このような疑問にお答えします。
キャンプでの醍醐味とも言える「焚き火」。
焚き火は暖を取ったり、癒しになったり、料理をしたり、そこにあるだけで家族や仲間の絆を深めてくれるアイテムですよね。
そんな焚き火の際にあると便利なのが、「焚き火テーブル」です。
「一般の折りたたみテーブルではだめなの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
実際私もキャンプを始めた頃は、焚き火テーブルを使っていませんでした。
しかし焚き火周りで一般のテーブルを使用すると、火の粉が飛んでちょっと焦げてしまってヒヤヒヤした、なんてことも。
その点焚き火テーブルは、焚き火周りで使用することを前提として作られているので、耐火性に優れており、安心して使うことができますよ。
今回はそんな焚き火テーブルの中でも、「ユニフレームの焚き火テーブル ラージ」をご紹介いたします。
2020年まではユニフレームで定番商品だった「焚き火テーブルラージ」は一旦廃盤になったものの、惜しむ声に応えて2022年に限定復刻された名品です。
何故多くのキャンパーに愛されているのか、どんなところが使いやすいのか、などを深掘りしていきます。
是非ユニフレームの「焚き火テーブルラージ」を入手して、焚き火を楽しみましょう。
目次
焚き火テーブルとは?
焚き火の際にあると便利な「焚き火テーブル」。
まずは「焚き火テーブル」とは、どんなテーブルのことなのかについておさえておきましょう。
焚き火テーブルってどんなテーブル?
焚き火テーブル(英語ではfire pit table)とは、焚き火を楽しむための特殊なテーブルのことを指します。
まずはその特徴からみていきましょう。
特徴
- 通常のテーブルと同様に物を置くことができる。
- 耐熱性に優れた素材を使用している。
- 囲炉裏のように、中央に焚き火を灯すためのスペースや設備を備えたものもある。
このような特徴があります。
また他のギアと色味を合わせることで、焚き火サイトのおしゃれを楽しむこともできますね。
焚き火テーブルの種類
焚き火テーブルがどんなものかについてご紹介しました。
焚き火テーブルと一口に言っても、色々な種類があります。
大きく分けると、焚き火テーブルは2種類に分けることができますよ。
焚き火テーブルの種類
- 調理台タイプ
- 囲炉裏テーブルタイプ
この2種類です。
具体的にみていきましょう。
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1調理台タイプ
調理台タイプの焚き火テーブルからみていきましょう。
調理台タイプは、食材を切ったり混ぜたりするのに使ったり、調理器具を置くなど、私たちが普段使うテーブルと同じような使い方をすることができます。
また小さなカセットコンロなどであれば、この上での調理も可能です。
食卓としても、サイドテーブルとしても万能に使いこなすことができるのがメリットのテーブルです。
様々な用途に使うことができコンパクトに取り扱えるサイズが多いので、ソロキャンプにもおすすめですよ。
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2囲炉裏タイプ
囲炉裏タイプの焚き火テーブルについてみていきましょう。
囲炉裏タイプは、焚き火台などをぐるりと囲むように設置することのできる焚き火テーブルです。
焚き火を囲みながら、会話や食事を楽しむことができるのが魅力。
形を変形して使うことのできるものもあり、私は人数にあわせて形を変えて使っています。
グループキャンプをする場合におすすめのタイプのテーブルですね。
焚き火テーブルの選び方
焚き火テーブルを選ぶ際には、自分の用途に合ったものである必要がありますよね。
先程ご紹介したように、タイプ別に選ぶことも重要です。
その他、焚き火テーブルを選ぶ際のポイントについてみていきましょう。
焚き火テーブルを選ぶポイント
- 素材
- 高さ
- 機能と携行性
これらの点を考慮して選ぶ必要があります。
素材
焚き火テーブルを選ぶポイントの一つ、「素材」についてみていきましょう。
焚き火テーブルに使われる素材
- ステンレス
- スチール
- 木製
これらが焚き火テーブルによく使われている素材です。
それぞれの特徴は以下の通り。
特徴 | 耐熱性 | 手入れの容易さ | 重さ | |
ステンレス | 錆や汚れに強い。 | ◎ | ◎
水洗いも可能。 |
〇 |
スチール | 丈夫で安定感抜群。
色合いが無骨でおしゃれ。 |
◎ | △
錆びやすいため、使用後の手入れが必要。 |
△ |
木製 | おしゃれ。
木本来の色味が落ち着きを与える。 |
△
熱に弱いので、焦げ付く可能性も有り。 |
△
一度汚れが付くと落ちない。 |
△ |
木製の焚き火テーブルを使用する場合は、焚き火から少し離して使うといいでしょう。
高さ
焚き火テーブルを選ぶ際のポイント2つめは、「高さ」です。
焚き火テーブルの高さは、焚き火台のサイズと合うものを選ぶといいでしょう。
高さの合わないものを選んでしまうと、使い勝手が悪くなります。
またテーブル自体のサイズも大きめがいいと思いがちですが、大きすぎるとスペースを取り過ぎて使いづらくなります。
ポイント
一般的な焚き火台の高さは20~40cmほどなので、焚き火テーブルもこの範囲の高さのものを選ぶと失敗が少ないです。
とはいえ自身の持っている焚き火台に合う高さの焚き火テーブルを選びましょう。
調理台タイプの場合は、サイドテーブルとして使うのに丁度いいバランスになるものが私のおすすめ。
囲炉裏タイプの場合は、焚き火台の大きさよりも一回り大きい内径になるものを選ぶといいでしょう。
機能と携行性
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焚き火テーブルを選ぶポイント3つめは、「機能と携行性」です。
焚き火テーブルを置くことで、焚き火サイトのおしゃれを楽しむこともできますが、キャンプ歴が長くなると、どうしてもギアが多くなりがちですよね。
焚き火テーブルの機能が充実していると、細々としたギアを収納できるので、焚き火サイトがすっきりし、快適に楽しむことができますよ。
また機能性が優れていても、携行性がよくないと、持ち運びに不便で、結局使わなくなってしまったなんてことも。
しっかりと携行性の観点も確認しておきましょう。
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1機能
まずは焚き火テーブルの機能についてみていきましょう。
焚き火テーブルの種類によっては、より便利に使うことのできる機能がついたものもあります。
便利機能
- テーブルサイドにシェラカップやトングをかけられる。
- 天板の下に薪ラックがついている。
このような焚き火テーブルがあります。
自身の焚き火スタイルに合うものを選ぶといいでしょう。
テーブルのサイドにシェラカップやトングを吊り下げておくことができれば、効率よく調理することが可能になり◎。
また天板の下に薪ラックがついていれば、別途に用意する必要がなくなるのもいいところです。
また焚き火に薪を焚べやすくなるのもメリットですね。
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2携行性
次に焚き火テーブルの携行性についてみていきましょう。
携行性のチェックポイント
- 折りたたんだ際のサイズ感。
- 分解できるか。
これらのポイントに注目して選ぶといいでしょう。
キャンパー
使用時には大きくなっても、持ち運びの際に、コンパクトなサイズになるものが◎。
折りたたんだ際に、コンパクトにならないと持ち運びだけでなく、収納も大変になるので、持ち運びしやすい大きさになるかの確認が必須です。
また分解できるタイプを選ぶと、よりコンパクトになりおすすめですよ。
ただし分解できるタイプは、組み立てが容易にできるかもよく確認しましょう。
ユニフレームとは?
画像引用:ユニフレーム公式HP
ここまでは焚き火テーブルとはどんなものかについてご紹介してきました。
多種多様な焚き火テーブルの中でも、私が使ってよかったものが、「ユニフレームの焚き火テーブルラージ」です。
ユニフレームというと、焚き火台「ファイアグリル」が人気ですよね。
ユニフレームでは焚き火をより楽しむために、キャンプ用品を色々取り扱っています。
まずはユニフレームとはどんな会社かについてみていきましょう。
ユニフレームってどんな会社?
ユニフレーム(Uniflame)は、日本のアウトドア用品およびキャンプ用品を製造・販売するメーカーです。
元々は業務用厨房向けのツールを製造している会社なんですよ。
現在の親会社(業務用厨房向けのツールを製造)が、LPG向けの器具を製造し始めて、そこから派生してできたのがユニフレームです。
ユニフレーム社の理念
What's UNIFLAME?
「ユニークな炎(フレーム)を創造する」という理念のもと、1985年に株式会社ユニフレームが創設されました。
以来、日本の国産アウトドアメーカーとして日本の風土、文化を背景にしたアウトドアスタイルを創り続けています。
自然への畏敬を古くからの伝統としている、この国でアウトドアの楽しさを引き出す炎を絶えず燃やし続けたいと私たちは願っています。
We want to make friends with nature.
UNIFLAMEのロゴマークとともにあるこのフレーズは1991年、本格的にアウトドアメーカーとしてスタートした時からのものです。
いつも自然と仲良くしていきたいという気持ちを、さまざまな道具を通じて応援していきたいという願いが込められています。
引用:ユニフレーム公式HP
ユニフレームは、「炎」をどう生かしていくか、を大事にして製品を作っている会社なんですね。
キャンパー
ユニフレームの社員は、入社後に金属加工や素材について叩き込まれるのだそう。
全ての社員が素材について熟知しているのが、ユニフレーム社の強みなのです。
ユニフレームの代表商品とは?
使用目的に合わせて、簡単に壊れることがないモノを、高度な技術で作り上げているユニフレーム社。
ユニフレームの社員一人一人が素材から商品について深く知っているため、優れた商品を販売しているかを伺う事ができます。
そんなユニフレーム社で人気の商品と言えば、焚き火台ですよね。
ここでは代表商品についてご紹介いたします。
ユニフレームの人気焚き火台①
ユニフレーム ファイアグリル
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ユニフレームの代表的な焚き火台ファイアグリル。
ファイアグリルの網はファイグリルのツメに載せるのが特徴です。
ツメに載せているため、炉の四隅にスペースができ、炭や薪の調節がしやすいよう設計されています。
またとても頑丈で、ダッチオーブンなどの重い調理器具も載せてOK。
底板のロストルだけは買い換えていますが、本体はまだまだ現役で使えそうなので、大事に使おうと思います。
ユニフレームの人気焚き火台②
ユニフレーム ファイアスタンド2
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こちらもユニフレームの人気焚き火台である、「ファイアスタンド2」。
1996年に発売された「ファイアスタンド」が改良され、新たに発売されたのが「ファイアスタンド2」です。
ファイアスタンド2の特徴と言えば、巻いてたためるコンパクトな焚火台。
重さは490gととても軽量で、荷物を少なくしたいソロキャンパーにおすすめな一品です。
また特殊耐熱鋼メッシュが、薪を置く炉の部分に採用されています。
メッシュの網目は0.96mm目と細かいため、編み目から火が落ちることはほとんどありません。
本当にコンパクトで持ち運びやすさに感動。
最初は薪の重さに耐えられるのかちょっと心配でしたが、思ったよりも安定感がありました。
キャンパー
ユニフレームの焚き火台には、ファイアグリルとファイアスタンド2の2種類あり、どちらも使い勝手がいいため大変人気。
薪グリルや薪グリルソロという、焚き火や炭火での調理ができるステンレス製かまど製品もあり、焚き火飯を本格的に楽しみたい方におすすめですよ。
ユニフレームの焚き火テーブルラージ
ここまではユニフレーム社がどんな会社であるのかについてみていきました。
ユニフレームの中でも1,2を争う人気商品である焚き火テーブル。
焚き火テーブルの一回り大きいサイズである焚き火テーブルラージについて詳しくみていきましょう。
ユニフレームの焚き火テーブルラージの特徴
現在ユニフレームの公式HPで、販売されている焚き火テーブルは以下の2種類です。
- 焚き火テーブル
- UFローテーブル900
以前はこれに加えて、焚き火テーブルラージがレギュラー商品として発売されていたのですが、現在は廃盤になっています。
そのため現在焚き火テーブルラージを入手するためには、Amazonなどの総合オンラインショップや、リサイクルショップなどで探すのがおすすめ。
なぜ、どんなところが使いやすくて人気があるのかをみていきましょう。
焚き火テーブルラージのスペック
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焚き火テーブルラージは、2020年までの定番商品で、21年に廃盤となっています。
しかし人気がある焚き火テーブルラージは、2022年12月にはプレミアムショップ限定で復刻販売も行われています。(インターネット通販は無し。)
そんな焚き火テーブルラージのスペックについてみていきましょう。
焚き火テーブルラージの詳細
サイズ | 使用時:約70×45×37(高さ)cm
収納時:約70×45×2.5(厚さ)cm |
材質 | 天板:ステンレス鋼(特殊エンボス加工)
サイド:天然木 スタンド:ステンレスパイプΦ19mm |
重量 | 約3.24kg |
耐荷重 | 約50kg |
ユニフレームの焚き火テーブルラージは、天板がステンレス製。
エンボス加工されたステンレス製の天板は、キズにも熱にも強いので、調理にばっちり。
ファイアグリルの高さが33cmですので、一緒に使うと相性が抜群です。
エンボス加工されているので、ハードな使い方をしても、キズが付きにくいがの嬉しいですね。
2021年に惜しまれつつも廃盤
ユニフレーム 焚き火テーブルラージ
焚き火テーブルラージは、レギュラーサイズの焚き火テーブルの一回り大きいサイズ。
ラージというだけあって、天板は70×45cmの広さも調理しやすいのが私のお気に入りのポイントです。
見た目もシンプルなので、どんな焚き火サイトにもコーディネイトしやすいのも特徴ですね。
新品をゲットするなら、今が最後のチャンスと言えるでしょう。
焚き火テーブルラージと焚き火テーブルの違い
焚き火テーブルラージの詳細がわかったところで、通常サイズの焚き火テーブルと比較してみましょう。
焚き火テーブルと焚き火テーブルラージの違い
焚き火テーブルラージ | 焚き火テーブル | |
販売価格 | 13,200円 | 7,920円 |
使用時サイズ | 約70×45×37(高さ)cm | 約55×35×37(高さ)cm |
収納時サイズ | 約70×45×2.5(厚さ)cm | 約55×35×2.5(厚さ)cm |
重量 | 約3.24㎏ | 約2.3㎏ |
耐荷重 | 約50㎏ | 約50㎏ |
オプションラックの有無 | 無し | 有り(専用のレッグラック) |
このように、基本的に広さが違うだけで、つかわれている素材や、耐荷重などはどちらも同じ。
天板の広さがあるぶん、重量はラージが重めとなっています。
とはいえ、収納時の厚さが両者とも2.5cmと薄くなるのが◎。
<b>焚き火テーブルが優れている点</b>
- 組み立てやすい。
- 天板の側面が木製なので、端で手を切る心配がない。
- 焚き火テーブルと焚き火テーブルラージの連結が可能。
- 焚き火テーブルと焚き火テーブルラージは重ねて収納も可能。
このような点に優れています。
家族でキャンプに行く際などには、連結して使っていますよ。
焚き火テーブルラージは、広さがあるため、ご飯を食べるのにも適していると感じています。
また通常サイズの焚き火テーブルには、別売りでレッグラックがあります。
これをつければ、焚き火テーブル下にスパイスを置いたり、薪を置くことができるのも魅力といえるでしょう。
通常サイズの焚き火テーブル
ユニフレーム 焚き火テーブル
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こちらは現在もユニフレームで、レギュラー商品として販売されている焚き火テーブルです。
約55×35×37(高さ)cmと焚き火周りで使うには丁度良い大きさ。
設置も収納も簡単に行うことができるのも◎。
また耐熱性のあるステンレス製の天板になっているので、調理後の熱い調理器具も置くことができますよ。
テーブル下の機能性UP
ユニフレーム 焚き火テーブル レッグラック
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こちらは焚き火テーブルの下につけることのできるレッグラック。
焚き火テーブルを組み立て後に、脚に下から通してつけるだけなので、簡単につけることができます。
耐荷重は2kgなので、テーブル下のスペースに色々載せることができて便利です。
ただし焚き火テーブルラージにはこちらのレッグラックは対応していないため、注意が必要です。
こうすることで、薪ラックがなくても薪を地面の湿気から守ることができて、想像以上に便利だと感じています。
入手困難!?ユニフレームの焚き火テーブルラージは今GETしよう!:まとめ
今回は廃盤したけれど根強い人気を誇るユニフレームの焚き火テーブルラージについてご紹介しました。
現在も販売されている焚き火テーブルよりも一回り大きい焚き火テーブルラージを使えば、焚き火調理もぐっとしやすくなりますし、私は食べる際のテーブルとしても丁度いいと感じています。
しかし2022年に一度復刻されたものの、以後は販売の予定がありません。
ゲットしたい方は今がチャンス。
是非ユニフレームの焚き火テーブルラージを入手して、もっと焚き火を楽しみましょう。