このような疑問にお答えします。
キャンプの楽しみは自然を満喫することではありますが、焚き火があるとさらに楽しむことができます。
焚き火があることにより、焚き火料理を楽しむことができますし、夜は明るく、何より焚き火の炎を眺めているだけで癒やされます。
そんなキャンプに欠かせない焚き火はどのようにしたら安全、うまくできるのかをご紹介していきます。
焚き火台での焚き火のやり方を知ると、キャンプでの焚き火を楽しめるほか、災害時などにも活用できます。
焚き火台での焚き火のやり方を知って、楽しいキャンプを過ごしてくださいね。
目次
焚き火の魅力
キャンプで焚き火をすると、雰囲気が良くなり、キャンプがより楽しくなりますよね。
焚き火はキャンプの醍醐味と言っても過言ではありません。
そう思われる方もいらっしゃるかと思います。
そんな方に焚き火をする魅力をご紹介いたします。
焚き火をするメリット
焚き火は魅力がいっぱいですが、実際どんなメリットがあるのでしょうか。
メリット
- 焚き火の周りで団欒することで仲が深まる。
- 焚き火を使って調理することができる。
- 夜は明かりになる。
- 暖を取れる。
- 虫が焚き火に向かってとんでくるため虫除けになる。
- 薪割りや火付けなどの体験が楽しめる。
- 焚き火に癒される。
現代の日常生活において、薪割りや火付けはなかなか経験することができませんよね。
薪割りや火を扱う経験は貴重で、火の危険や便利さなどを学ぶ良い経験になります。
小さいうちは危ないので十分注意が必要ですが、お子さんがいらっしゃる方にも焚き火は良い勉強になるのでおすすめです。
何より焚き火があると癒やされますし、キャンプがより楽しめるので、今では欠かせないアイテムになっています。
ではなぜ焚き火を観ていると癒やされ、よりキャンプが楽しめるのでしょうか。
焚き火に癒やされ、みんなの仲が深まる理由
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焚き火が癒やされる理由は、「炎が1分のfになっている。」ことによるものです。
そのため人は焚き火を観るとリラックスし、癒やされます。
焚き火をすると、この効果もあってみんなが自然に火の周りに集まり、ご飯を食べ、お酒を飲んだり、楽しい時間を過ごすことができるのです。
メモ
1分のfとは、自然界の音とか動き、匂いなどのことを言います。
自然界を例にあげると風や炎、鳥のさえずる声、水音等が平穏な時に起こっている状態(安心できる状態)のことを指します。
焚き火には安眠効果もあるのか、そんな日はぐっすり眠ることができます。
そんな魅力たっぷりの焚き火ですが、どこで、どのようにしたらよいのでしょうか。
焚き火ができる場所ややり方についてご紹介いたします。
焚き火ができる場所
焚き火をしたいと思ったら、まずは場所の確保が必須です。
キャンプ場であれば、焚き火台を使用しての焚き火は基本的に問題ないでしょう。
キャンプ場以外の場所で、例えば
- 河川
- 山
- 砂浜
などで焚き火をしたい場合は、その土地の管理者や自治体に確認しましょう。
また焚き火は、
- 廃棄物処理法
- 軽犯罪法
- 消防法
を守って、その範囲でやらなければなりません。
キャンプ場以外の場所では焚き火ができない場所もあります。
焚き火ができない場所
- 土地の所有者または管理者の承諾がとれない場所
- 住宅の近く
- 周囲に燃え移る恐れがある場所
このような場所では罰則や苦情、最悪の場合火災の恐れがありますので、絶対にやめましょう。
私の友人も確認不足で、焚き火の煙が近くの住宅に行ってしまい苦情を受けたことがあるそうです。
幸い大きなトラブルにはならなかったそうですが、ちょっとしたトラウマになったと言っていました。
焚き火の煙はなかなか落ちにくいので、住宅へ煙が行ってしまうと迷惑になります。
焚き火をする際には周りの環境をよく確認し、楽しく焚き火をしましょう。
注意
直火での焚き火は原則禁止です。
山は自然公園であったり、誰かが所有していますし、河原などでも基本的に直火での焚き火は禁止です。
何の許可もなく勝手に焚き火や野焼きをすることは自然公園法や廃棄物処理法で罰せられる可能性があるのでやめましょう。
直火での焚き火が禁止の理由は
芝生や地面にダメージを与えないため。
キャンプ場においてもマナーやモラルの低下により直火での焚き火を禁止せざるを得ない。
ためです。
直火はもちろん、焚き火台の焚き火でも焚き火をする際はマナーを守って焚き火をしましょう。
キャンプ場には管理人がいるので、焚き火のやり方に困った場合に相談することもできますし、薪なども販売しているので安心です。
私も初めての焚き火はキャンプ場で焚き火台を使って行いました。
準備にもたついていたところ、管理人さんにアドバイスしてもらうことができたため、安全に焚き火をすることができました。
焚き火はきちんと準備をし、やり方がわかっていれば安全に行うことができます。
では次に、初心者でも失敗しない焚き火のやり方をご紹介いたします。
これさえあれば安心!焚き火に必要な道具
場所が決まったら、いよいよ焚き火台で焚き火をしましょう。
キャンプで焚き火をする時には、安全に行うことができるよう、きちんと道具を準備することが大切です。
焚き火台で焚き火をする時に必要な道具をご紹介いたします。
焚き火をする時に必要な道具は、
- 焚き火台
- 火ばさみトング
- マッチやチャッカマン、ファイヤースケーター
- 薪
- 耐火グローブ
- 焚き火ウェア
- 火消し壺
- 焚き火シート
- 斧
- 灰スコップ
焚き火をするのに必要な道具の代表は、やはり焚き火台です。
直火での焚き火はできる場所が少ないですし、焚き火台を使うと地面へのダメージも与えません。
また焚き火台を使うことによって、
焚き火の場所を移動することが可能。
燃焼効率が良いデザインになっているので、初心者でも簡単に火がつけられる。
というメリットがあります。
ということがありました。
その際に焚き火台を使っていたため焚き火ごと移動することができました。
また焼き網を置いて、BBQグリルのように使える焚き火台もあります。
初心者でも扱いやすい、おすすめの焚き火台1
スノーピーク(snow peak) 焚火台
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スノーピークの焚き火台はシンプルで頑丈、見た目もかっこいい焚き火台です。
四角錐を逆さまにしたデザインで、燃焼効率が良いため、焼け残りを出さない優れた焚き火台です。
また折りたたむとコンパクトになり、収納性も高いところが嬉しい点で、とてもおすすめできます。
おすすめ焚き火台2
コールマン(Coleman) 焚火台 ファイアーディスク
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コールマンのファイアーディスクの一番のおすすめポイントは手軽に設置できることです。
重量感がある焚き火台ですが、その分しっかりしているため安心して使うことができます。
初心者でも先程挙げた、焚き火に必要な道具を用意しておけば、安心して焚き火を行うことができます。
しっかり準備して焚き火を行いましょう。
初心者でも失敗しない!焚き火台での焚き火のやり方
焚き火に必要な道具がわかったところで、焚き火のやり方を観ていきましょう。
以下の手順で行えば、失敗せずに焚き火を行うことができますよ。
手順
- 焚き火台を置く場所を決め、設置する。
- 薪を用意します。
- 着火剤を用意します。
- 薪を組みます。
- 実際に火を点ける。
- 後始末はしっかりしましょう。
焚き火台を置く場所を決め、設置する。
キャンプでの火災に対する備えとして、消火するために水を用意します。
また焚き火台は燃えやすいものから離して置く必要があります。
焚き火台の設置場所は、キャンプサイトの風下にし、テントから3メートル以上間隔を空けておくようにしましょう。
また衣類なども燃えやすいので焚き火ウェアがあると安心ですし、ない場合はできるだけ衣類が近づかないようにすることが大切です。
風が強い日は火の粉が飛び火災になる可能性も高まるため、天候によっては焚き火を撤収しましょう。
焚き火台を置く場所を決めたら、
- 焚き火台シートを敷きます。
- 焚き火台シートの上に焚き火台を組み立て、設置します。
焚き火台シートを敷くと地面が芝でも安心して焚き火をすることができます。
焚き火台シートは焚き火の熱から芝生など地面を守るための耐熱シートです。
また焚き火台シートを敷くことで、焚き火台からこぼれ落ちた灰を回収しやすくなります。
おすすめ焚き火台シート
ロゴス(LOGOS) たき火台シート
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ロゴスのたき火台シートは強度も十分ですし、耐熱性もきちんとあります。
薪を用意します。
火がつきやすくするため、薪を割り、太さを3種類用意します。
- 細い薪 小枝、または割り箸程度の細さの薪。
- 中くらいの太さの薪 販売している薪の半分くらいの太さ。
- 太い薪 キャンプ場やホームセンターなどで売っている薪。
また薪の種類は針葉樹と広葉樹があり、それぞれ特徴が違います。
針葉樹
燃えやすいが火持ちしません。
薪は割りやすいです。
広葉樹
燃えにくいが火持ちします。
薪が硬いので割りにくいです。
焚き火になれてきたら、薪の種類にこだわってみるのもおもしろいですよ。
着火剤を用意する
焚き火の最初の火だねとして着火剤を使用します。
固形の着火剤は値段が安く、持ち運びもしやすいため使いやすいです。
ホームセンターなどでも販売していて、入手が容易なこともおすすめな理由の一つです。
おすすめ着火剤
ウェーバー(Weber)着火剤 100%天然素材点火キューブ 48個入
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ウェーバーの着火剤は天然素材で作られているため、においや煙が控えめで安心して使うことができます。
ただ天然素材のため、石油で浸した着火剤に比べると着火に少し時間が掛かります。
私はチャッカマンで5秒くらい炙って着火しましたが、一度火が着くと火持ちは十分でした。
また煙が少ないこともおすすめな点です。
薪を組む
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薪の組み方は初心者でも簡単にできる、井桁(いげた)型がおすすめです。
点火すると、井桁の下から上昇気流により、一気に火柱が上がります。
一気に炎が上がるからこそ、燃え尽きるのも早いのが特徴です。
井桁型の薪の組み方
- 焚付け用の細い薪や落ち葉など燃えやすい素材を中央に置く。
- 薪を井戸の枠のように、正方形に組み上げる。
YouTubeに実際に井桁型に薪を組んでいる動画があります。
とてもわかりやすいので参考にしてみてくださいね。
引用:YouTube
実際に火をつける
着火剤に着火しましょう。
空気がきちんと通るようになっていれば、着火剤から細い薪へと火は移り、安定して燃え始めます。
焚き火の炎が弱いと感じる場合、焚きつけ材になるものを足しましょう。
ポイント
火が付いてすぐは、うちわであおいだりしないようにしましょう。
焚き着け材しか火が付いていないような場合、あおいでしまうと逆に火が消えてしまいます。
後始末はしっかりしましょう。
焚き火が終わった後は、きちんと後始末をしましょう。
後片付けの時の灰の処理は大変ですが、灰は自然に帰りません。
灰はキャンプ場のルールに従って処理し、捨てましょう。
絶対に灰をそのまま捨てたりしてはいけません。
火消し壺を使うと、安全に早く鎮火できるのでおすすめです。
おすすめ火消し壺
ロゴス(LOGOS) ポータブル 火消し壺
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ロゴスの火消し壺は携帯性がよく、耐熱性も高いため安心して使うことができます。
蓋を軽く閉めるだけで火が消えますし、安定感もあるのでこぼれたりする心配がありません。
焚き火が終わった直後は、焚き火台が高温になっています。
灰の処理をする時には、耐火グローブをつけて火傷しないよう注意しましょう。
焚き火台を片付ける際は、ゆっくり冷まし、素手で触れるほどに冷ましてから片付けるようにしてください。
このような手順で行えば、安心安全に焚き火をすることができます。
ポイント
- キャンプでの火災に対する備えとして、焚き火をする際は消火するための水を用意しましょう。
- 焚き火台の近くには燃えやすいものを置かないことも重要です。
- 火消し壺を使ってきちんと消火、灰は処理しましょう。
- 焚き火台は高温の状態から水をかけて冷ましたりしないようにしましょう。
- 焚き火台が変形、破損する原因になります
マナーを守って、楽しく安全な焚き火をしましょう。
焚き火台を使った焚き火のやり方とは?初心者でも簡単な方法教えます:まとめ
今回はキャンプ初心者の方でも簡単にできる、焚き火のやり方をご紹介しました。
焚き火台は、
- 自然環境を守りながら、焚き火が楽しめる。
- 焚き火台を使うことで、初心者でも楽に焚き火が楽しめる。
焚き火をする上で、欠かせないアイテムです。
キャンプでの焚き火は、醍醐味と言っても過言ではないくらい素敵なものですよね。
やり方を誤ってしまうと怪我をしてしまったり、最悪の場合火災の原因になります。
焚き火のやり方を知り、安全に楽しいキャンプをしてくださいね。