このような疑問にお答えします。
キャンプに行くと、スノーピークの焚き火台をよく見かけますよね。
焚き火台を購入しようと考えている方は、一度は検討したことがあるのではないでしょうか。
この記事では、スノーピークの焚き火台が人気であるその理由と、焚き火のやり方についてご紹介いたします。
スノーピークの焚き火台で焚き火をする方法を知ると、炎を眺めて癒やされますし、もっとキャンプが楽しくなります。
また非常時にも焚き火で暖をとったり、調理したりすることができるようになりますよ。
このように魅力たっぷりなスノーピークの焚き火台で、焚き火を楽しみましょう。
目次
スノーピークの成り立ちと理念
画像引用:snow peak公式HP
スノーピークの焚き火台は、本当に魅力たっぷりなので、多くのキャンパーから愛されています。
キャンプを始めたばかりの方が、
と考えたときに、検討する商品だと思います。
その多くの人から愛されている、焚き火台はスノーピーク社が製造しています。
スノーピーク社の成り立ちをみると、なぜ人気があるのかを垣間見ることができます。
ここからは少しスノーピーク社の成り立ちと理念をみていきましょう。
スノーピーク社の成り立ち
スノーピーク社は1958年に山井幸雄氏が、アイゼンを作り始めたことから始まっています。
幸雄を魅了したのは、世界で最も死者が多く「魔の山」「人喰い山」と恐れられた谷川岳。スノーピークの語源となった名峰である。
引用:snow peak公式HP
創設者の山井氏がクライマーだった当時は、登山のギアも現在のように機能性、携行性に優れておらず、死が身近なものだったそうです。
そこで自身が住む、新潟県燕三条の仲の良い職人に頼み、クライマーとしてほしい道具を作ってもらったことが始まりなんだそう。
山井氏の理想は、金属加工の町である燕三条の職人達の高い技術力により、形となり、使いやすい道具になりました。
職人達に作ってもらった道具はすぐ山で試し、検証、改良をしたそうです。
スノーピーク社の理念
創設者山井氏の精神は、現在でも受け継がれています。
創業者から受け継がれる「ユーザー視点」と「仮説検証」。
開発者たちに受け継がれている、創業者山井幸雄のものづくりのポリシーは、大きく2つある。
1つは、「ユーザーとして自らが欲しいモノを形にする」ということ。
道具を使うユーザーとしての欲求、そして徹底してユーザーの立場に立った製品開発を行うこと。
2つめは、現場での「仮説⇆検証」。
試作したプロトタイプはすぐ現場に持ち込まれフィールドでテストが繰り返される。
「仮説⇆検証」は、開発だけにとどまらず素材・材質や製造方法の選定、量産製品の品質維持管理など、あらゆる現場で繰り返し実行され、製品の品質を高めている。
幸雄によって培われたものづくりの創業の精神は、変わることなく現代に受け継がれている。
引用:snow peak 公式HP
またスノーピークには、設計上厳しい3つのルールがあります。
THREE RULES
スノーピークらしさを形づくる3つのルール
1.まねをしない。
設計上で一番大切なルール。
他社製品とそっくりのものを出しても、世の中にとって現状維持でしかなく、アウトドアライフを豊かにする事にはならない。
たとえ売れるとわかっていても、まねをするのであれば私たちにとって無価値である。
2.とことんこだわる。
まだ世の中にないアイデアが見つかり、製品開発がスタートしたら、可能な限り多くの使用シーンをイメージしながら、使いやすさや頑丈さを試す。
そのカテゴリーにおいて最高峰と言えるくらいまで造りこむ。それがスノーピークのスタイルになる。
3.シンプルにつくる。
極力パーツ点数を減らし、意味のないデザインは削ってゆく。
それにより余計なコストを抑えられ、なにより安全で壊れにくいものになるのだ。
使い勝手を追求し、ムダを徹底的に省いた製品は、結果として独自の美しさをもたらす。
この3つのルールを頑なに守り、無駄を省き、長所を研ぎ澄ませて、唯一無二のスノーピーク“らしさ”が形づくられてゆく。
引用:snow peak公式HP
またスノーピークの強みは、ユーザーからの直接のフィードバックがもらえる仕組みがあることです。
なんと店舗スタッフや開発者、内勤の社員全員が参加が参加する、キャンプイベント「Snow Peak Way」が開催されているのです。
一緒に焚き火を囲むことで、開発者は自分が開発した商品についてフィードバックをもらい、次にいかしているのだとか。
理念からストイックで、格好いいスノーピークなので、みんなから愛されているのです。
では実際スノーピークの焚き火台は、どんな点が優れているのでしょうか?
ここからは、スノーピークの焚き火台の魅力についてご紹介いたします。
スノーピークの焚き火台が人気の理由
スノーピーク社の理念からも、格好良さが伝わってきますが、実際本当に使いやすい焚き火台です。
魅力たっぷりな焚き火台ですので、魅力を一つ一つみていきましょう。
スノーピークの焚き火台のメリット
- 見た目、強度が抜群。
- 燃焼効率がよい。
- 収納性が高い。
- 設置が簡単。
- サイズが選べる。
- オプションでバリエーション豊かに焚き火ができる。
見た目、強度が抜群
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シンプルで格好良い、その見た目からもファンが多いスノーピークの焚き火台です。
購入当初の金属の美しさはもちろん、使い込んで色が変わってくると、味わい深い色合いになって、それもまたいいと評判です。
またコンパクトであるにも関わらず、しっかりとした作りになっているため、ダッチオーブンなどを置いても大丈夫です。
燃焼効率がよい
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スノーピークの焚き火台は、四角錐を逆さまにしたような形です。
燃焼効率が良くなるよう設計されているため、燃え残りなく焚き火をすることができます。
収納性が高い
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折りたたむと、薄くなり、収納性が抜群です。
専用のケースに入れると、持ち運びもしやすいです。
設置が簡単
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焚き火台を設置する際は、ぱっと開くだけでOK。
複雑な組立がないことで、ストレスフリーに焚き火を始めることができます。
サイズが選べる
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スノーピークの焚き火台はサイズがS・M・L・LLと4サイズあります。
ソロキャンプにぴったりのSサイズから、グループキャンプにぴったりのL・LLサイズまであるため、自分の用途にあわせて購入し、使用することができます。
S・Mサイズは薪割りが必須ではありますが、その分コンパクトで、ソロキャンプや人数が少ない場合にはぴったりです。
オプションでバリエーション豊かに焚き火ができる
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スノーピークの焚き火台は、スターターセットというものが販売されていて、それで最低限必要な道具がそろいます。
また焚き火での調理を楽しむ場合は、スノーピークからたくさんのオプション品が販売されています。
焼き網から、グリルブリッジ、グリルプレートなどを使用すると多彩な調理を楽しむことができます。
スノーピーク焚き火台
焚火台Lスターターセット
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セット内容は焚火台L、 焚火台ベースプレート 、炭床Pro L、 焚火台L コンプリート収納ケースとなっています。
焚き火を始めるのに、必要な道具が入っています。
耐火グローブなど、そのほかにも必要な道具はありますが、収納ケースにスターターセットの内容がすべて入ってしまうので便利です。
おすすめオプション品1
スノーピーク グリルブリッジ
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スノーピークのグリルブリッジは3段階に高さが調整できるため、火力調整をすることができます。
また脚は折りたたむことができ、コンパクトになるので、収納ケースに入れて持ち運びすることができます。
おすすめオプション品2
スノーピーク 焼きアミproL
スノーピークの焼き網はとにかく頑丈な作りで、ダッチオーブンを載せても大丈夫です。
スノーピークの焚き火台のデメリット
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ここまでスノーピークの焚き火台のメリットをみていきました。
そんな疑問を持つ方もいらっしゃると思います。
実際使用している私が感じるデメリットは、以下のようなことが挙げられます。
デメリット
- しっかりしているため、重い。
- オプションをそろえると高い。
- 使っている人が多いため、他人とかぶる。
- 立ってのBBQはしにくい。
スノーピークの焚き火台を使用している方に、デメリットを聞くと、口をそろえて「重い」といいます。
また多彩なオプションがあるため、すべてをそろえようとすると、高額になってしまいます。
最初は必要最低限のものではじめ、徐々にそろえていくのが良いでしょう。
さらにその他のデメリットとして、立ったスタイルでのBBQはしにくいことが挙げられます。
スノーピークの焚き火台でのBBQは、椅子があると良いでしょう。
人気のある焚き火台なので、他の人とかぶることが多いです。
人と同じものを使いたくない方には、おすすめできないかもしれません。
しかし同じ焚き火台を使っていることで、お互い親近感から、知らない人とコミュニケーションがとれることもあります。
そんなスノーピークの焚き火台はデメリットもありますが、とてもメリットが多く、使いやすい焚き火台です。
そんな方に、スノーピークの焚き火台を使った焚き火のやり方をご紹介いたします。
いよいよ実践!スノーピークの焚き火台で焚き火をしよう
スノーピークの焚き火台は、これまで述べてきたように、焚き火をするのに最適な一品です。
そんなスノーピークの焚き火台で、「焚き火をする際の手順」をここからはお伝えしていきます。
まず焚き火をする時に必要な道具は、以下のものになります。
- スノーピークの焚き火台
- 火ばさみトング
- マッチやチャッカマン、ファイヤースケーター
- 薪
- 耐火グローブ
- 焚き火ウェア
- 火消し壺
- 耐熱シート
- 灰受けプレート
- 風防
- 斧
- 灰スコップ
- もしもの時の消火用の水
スノーピークの焚き火台は、隙間から火がこぼれ落ちるため、地面へのダメージを避けるために、耐熱シートや灰受けプレートを敷きましょう。
準備ができたら、いよいよ焚き火を始めましょう。
以下の手順で、安全に焚き火を行うことができますよ。
手順
- スノーピークの焚き火台を置く場所を決め、設置する。
- 薪を用意する。
- 着火剤を用意する。
- 薪を組む。
- 実際に火を点ける。
- 後始末はしっかりしましょう。
焚き火台を置く場所を決め、設置する
スノーピークの焚き火台は燃えやすいものから離して設置しましょう。
またキャンプサイトの風下、テントから3メートル以上間隔をあけて置きます。
キャンプでの火災に対する備えとして、消火するために水を用意しましょう。
また風が強い日は、火の粉が飛び火災になる可能性も高まるため、天候によっては焚き火を撤収する必要があります。
焚き火台を置く場所を決めたら、
- 耐熱シートを敷きます。
- 焚き火台シートの上に、灰受けプレートを置きます。
- スノーピークの焚き火台を組み立て、設置する。
薪を用意する
火がつきやすくするために、薪の太さを3種類用意します。
- 細い薪 小枝、または割り箸程度の細さの薪。
- 中くらいの太さの薪 販売している薪の半分くらいの太さ。
- 太い薪 キャンプ場などで販売している薪。
着火剤を用意する
焚き火の最初の火種として着火剤を使用します。
おすすめ着火剤
Fireside 着火剤
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ファイヤーサイドの着火剤は、簡単に火が付き、さらに火持ちもしてくれるため使いやすいです。
パッケージの筒がおしゃれなのも、キャンプの雰囲気をよくしてくれます。
薪を組む
スノーピークの焚き火台は開口部が大きいため、井桁型やティピー型など、どんな薪の組み方でも楽しむことができます。
その中でも今回は誰でも失敗の少ない、円錐型のティピー型をご紹介いたします。
火力の調節もしやすく、酸素が下から入りやすい型なので、炎が安定して燃えます。
ティピー型(合掌型)の組み方
ティピー型は薪を円錐型にたてかけて組む方法です。
- 円錐の真ん中になる場所に、着火剤と細い薪や落ち葉などを入れる。
- その上に少し立てるように、中くらいの薪を入れる。
- 中くらいの薪の上に、太い薪で円錐になるよう薪を立てかけて組む。
スノーピークの焚き火台は、ティピー型以外の薪の組み方も楽しむことができます。
YouTube動画では、色々な薪の組み方を一度に紹介しているものがあります。
参考にして、自分の好きな薪の組み方を見つけてみてくださいね。
引用:YouTube動画
実際に火をつける
着火剤に着火しましょう。
空気がきちんと通るようになっていれば、着火剤から細い薪へと火は移り、安定して燃え始めます。
焚き火の炎が弱いと感じる場合、焚きつけ材になるものを足しましょう。
着火剤に火をつける際は、火傷にも十分気をつけましょう。
おすすめ耐火グローブ
スノーピーク ファイヤーサイドグローブ
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着火時や薪の移動、網の取替えの際に使える耐火グローブです。
後始末はしっかりしましょう
焚き火が終わった後は、きちんと後始末をしましょう。
灰は自然にかえらないため、キャンプ場のルールに従って処理し、捨てましょう。
耐熱シートや灰受けプレートに、灰をまとめて運ぶこともできます。
また火消し壺を使うと、安全に早く鎮火できますよ。
おすすめ灰受けプレート
スノーピーク ベースプレート
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スノーピークのベースプレートは、焚き火台のスターターセットにも入っていますが、焚き火をする上で必需品です。
灰受けのプレートとしてはもちろん、これを敷くことで、焚き火台もさらに安定して設置することができます。
ベースプレートスタンド
スノーピーク ベースプレートスタンド
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スノーピークのベースプレートスタンドは焚き火台の放射熱を緩和するアイテムです。
ベースプレートと地面を離すことで、熱によるダメージを与えずに済みます。
このスタンドを使うと焚き火台の高さがあがるので、ジカロテーブルを使っている方にもおすすめです。
このような方法で焚き火をすれば、安心安全に焚き火を楽しむことができます。
スノーピークの焚き火台は、使いやすく、格好いいので本当におすすめです。
是非スノーピークの焚き火台で、焚き火をしてみてくださいね。
スノーピークの焚き火台はここがすごい!焚き火のやり方はこれだ!:まとめ
今回はスノーピークの焚き火台についてご紹介しました。
スノーピークの焚き火台は、
- 見た目、強度が抜群。
- 燃焼効率がよい。
- 収納性が高い。
- 設置が簡単。
- サイズが選べる。
- オプションでバリエーション豊かに焚き火ができる。
など魅力たっぷりの焚き火台です。
スノーピークの焚き火台は、一台あれば炎を眺めて楽しんだり、暖をとるだけでなく、調理など多彩に楽しむことができます。
この記事で焚き火のやり方を知って、是非キャンプを楽しんでくださいね。
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