このような疑問にお答えします。
最近ではキャンプ用の焚き火台を使って焚き火をする人が多いと思います。
たしかに、よく売られている焚き火台は種類も豊富で、キャンプ飯も楽しめるようたくさんの工夫がされているものが多くあります。
私も結局使い勝手がいいので、焚き火をするときはキャンプ用の焚き火台を使うことがほとんどです。
ですが、少し想像してみてください。
ドーンと大きなドラム缶で焚き火
ちょっとかっこよくないですか?
いつもと違う焚き火をしてみたい時、個性あふれるドラム缶焚き火をしてみてはいかがですか。
ですが、いくつかの注意点に気をつけないと、ドラム缶での焚き火が違法になってしまう場合があるので、そうならないためにもぜひこの記事を参考にしてドラム缶焚き火を楽しんでほしいです!
目次
ドラム缶焚き火をするために準備するもの
メインとなるドラム缶と、ドラム缶を加工するための工具の準備です。
ドラム缶を用意しましょう
サイズ・種類
ドラム缶といってもサイズが豊富で一般的に20L~200Lがあります。
作りたいサイズや、保管場所のことも考えて選ぶとよいでしょう。
密閉型のクローズタイプや、天板が外せるオープンタイプもあります。
あとでご紹介する完成形を参考に、どちらのほうがよいか選びましょう。
私だったら立ったまま楽にバーベキューも楽しみたいので、高さもある200Lのドラム缶にしようかな。
入手方法
インターネットやホームセンターで購入できます。
インターネットなら中古販売しているお店や、ジモティーなどで格安に入手できることもあります。
ガソリンスタンドや、ドラム缶の取扱いがある工場などでは、無料でゆずってもらえる場合もあるので交渉してみるのも一つの手段です。
近所でなかなか手に入らないときはネットで購入してしまいましょう。
ネットで購入するメリットは、豊富なサイズから選ぶことができることです。
まずは作りたいサイズを調べてから探してみましょう!
このようなサイズもあります。
ドラム缶なのに、こじんまりとしてかわいいですよね。
この取っ手付きな所がなんとも言えないです。
やっぱり私これ欲しいかも。
焚き火じゃなくて、子供の水遊びとかにも使えそうですね。
もちろん自分でドラム缶を切断してもOKです!
天板付きのドラム缶が1つあれば、2台作ることもできますよ!
ドラム缶を加工するための工具
ドラム缶はとても頑丈なため、加工するには工具が必要です。
なにかしら無いと、作るのは非常に厳しいです。
購入してもいいですが、出番が少ないようなら周りに持っている人がいないか一度聞いてみましょう。
- ドラム缶カッター
ドラム缶の天板を取るにはこちらがおすすめです。
まるで家庭用缶切りの特大バージョンですね!
私は見たことすらないですけど、一度使ってみたいかも。
けっこう力はいりそうですね。
- 金工用のグラインダー・ドリル・ジグソーなど
側面の穴開けなどの加工に使います。
使い方次第では、天板を取ることも可能です。
グラインダーがあれば天板を取ることや、側面に穴を開けることもできますが、きれいな円の穴を開けたければドリルやジグソーなどと併用するほうがいいです。
グラインダーとは
先端に取り付けた砥石を高速回転させることで、対象物を切断・研削・研磨をしていく電動工具です。
研磨から切断までと加工の幅が広いです。
ドリルとは
穴を開けるための工具です。
刃の部分が回転することで接触箇所を削り取り、切りくずを排出しながら穴を掘り進めることができる切削工具です。
ジグソーとは
取り付けてある刃を上下に動かすことで、素材を切断していく電動工具です。
ジグソーは直線だけでなく曲線に切断できるのが特徴です。
側面に開ける穴は空気の通り道のためなので、はっきり言ってどんな穴でも大丈夫です。
ただ夜間使用時などは、その穴から火の光が映し出されるので、デザイン性にこだわって作るのもオススメです!
私もどんなデザインにしようか悩み中なんです。
町でふとドラム缶を見かけてしまった時には、あれこれイメージが膨らんでしまいます。
ドラム缶を加工する際の注意点
グラインダーに限らず、工具は使い方を誤ると危険です。
怪我や事故を起こさないためにも、利用する際には以下のポイントに注意を払いながら作業をする必要があります。
安全に作業できるスペースの確保
安全に作業をするためにも、安定した場所で作業できるスペースを確保するようにしてください。
保護具を着用する
金属を加工するのにグラインダーなどを使っていると、火花や鉄粉などが高速で飛散してきます。
目などに入ってしまうと最悪の場合、失明してしまうこともあるので、作業中は革手・保護メガネ・防塵マスクなどの保護具は必ず着用するようにしましょう。
楽しい焚き火をするためにも、まず安全に作業することは大切ですね。
私も安心安全な加工をするために、得意な人に作業してもらおうと思います!
準備が整ったらいよいよ製作へ
ドラム缶と工具の用意ができたらいよいよ形を作っていきます。
どんな形をご希望ですか。
それによって作り方も違ってくるので、これからいくつかご紹介していきたいと思います。
縦型ノーマルタイプ
オーソドックスな縦型使用。
天板が付いているものは、まず外してしまいましょう。
そして、側面に空気を送り込むための穴を開けます。
このタイプは単純にそのまま使うことになるのがほとんどなので、ここからが個性を活かせるポイント!
ただ数ヶ所穴を開けるだけでもいいのですが、おしゃれに決めるのであればここで一工夫することで個性が格段にアップ!
文字とかを切り込めたらすごくオシャレになりますよね!
私だったらなんて切り込もうかな。
さすがに名前は恥ずかしいですかね。
無作為に数字とか並べてもけっこうオシャレになりそうです。
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引用:インスタグラム
縦に真っ二つタイプ(その1天板あり)
ドラム缶をそのまま天板が付いた縦の状態で半分に切断し、それを横に倒して使います。
立てて使うより断面が大きくなるため、焚き火だけでなくバーベキューにはもってこいです!
しかも1缶で2台分作れちゃいます。
そのままではグラグラと傾いてしまうので、足場も作る必要があります。
溶接してもいいですし、取り外せるようにすると片付けた時に場所をとりません。
近所の小学校のイベントでたくさん作られてました。 こちらは脚を溶接しています。 この時は焚き火ではなく完全にバーベキュー用でしたが、かなりの人数で楽しむことができました。
こちらの動画は脚を取り外せるタイプです。 このほうが使わないときに立てて置いておけるのであまり邪魔にはならなそうですね。
縦に真っ二つタイプ(その2天板なし)
こちらは天板を外した状態から縦に半分に切断し、それを横に倒して使います。
『その1天板あり』と形状は似ていますが、横に倒した時に片側が開放されているので、上に網を置いた場合でも薪の追加などがしやすくなります。
こちらの画像は、なんと寸胴鍋を切断して作ってます。
たしかにドラム缶と形は同じですね。
しかもよく見ると足場には、ひっくり返したテーブルを置いてます!
こんなにも簡単に安定した足場が作れてしまうとは。
すごいアイデアですね。
引用:虹や
大きく分けると基本はこの3パターンになります。
ここからどこまで個性を出せるかは、腕の見せ所です!
私はやっぱりシンプルに、最初のノーマル縦置き型がいいですね。
オシャレに文字もを飾ることができるし、ただ単に大きめな穴を開けておけばそこから薪を追加することもできるし、と、結局悩んでばかりで決まらないままです。
いっその事いくつも作ってしまうという決断もありますが、さすがに置いておく場所に困ってしまいます。
でもこうやってあれこれ悩んで考えている時間も実は楽しんでいます!
【注意】ドラム缶焚き火を行う時は、使用場所や使用方法の確認も
ドラム缶での焚き火やバーベキュー、楽しそうですよね!
でも使用場所や使用方法を間違えてしまうと違法になってしまうことがあります。
そうならない為の注意点もご紹介いたします!
ドラム缶での焚き火が違法かどうかは、法律や各自治体の条例などが関係してきます。
- 軽犯罪法
注意を怠り、可燃物や引火しやすいもののそばで焚き火をしてはいけない
- 消防法
火災と間違われるような行為をしてはいけない
- 自然公園法
自然公園内の特別保護地区内で焚き火をしてはいけない
- 都市公園法
市街地にある公衆の都市公園内で、管理者の許可した場所以外で焚き火をしてはいけない
- 廃棄物処理法
ゴミ(廃棄物)を燃料として不法焼却してはいけない
実はドラム缶に限らず、屋外で人の健康や環境を害する煙や悪臭の原因となる燃焼行為はしてはいけないということになります。
ですが、キャンプ場や庭でおこなう「軽微な範囲での焚き火」なら、違法ではありません。
しかし、「軽微な範囲」という点がとてもあいまいですね。
『焚き火で焼き芋』など、軽い気持ちでやってしまったことが近隣へ迷惑がかかることで通報されたり、場合によっては違法とされてしまうこともあります。
安心して楽しく焚き火を楽しむためには、焚き火をして良い場所かどうかをキャンプ場や自治体などへ事前に確認しておくことが大切ですね。
焚き火の注意点
緊急時に消火できるように水を用意しておく!
まずは、いつ燃え広がったり事故が起きたりするか分からないので、常にすぐ消火できるように準備をしておくことが重要です。
バケツやペットボトルで水を確保しておくなど、事前にそういった準備をしておきましょう。
強風時には火の粉が飛ぶので焚き火をしない!
風速2~3m以上の場合でも、焚き火はかなり危険だと思われます。
もちろん、風防をすることである程度の対処はできるかもしれませんが、急に風向きが変わったりすることも考えられるので、強風時には極力焚き火を控えるようにした方が安全です。
周囲に燃え広がる危険性のあるところでは焚き火をしない!
地面が土や砂利なら特に問題はないのですが、落ち葉が多い時期などに焚き火をすると急な突風で落ち葉に引火することもあるので、引火する可能性がある物の近くでの焚き火はやめましょう。
そして、雨が降っていない時期などは、周囲の乾燥状態も十分に考えて安全に配慮をしながら焚き火を楽しみましょう。
最低でもこの3つは守って、楽しい焚き火にしましょう!
ドラム缶で焚き火をしよう!網を乗せればバーベキュー台に大変身!まとめ
ドラム缶での焚き火は、市販の焚き火台とは違う別の良さがありますよね。
そう、完全なる手づくりだということです。
材料をそろえるのも簡単ではないかもしれませんが、もしドラム缶が手に入ったらぜひオリジナルの1台を作ってみてはいかがでしょうか。
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