キャンプで活躍する焚き火台。
様々な材料を使って焚き火台を作ることができますが、今回は材料に一斗缶を使って焚き火台を作ってみたいと思います。
焚き火台の自作なんて、と難しいなんて思っていませんか?
そんなことはありません。
グリル付きの焚き火台やおしゃれな焚き火台など、自分のイメージするキャンプや目的に合わせた自分だけの焚き火台でキャンプを楽しみましょう。
色々なアイデア次第で自分が使いやすい焚き火台になります。
簡単にDIYできる焚き火台自作をご紹介します。早速見てみましょう。
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目次
一斗缶で自作の焚き火台を作るメリット
一斗缶で焚き火台が作れるようになるととても便利です。
例えばガスや電気が使えない状況になってしまった場合、一斗缶で焚き火台を作るとカマドとして使うことができ、お湯を沸かしたり調理することもできるようになります。
一斗缶で焚き火台を作るメリットは他にも、性能がいいですし、火の扱いが容易になります。消火するときは、上を鉄板で覆って密閉するだけです。
今回は一斗缶で焚き火台を作る方法を基本的なところから、キャンプで大活躍するものまで、ご紹介しますので是非参考にしてください。
一斗缶とは
約18Lの容量を持つ角型の金属の缶の総称です。食用油や、ワックス、洗剤、塗料などを入れる容器で、ホームセンターやアマゾンなどの通販で購入することができます。
おススメの一斗缶はこちらです。
こちらの一斗缶ですと、上の部分がフタになっていますので、フタを切り取る手間が省けます。あとは空気穴を開けるだけで済みますので、簡単に焚き火台ができますよ。
基本的な一斗缶の自作焚き火台の作り方
一斗缶で焚き火台を作るのは意外と簡単にできます。簡単に言えばふたを切り取る、底や周りに空気穴用の穴を開けるだけなんです。
ケガに注意すれば簡単に作れます。では、作り方を見ていきましょう。
1:密閉タイプの一斗缶は、上面のふたの部分を切り取ります。
道具は缶切りや、マイナスドライバーとトンカチなどでできますが、ケガをしないよう気をつけて作業してください。
私は普通の缶詰をあけるだけでも指を切ってしまいます。結構痛いので気を付けましょう。
2:上面を取り除けたら一斗缶を逆さまにして、底部分に穴を開けます。
穴を開ける道具は、プラスドライバーと石や、インパクトドライバーとドリルですね。
私はインパクトドライバーを持っていないので、地道にプラスドライバーと石で穴を開けましたが、間違って手を叩かないように気を付けましょう。
穴は真ん中を集中的に開け、周囲はほどほどで大丈夫です。
一斗缶の横に穴を開けてもいいのですが、そうすると燃焼温度があまり上がらず燃費も悪くなりますので、お好みで加減してください。
3:完成です。
火をつける場合、一斗缶の下には石などを挟んで空気の通り道を作りましょう。
燃えにくい場合は、灰などで底の空気穴が塞がれていないか確認してください。
ちなみに
一斗缶の中に残っているものが油などでしたら、新聞紙でふき取り、その新聞紙で火をつけると着火剤代わりになって便利ですよ。
火のつけ方
新聞紙で火をつける場合、沢山入れすぎると灰が多くなって、底の空気穴が塞がれてしまいますので入れすぎないようにしてください。
灰が多くなったとき、薪とかがあると灰をよけるのに大変な思いをしました。
ポイント
一斗缶の下から順に次の物を入れていきます。
- スターター 新聞紙、杉の枯葉などの油分を含んだもの
- 焚きつけ 枯れた木の枝など、乾いている木の枝や細い枝など
- 太い枝や薪
焚き火で調理をする際は薪などをたくさん入れてしまうと火力が強くなりすぎてしまいますので、加減して薪を入れるようにしてください。
様子を見ながら薪を入れていきましょう。
私はガンガン入れてしまう方で、入れすぎて火力が強くなることが多いです。
一斗缶以外の缶でも自作の焚き火台が作れます
一斗缶以外で代用できるものとして、缶であれば基本的にはどの大きさでも作ることができます。
コーヒー豆が入っていた缶などで作るとコンパクトで持ち運びに便利ですよ。
一番おススメなのが、ステンレスの寸胴を使用することです。
ステンレスの寸胴は、厚みがあり頑丈ですし火に対しても強いです。
寸胴はサイズが様々ありますので、自分の希望のサイズで焚き火台を用意することができますよ。
おススメの寸胴はこちらです。
一斗缶などの缶で作る自作の焚き火台
こちらでは、一斗缶を使った焚き火台を見ていきます。
みなさん、それぞれ工夫を凝らしたオリジナルな焚き火台になっていますよ。
次の動画の焚き火台は作り方はとても簡単でした。
一斗缶に穴をあける際は私は工具がほとんど持っていなかったので、ドライバーとトンカチを使って穴を開けました。
次の焚き火台は上部のフタ部分に穴を開ける形ですので、とても作りやすいです。
焚き火台が丸いと使い勝手がいいですよ。
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次の動画は、一斗缶を半分にしたサイズで、なおかつ折り畳みができます。
なので移動などの際便利ですよ。
次の作品も小さめの缶を焚き火台にリメイクしてますので、とてもコンパクトです。
一斗缶よりこちらの缶のほうが手に入れやすいと思います。
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次の動画では、一斗缶を横にしてグリルストーブを作っています。
こちらですと暖がとれますし、調理もしやすいので参考にしてください。
一斗缶だけじゃない!焚き火台の色んな自作をご紹介
自作で作る焚き火台のバリエーションは様々。
番外編としていくつかご紹介します。何ごとも楽しんでやるべきですね!色々試してみてください!
軽量な焚き火台を自作してみる
キャンプは何かと荷物が多くなりがち。
私はいつも、車の後部座席がパンパンになるほどの量になってしまいます。
軽量化できるものがあれば、荷物も少なくてすみますよね。
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こんな感じはいかがですか?
作り方
- メッシュネットの四角にハトメパンチでハトメをつける。
- ペグの丸く穴があいている部分とハトメの穴を針金で止める。
- 使用する地面にペグを打ちつける。
以上!
これは私の愛用品。長持ちするのでオススメです。
コンパクトな焚き火台を自作してみる
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コンパクトな焚き火台は、用途がたくさんあります。
子供に自作をやらせてみる。
家族が寝たあと、一人の時間を楽しむ。
お酒のつまみでちょっとだけ焼きたいとき。(網を置けばOK)
作り方
- キャンプ用折りたたみ椅子の座面部分と下の開き止めの2ヶ所を取り除く。(布の部分を無くす。)
- ステンレストレー2枚をクリップで止める。
- クリップを止めた2枚のステンレストレーの開き具合に合わせて、折りたたみ椅子の開き具合を調整、折りたたみ椅子の下の開きを針金で固定する。
以上!
安定感があるので、風などで倒れることがない焚き火台。
グリル用の網を乗せれば、コンパクトな焚き火台としてもグリルとしても使用できますよ。
最後に、焚き火の特性を知った上で押さえておくべき2つのポイント
キャンプ初心者はもちろんのこと、実はベテランキャンパーでも火を起こすことは確実にできるものではありません。
例えば現地で調達した薪の水分量やその日の湿気など、様々な環境や状況によって火のつき具合も変わってくるんです。
薪の太さや種類によって変わる燃焼時間
薪の種類や太さで火の燃焼時間が大きく変わるのはご存知でしたか?
- クヌギ
- ナラ
- ケヤキ
- サクラ
- アカシア
- クリ
このあたりの広葉樹は、着火するまでに時間はかかりますが1束の薪で長い時間焚き火を楽しむことができるんです。
逆に、以下のような針葉樹は木材全体が乾いていることが多いので着火しやすく多岐にをすぐに楽しめるのがポイントです。
- ヒノキ
- スギ
- アカマツ
リーズナブルな価格で販売されているのと、扱うキャンプ場も多いです。
ただ、燃料効率があまり良くないので、何束も使うことになってしまうことがあります。
1本の薪を斧などで割り様子を見ながら焚き火に入れるなどの工夫をするといいですよ。
空気を適度に入れる
「空気」も重要です。密に薪を置いてしまったら中々火が着かなくて煙ばかりが立ち込めるという経験はありませんか?
一つの理由としては空気が無いために火が着かないことがあります。 火は適度な酸素がある状態で発生するので、薪と着火剤などの間に少しだけ空間を作るのがコツです。
空間が開きすぎても薪に火が移らず着火剤が消えてしまうことがあるので、トングなどで調整するのもおすすめです。
必ず使うものだからこそ、ケチらずに最初から買っておいた方が良いですよ。
空気を入れる際に、全体を息で吹きかけるのも灰が飛び散りますので、ピンポイントで空気を入れられるこちらもおすすめ。
焚き火台を簡単に自作してみよう!一斗缶を使うと簡単にできます!:まとめ
今回は一斗缶で作る焚き火台をご紹介させて頂きました。
とても作りやすい物から一手間を加えるだけで素晴らしい焚き火台までできますね。
是非、みなさんも一斗缶で焚き火台作りにチャレンジして焚き火を楽しんでくださいね。
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