こんな疑問を解決します。
焚き火ってやっているときは楽しいけど終わった後の臭いが気になりますよね。
私も洗ったのに衣服についた臭いがなかなか取れなくて困ったことがあります。
そういうものに限って気に入っている服だったりするんですよね。
しかし、そのしつこい焚き火の臭いもちょっとした工夫をするだけで簡単に臭いを落とせるんです。
今回は焚き火の臭いを取る方法と臭い対策の方法を紹介します。
目次
焚き火の臭いの原因
焚き火の臭いの原因は大きく2つが影響しています。
薪に含まれる水分の蒸発
薪に含まれている水分が温度の上昇とともに水蒸気となり煙が出ます。
その場で落ちている木の枝を使用したり、長期保管した薪を使用すると水分を含んでいるため煙が出やすいです。
市販で売られている薪は乾燥しており、水分を含んでいることが少ないので煙が出にくいですよ。
燃焼温度が低い
焚き火をしている過程で黒い煙が出てきたことがある人もいると思います。
薪の成分には、メタン、エタン、水素、アルデヒドといった複数のガスが混ざっています。
それが低い温度(450℃以下)だと燃焼されないのが原因です。
450℃以上でしっかりと燃やすようにすれば問題はないですね。
ビニールなどのごみを燃やすと有害物質が出たりするので絶対に燃やさないでください。
二次燃焼の起こりやすい焚き火台を使うとよく燃えるため煙が出にくいですよ。
焚き火の臭い対策
焚き火の臭いをつきにくくする3つの対策方法を紹介します。
煙が流れる風下を避ける
無難な考えですが、風下にいると煙が流れてきますので、煙の当たらない位置にいるようにしましょう。
風向きが一定の日はいいですが、風向きが頻繁に変わる日は頻繁に移動にしないといけないので面倒ですね。
その日の天気予報で風向きを確認しておくといいですよ。
帽子をかぶる
髪の毛についた焚き火の臭いってなかなか落ちないですよね。
私は焚き火をした日は必ずシャンプーを2回するようにしてます。
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そんな手間を少しでも軽減するために上の写真のように帽子をかぶると直接煙が髪の毛に当たることを防ぐことができますよ。
その代わりに帽子にも臭いがついてしまうのが難点ですね。
かなりお気に入りの帽子に臭いがついたらショックですが、後ほど帽子の消臭方法も紹介しますよ。
砂をかけて火を消す
直火の場合、水をかけて焚き火を消そうとすると多くの煙が出てきます。
水をかけて消火する前に砂をかけることで、酸素が減って火を消すことができる上に煙が出にくくなりますよ。
最後はしっかり水をかけ消火しましょう。
焚き火に必要な薪の量から正しい片付け方までこちらで紹介していますよ。
焚き火の臭いを落とす方法
あまり臭いのことばかり考えても焚き火を思う存分楽しめないですよね。
むしろ焚き火をやっているときの臭いが好きだから終わった後に臭いを落とすことができればいいやって思っている人もいますよね。
私も焚き火の臭いは好きですし、焚き火をやっているときは終わった後の臭いのことを考えてないので終わった後にしっかり消臭できればいいかなと思っています。
そこで衣服についた焚き火のしつこい臭いを落とす方法を紹介します。
風で臭いをとばす
衣服の繊維に臭いの元である粒子が入り込んでしまっているのでドライヤーなど風をあてることで臭いをとばすことができます。
しかし、服全体にドライヤーをあてるなんて地道な作業時間もかかるし面倒に思いますよね。
そんな人は服をばさばさと振るだけでもある程度の臭いを落とすことができますよ。
焚き火が終わったらその場で服をばさばさ振っておくと、車などへの臭い移りを抑えられますよ。
単純な作業ですが、効果は抜群です。
衣類消臭スプレーを使う
無難ではありますが大事なことですね。
- 焚き火が終わったらその場で消臭スプレーを振りかければある程度の臭いを落とすことができます。
- 風に臭いをとばすのと同様に車への臭い移りを防いだり、焚き火後すぐに人と会う約束があるときの応急処置に使えますね。
風で臭いをとばしてから消臭スプレーを使うとより一層効果がありそうですね。
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私のお気に入りは上の写真にある「キャンプッシュ」です。
キャンプ専用の消臭スプレーで、服や帽子についた臭いを取ることができますよ。
<キャンプッシュの特徴>
- 衣服以外にもテントやチェアにも使えます。
- 化粧品にも使われている抗菌剤を使用しているので肌に優しいです。
- 無色無臭なので家族全員で使えます。
除菌効果もあるので衛生面からも安心して使えますね。
酸素系漂白剤を使う
普通の洗濯だけではしみ込んだ臭いが取れないことがありますよね。
- そんなときには酸素系漂白剤を洗濯するときに入れるだけで焚き火のしつこい臭いを落とすことができます。
- 酸素系の漂白剤なので衣服の色落ちもしないので安心して洗濯できますよ。
上の動画では日常の洗濯での酵素系漂白剤の使い方を紹介しています。
漂白剤を使うときに気になる色落ちを心配せずに臭いを落とせるのは便利ですよね。
私はライオンケミカルが出している「オキシフィニッシュ」を使っています。
<オキシフィニッシュの特徴>
- 色落ちしないので色柄ものにも使えます。
- 無臭なので漂白剤の臭いがつくことがありません。
漂白剤って独特なにおいがするので、そのにおいがつかないのは安心ですね。
食器用洗剤に浸ける
焚き火の煙には油分を多く含んでいるので通常の洗濯では落ちにくいですよね。
浸けおきするだけなら手間もかからないですし、家にある食器用洗剤で簡単に臭いも油汚れも落とせるのはいいですよね。
うっかりついちゃった油やたれも簡単に落とせるようになるのはいいですよね。
私のおすすめはチャーミーマジカです。
<チャーミーマジカの特徴>
- 除菌効果があるので臭いのもとを取り除けます。
- 油汚れにも強いので焚き火終わりの油っぽい衣服に効果抜群です。
いろんな香りがあるのでお好みの香りを使ってみてください。
[おまけ]テント用消臭スプレー
キャンプ用品を取り扱っているキャンプスタッグから出ているテント消臭・除菌スプレーです。
締め切ったテント内で噴射して10分待つだけの使い切りタイプの消臭スプレーです。
周囲の人に迷惑のかからない環境であれば、家に持ち帰る前に消臭してからしまえば、楽でいいですよね。
この動画で紹介しているように ワンタッチで簡単に消臭できるので大きなテントでも簡単にできますよ。
焚き火でついた臭いは簡単に落とせる?その方法と対策を大公開:まとめ
焚き火のしつこい臭いも簡単に落とせる方法がありましたね。
私はキャンプ場で焚き火が終わったら上着をばさばさ振って、消臭スプレーをしてから持ち帰っています。
そのあと、家で酸素系漂白剤をいれて洗濯するまでがルーティーンですね。
ちょっとした工夫で臭いを簡単に落とせるので焚き火の最中も臭いを気にせず思う存分楽しむことができますよ。
みなさんもお好みの方法で臭いを落として焚き火を思いっきり楽しんでください。
焚き火台や焚き火台シートの汚れの落とし方はこちらの記事をご覧ください。
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