久しぶりにキャンプをするけど火のおこしかたを忘れた!
と疑問の方にお答えいたします。
昨今はキャンプブームで人気になっていますよね。
今から始めるという方や久しぶりに復帰したい人もいるでしょう。
久しく焚き火をやっていないと意外とやり方を忘れているものです。
キャンプには焚き火は欠かせませんよね。
そんな時に、今回の焚き火をどうやるのかを思い出していただければと思います。
基本的なやり方から、燃料、便利な焚き火ギアの紹介をしています。
焚き火に関するお悩みを一挙に解決。
読み終わったころには焚き火に困る事なく、いつもよりキャンプが楽しくなる事でしょう。
ぜひ参考にしてみてください。
目次
焚き火の手順
まずは具体的な焚き火のやり方について載せています。
砂浜やオートキャンプ場等でも焚き火の段取りは頭に入れておきましょう。
キャンプでの時間は直ぐに過ぎてしまうので、時間を有効に使えるようにしておくことが肝心です。
①焚き火台の設置
今回はキャンプ場での焚き火のやり方を見ていきましょう。
まず最初に設営についてです。
また地面の石や枯れ木、葉っぱなどは除いておきましょう。
以外と平らなようで傾斜がある場合が多いので、確認しておくのが無難。
砂が多いところや柔らかい草の上はアンバランスなことが多いです。
傾いたまま焚き火台を設置してしまうと、薪を置いたとき等に傾くので注意しましょう。
どうしてもの場合は石などで地面を固定すると良いでしょう。
倒れてしまうと落ち込みますよね。
そうならならないよう対策をしましょう。
②薪組み
続いて薪木組みを行っていきます。
基本的な組み方としては「井」の形で組むと良いでしょう。
これはそのまま井桁型(いけたがた)と言います。
市販の薪であれば縦横交互に積み重ねていく感じです。
長さも不揃いよりも合わせた方が効率的です。
井桁型は横と下から風が通り抜けやすい形になっているので火の管理が簡単。
この時に気をつけるのは薪の大きさは小さめを選ぶ事です。
小ぶりな薪をおおまかにこぶし2~3つ分くらい重ねていきます。
③着火する
次は火をつけていきましょう。
井桁型に組むと中心に隙間ができるので、その中に着火剤となるものを入れます。
浜などでは風も強く新聞紙などでは着きにくいかも。
私はその上から着火剤を置いています。
特にジェルタイプのものは火がつきやすく、長持ちするので安心。
少し湿っていても着火するのでよく使っています。
④火を持続させる
ここまでくれば後は簡単です。
着火剤に火がつけばその上に少しずつ木屑や小さい枝などを置いていきます。
炎が大きくなってくれば大きめの薪を一つ置きます。
適宜に薪をくべていきましょう。
その際は井桁型に組まずとも大丈夫。
薪の節約をするためにはウインドシールドやリフレクターなど、風防を使うと便利です。
風が吹くと火の回りが早くすぐに燃えてしまいますので注意しましょう。
最近は薪も有料化しているキャンプ場も増えているので節約は必須です。
薪と炭の種類
続いては燃料の種類について見ていきましょう。
キャンプで使用するのは薪と炭が主な燃料になります。
薪といっても樹木の種類でさまざま、炭なども選択肢になります。
焚き火といったら薪
この投稿をInstagramで見る
薪は全部同じだと思ったりしていませんか。
実は薪の種類は本当に多く、用途によって使い分けが可能なんです。
ここでは代表的なものをご紹介します。
広葉樹
コナラ、ミズナラ、カシ、ケヤキといった樹木です。
広葉樹は一般的に葉っぱが平たい木をイメージしますね。
木の組織の密度が高いのが特徴的で、何といっても火が長く燃えてくれるのが利点。
これは比重が大きいためです。
1より重ければ沈むような樹木が広葉樹には多いのです。
薪にとって火の持続時間は重要ですよね。
実際に同じように広葉樹は針葉樹を燃やすと、ものによっては倍くらいの違いがあります。
私の体感ではありますが少量で火の熱量も変わってくるように思います。
薪が値上がりしている昨今に置いては、とてもお財布に優しいのが広葉樹でしょう。
針葉樹
次は針葉樹で、スギやヒノキ、マツといったものが薪として使われます。
針葉樹の名前は有名ですが薪としてはあまり使われない針葉樹。
木の形状は文字通り針のように細く尖った葉が特徴的です。
針葉樹は比較的比重が低いので火の付きの良さが利点といえるでしょう。
着火がしやすいため直ぐに火力が出てくれます。
松やになどに代表される油分が多く含有されているため、比重も相まって燃えやすい薪です。
また燃焼させると香りもよいため重宝している方も居られます。
燃焼時間も早いので予算に余裕がある上級者向けの薪といえますね。
管理のしやすさは炭
この投稿をInstagramで見る
炭は焚き火でも使われますがキャンプでは調理場面などに活躍します。
炭は大きく分けて3つほど種類が分かれています。
薪で火をつけて、維持は炭で行うパターンもあるので知っておくと便利ですよ。
黒炭(くろずみ)
これは定番の炭、火の付きもよく使いやすい炭ですね
また非常に安価でホームセンター等でもよく売られています。
量を多くすると火力もでるので調理しやすい炭。
基本的にキャンプに持っていく炭はこれですね。
形もそろえられているものが多く、火の調整もし易いでしょう。
白炭(しろずみ)
形状は木の形そのもので備長炭といえば分かるか人も多いでしょう。
黒炭とくらべて堅く、火持ちがとても良い炭になっています。
いったん火が付けば長時間ついてくれてますね。
じっくりと炭火焼きを行いたい人にはピッタリの炭。
ただし火の付きが悪く、着火剤やガスバーナーを使わないとなかなか火が付きません。
また白炭は製法の特性上目に見えない小さな穴がたくさんできます。
それが熱せられると破裂することがあります。
使いこなすことが出来ればとても便利な炭ですが、少し扱いが難しいでしょう。
キャンプに慣れている人向けの炭ですね。
成形炭
成形炭は木材加工後のおがくずをまとめたものを言います。
市販でも良く出回っており、ハチの巣型やちくわ型など穴が空いている形が特徴的ですね。
また着火剤の成分も含まれており、黒炭よりも火の付きが良くとても快適。
価格も安価なものが多く、扱いやすさもあいまって人気になっている製品でしょう。
良い製品なのですが着火剤を含んでいます。
成形炭のみで使用すると少し臭いが気になります。
人によっては大丈夫な人もいますが気になる方は黒炭や白炭を使いましょう。
着火剤代わりに使うのもありなので活用していきましょう。
あると便利なギア
続いて焚き火に必要なギアについてです。
焚き火の手順にも出てきましたが焚き火には道具が必須。
ぜひギア選びの参考にしてみてください。
①焚き火台
この投稿をInstagramで見る
キャンプと言ったらやはり焚き火台は欠かせません。
S・M・Lサイズが展開されており用途に応じて使い分け可能です。
設営は薄く折りたたんだ状態から開き地面に置くだけで簡単。
やはりスノーピークの焚き火台はここが違います。
とにかくシンプルで使いやすいので、初心者からベテランの方まで満足できるでしょう。
逆三角錐の形状をしており、下からの空気が入りやすい設計になっています。
オプションとしては料理がしやすいようなネットやプレートセットがあります。
ステンレス製でできておりサビにも強く軽量。
個人的にはMサイズが使いやすくておすすめできます。
収納時もかさばらない設計で専用のケースもついているので持ち運びもらくちん。
一台はもっておいて損はないと思います。
②ジカロテーブル
この投稿をInstagramで見る
続いてもスノーピーク社製の製品です。
このテーブルは3~4人用のもので火を囲うような形で設置します。
高さも400mmとローテーブル仕様になっています。
アウトドアチェアと組み合わせると良いでしょう。
素材もステンレスとアルミニウムで出来ています。
大変軽く丈夫でサビにも強い形状になっているので安心。
他のスノーピークのテーブルや焚き火台などとも相性が良い設計になっています。
私もギアはある程度のブランドで揃えたいと思っているので、互換性があるのはとても助かっています。
- 収納サイズ:745×170×400mm
- 材質:テーブルトップ/ステンレス・脚部/ステンレス・ツマミ/アルミ合金
- 重量:10.5kg
③ウィンドスクリーン
この投稿をInstagramで見る
ホームキャンプにピッタリなのがこのユニフレーム製のリフレクターです。
ユニフレームはとても歴史があるブランドです。
金物の町、新潟県燕市のメーカーで国産なので作りもしっかりしています。
リフレクターとしては少し小型なのですが、その分価格も手ごろ。
重量が気になる部分ですがその分風に耐えてくれるので安心して使っています。
初めてリフレクターを使う方にはおすすめできる製品でしょう。
- 収納時サイズ:幅245×奥行190×高さ50(mm)
- 材質:ステンレス鋼
- 重量:1.1kg
④森の着火剤
この投稿をInstagramで見る
着火剤も焚き火ギアなのかと、疑問に思われるかもしれませんが含まれます。
私もよく使用しているユニフレーム社製の着火剤です。
着火剤は海外のものが多いですがこれは安心の国産品。
新潟県産で、間伐材という木を切った後にでるものを再利用しています。
環境に優しい天然素材でできているので安心して使えますね。
特徴は灯油や精油などの揮発成分を含有していないので、臭いがほとんどありません。
他の市販の着火剤であると、良く燃えるのですがどうしても油の臭いが気になります。
中はブロック状になっており1つ約7分程度燃えてくれます
12個分あり、長持ちするので1シーズン使えますね。
キャンプをするにも環境や臭いに配慮したいという方にピッタリだと思います。
キャンプ初心者さんから復帰勢も必見⁉︎【焚き火のやり方総復習】:まとめ
キャンプを久々に行うと焚き火のやり方を忘れてしまいますよね。
そんな方向けに焚き火のやり方を簡単に復習しました。
また燃料として薪や炭にも色々と種類があるので、ぜひ自分にあったものを探してみてください。
キャンプギアにおいても、実際使ってみるとすごく便利ですので参考にしていただければ幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
-
海での焚き火はどうしたらいい!?やり方解説【おすすめギアも紹介】
続きを見る
-
直火禁止!?こんな時の焚き火のやり方はどうしたら?【徹底解説】
続きを見る
-
着火剤を使った焚き火のやり方はこれが正解! NG行為も伝授
続きを見る
-
初心者さんに向けた焚き火のやり方!オススメのキャンプグッズも紹介
続きを見る