんと準備することが重要です。
焚き火に必須なギア
- 焚き火台
- 火ばさみトング
- マッチやチャッカマン、ファイヤースケーター
- 薪
- 割りばし
- 着火剤
- 耐火グローブ
- 焚き火ウェア
- 火消し壺
- 焚き火シート
- 斧またはナイフ
- 灰スコップ
これらが必須となる道具です。
薪を細く割る必要がなくなるので、手間が減るのもいいところです。
焚き火台は直火での焚き火と違い、焚き火台を使うと地面へのダメージも与えません。
焚き火台を使うことのメリット
- 焚き火の場所を移動できる。
- 燃焼効率が良く設計されているので、初心者でも簡単に火がつけられる。
というメリットがあります。
焚き火台を使うことで、美味しい焚き火料理を楽しむことができるのもキャンプの醍醐味ですね。
おすすめ焚き火台
ユニフレーム ファイアグリル
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ユニフレームのファイアグリルは耐久性、使い勝手が抜群の焚き火台です。
組み立ても簡単ですし、四隅に隙間があり、ロストルに穴が空いていることからも空気循環、燃焼効率が非常に良く考えられている一品です。
調理もしやすく、初心者から熟練キャンパーまで愛されている一品です。
初心者でも先程挙げた道具を用意しておけば、安心して焚き火を行うことができます。
しっかり準備して焚き火を行いましょう。
割りばしを使った焚き火はどうやる?
ここまでは、割りばしを使った焚き火に必要なものについてみていきました。
「割りばし」を使った焚き火はどうやるのかをご紹介いたします。
基本的な焚き火のやり方と同じ部分もおおいですが、ポイントを押さえておきましょう。
手順
- 焚き火台を置く場所を決め、設置する。
- 消火用の水を用意する。
- 薪と割りばしを用意する。(割りばし、中くらい、太い薪)
- 着火剤を用意する。
- 薪を組む。
- 点火する。
- 後始末はしっかり行う。
このような手順で行えば、安全かつ簡単に焚き火を行うことができます。
焚き火のやり方は基本的に変わりません。
ポイントとしては、薪と一緒に割りばしを用意し、着火剤と一緒に割りばしを置けばOK。
簡単ですが、これで火起こしがぐっと楽になりますよ。
具体的にやり方をみていきましょう。
焚き火台を置く場所を決め、設置する。
焚き火台の設置場所を考える上で重要なのは、燃えやすいものから離して置くということです。
そのため、焚き火台の設置は、キャンプサイトの風下がベスト。
風上に置いてしまうと、火の粉が飛んで、燃えてしまう恐れがあります。
また焚き火台は、テントから3メートル以上間隔を空けておくようにしましょう。
また衣類なども燃えやすいので、焚き火をする際は、焚き火ウェアを着用しておくと安心ですし、ない場合は、できるだけ衣類を近づけないように気をつけましょう。
焚き火台を置く場所を決めたら、
- 焚き火台シートを敷く。
- 焚き火台シートの上に焚き火台を組み立て、設置。
焚き火台シートは、焚き火の熱から芝生などの地面を守るための耐熱シートです。
直火ではないとはいえ、火の粉が地面に落ちてしまったり、焚き火台の高さが低いものだと、地面へダメージを与えてしまうことがあるため、敷いておくのがマナーとなっています。
おすすめ焚き火台シート
ロゴス たき火台シート(ワイドサイズ)
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こちらは、耐熱性・強度が抜群のたき火台シートです。
シンプルな見た目がどの焚き火台にもマッチしてくれる一品。
ワイドサイズは、80×130cmと大きいので、焚き火周りを大きくカバーしてくれるので安心です。
後片付けの際も、周りに落ちた灰をさっと掃除できるので重宝しています。
消火用の水を用意する
焚き火をする際には、消火用水を用意しましょう。
消火用水を用意する際には、バケツが定番ですが、それはあくまで万が一のため。
焚き火をする際には、消火用水を使用せず、安全に行うことを心がけておきましょう。
また主に消火用として使う「バケツ」ですが、キャンプでは他の用途としても大活躍するギアの一つ。
使い方としては以下の通りです。
バケツの使い方
- 消火用水や生活用水を入れる。
- 洗い物を運ぶ。
- 薪を入れておく。
- クーラーボックス。
- ゴミ箱
このような使い方ができます。
金属製のものを使えば、頑丈なので、ガンガン使うことができますし、折りたたみ製のものを使用すれば、携行性が抜群です。
キャンプ中はもちろん、後片付けの際、汚れた細かいギアをまとめて入れるなど欠かせないギアの一つとなっています。
おすすめバケツ
キーストーン マーキュリー ブリキバケツ レギュラー
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こちらのバケツは、金属製なため火気に強く、万が一の際にも安心して使うことができます。
アメリカン雑貨で有名な「マーキュリー」のブリキバケツは、カラーバリエーション豊富でとてもおしゃれです。
バケツとしての機能だけではなく、キャンプ場でそのまま置いてあるだけでも、おしゃれで、キャンプサイトの雰囲気作りにもおすすめですよ。
カラーバリエーションが豊富なのも好みの色が選べるのも嬉しいですね。
薪と割りばしを用意する
通常焚き火をするためには、火がつきやすくするため、薪を割り、太さは3種類ほど用意します。
薪を細く割るのは、初心者にとってちょっと難しいと言うこともありますよね。
そんな悩みも解決してくれるのが、割りばしです。
用意する薪と割りばし
- 割りばし
- 中くらいの太さの薪 販売している薪の半分くらいの太さ。
- 太い薪 キャンプ場やホームセンターなどで売っている薪。
割りばしを使用することで、バトニングの手間を少し減らすことができますよ。
また使う薪の種類は、針葉樹と広葉樹があります。
それぞれ特徴が違いますので、用途に合わせて使うと良いでしょう。
薪の特徴
燃えやすさ | 硬さ | |
針葉樹 | 燃えやすいが、火持ちしない。 | 柔らかく、割りやすい。 |
広葉樹 | 燃えにくいが、火持ちする。 | 硬く、割りにくいことが多い。 |
私は着火時に針葉樹の薪を使い、徐々に広葉樹の薪を足すようにしています。
こうすることで、効率よく焚き火ができますよ。
着火剤を用意する
焚き火の最初の火種として、着火剤を使用します。
新聞紙なども使うことができますが、灰が飛んでしまうので、私は着火剤を使用することが多いです。
また天然の素材としては、乾いた松ぼっくりも有効です。
たっぷりと油分が含まれている松脂は、火がすぐ着きやすく、燃えやすい上、松ぼっくりは年中見かけるので、天然の着火剤として使っている方も多いですよ。
固形の着火剤は値段が安く、持ち運びもしやすいのが嬉しいところ。
ホームセンターなどでも販売していて、入手が容易なのもおすすめな点です。
おすすめ着火剤
ウェーバー 着火剤 100%天然素材点火キューブ 48個入
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こちらは天然素材で作られている着火剤です。
天然素材なので、においや煙が控えめで、安心して使うことができますよ。
そうすると簡単に火起こしができますよ。
ただ天然素材のため、石油で浸した着火剤に比べると、着火に少し時間が掛かります。
チャッカマンで5秒くらい炙ると着火しますし、一度火が着くと火持ちは十分。
また煙が少ないのも嬉しい点です。
薪を組む
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ここでいよいよ「割りばし」の出番です。
焚き火の際に重要なのが、安定して薪を組めているかということです。
薪は色々な組み方がありますが、風向きをみて、酸素がきちんと入ってこられるように組みましょう。
今回は焚き火の薪の組み方は、初心者でも失敗の少ない、円錐型のティピー型をご紹介いたします。
火力の調節もしやすく、酸素が下から入りやすい型なので、炎が安定して燃えてくれますよ。
ティピー型(合掌型)の組み方
- 円錐の真ん中に、着火剤をおく。
- 着火剤の上に、割りばしや、フェザースティックをおく。
- 割りばしを組んだ上に、すこし立つように、中くらいの薪を入れる。
- 中くらいの薪の上に、太い薪で円錐になるよう薪を立てかけて組む。
ティピー型は、薪を円錐型にたてかけて組んでいきます。
酸素が下から入るよう、隙間を空けておきましょう。
割りばしは燃えやすいので、火起こしにぴったりです。
私は割りばしをナイフで削って、フェザースティックにしています。
フェザースティックを入れておくと、より燃えやすくなるのでいいですよ。
また割りばしは、薪よりも柔らかいので、フェザースティックを作る練習にも活用できます。
点火する
着火剤に着火しましょう。
空気がきちんと通るように組めていれば、着火剤から割りばしへ火は移り、安定して燃え始めます。
焚き火の炎が弱いと感じる場合、割りばしを足しましょう。
割りばしにしか火が付いていないような場合は、あおいでしまうと逆に火が消えてしまいます。
落ち着いて割りばしから中くらいの薪に燃え移るのを待ちましょう。
後始末はしっかりする
焚き火を終える際は、きちんと後始末をしましょう。
まだまだ元気に燃えている焚き火は、自然に消火するまでかなり時間がかかります。
広葉樹の薪の場合は、1時間以上燃え続けることも。
終わりの時間を計算して、撤収時間の2時間前には、薪を足すのをやめておきましょう。
また焚き火を消火する際は、マナーを守って行うことも重要です。
焚き火の消火の基本的なマナー
- 焚き火は薪を燃やしきって終了する。
- 火消し壺などを使用し、安全に消火する。
- 消火した灰や炭は、持ち帰って、その自治体のゴミの捨て方に合わせて捨てる。
これらが消火する際の基本的なマナーです。
後片付けの時の灰の処理は大変ですが、灰は自然に帰りません。
灰はキャンプ場のルールに従って処理し、捨てましょう。
絶対に灰をそのまま捨てたりしてはいけません。
灰の処理をする時には、耐火グローブをつけるといいですよ。
焚き火台を片付ける際は、ゆっくり冷まし、素手で触れるほどに冷ましてから片付けるようにしてくださいね。
万が一燃え残しがある場合の消火方法
焚き火の消火は、自然に燃え切るのを待つのが基本。
しかし多少の燃え残りがあるけれど、撤収しなければならないという場合は、以下の方法が有効です。
①1本ずつバケツの水につける
撤収時間が迫っているけれど、どうしても燃やしきれない。
そんな時には、バケツを使用した消火方法が有効です。
バケツで消火する方法
- バケツにたっぷり水を汲んでおく。
- 一本ずつ薪を水につける。
- 燃えていない部分の薪にも、水がしみこむまで待つ。
- 薪の芯まで水がしみこみ、消火できたらOK。
薪の表面だけ水につけても、芯に熱が残っていると危険です。
あせらず燃えていない木の部分にも、水がしみこむまで時間をかけて水につけこみましょう。
バケツで消火する際に絶対にしてはいけないこと
- 焚き火台に直接バケツで水をかける。
- 一度にたくさんの薪をバケツの水につける。
これらの行為は、水蒸気や灰が舞い上がり危険です。
また熱い焚き火台に水をかけると、ゆがみや故障の原因にもなります。
絶対にやめましょう。
②火消し壺を使う
火消し壺を使うと、安全に早く鎮火できるのでおすすめです。
使い方も簡単で、火消し壺に、燃え残りの薪を入れ、蓋を閉めるだけです。
密封することで、すぐに鎮火できますよ。
ただし燃えている薪を入れるため、火消し壺自体が熱を持つ場合がありますので、火傷に注意しましょう。
おすすめ火消し壺
ロゴス ポータブル 火消し壺
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ロゴスの火消し壺は携帯性がよく、耐熱性も高いので、安心して使える一品。
蓋を軽く閉めるだけで火が消えてくれるので、燃え残しがある場合に重宝します。
また安定感もあるのでこぼれたりする心配もないのが嬉しいところ。
残った炭の保管にも使えていいですよ。
焚き火の火起こしにはコレ!「割りばし」は最強の助っ人です!:まとめ
今回は「割りばし」を使った、焚き火のやり方についてご紹介しました。
初心者のうちは、難しく感じやすい火起こし。
そんな火起こしも「割りばし」を活用すれば、簡単に行うことができますし、火力が弱くなったと感じたときにも有効です。
「割りばし」は薪と違って、バトニングする必要もなく、どこでも入手しやすい最強の助っ人です。
火起こしや火力調整に「割りばし」を使って、もっと焚き火を楽しみましょう。