そのような疑問にお答えします。
ピコグリルは軽量さと収納時のコンパクトさが魅力で、焚き火台の中でも絶大な支持を得ている焚き火台です。
ですが人気なゆえに、なかなか手に入らないことも。
しかも、結構値段が高かったりもします。
そこで今回はピコグリル風の焚き火台を自作する方法をご紹介します。
実際に自作して使っている方もとても多いです。
こちらでは100均アイテムでの自作の仕方もご紹介しているので、あまりお金をかけたくない人にもおすすめです。
そして自作の良い所は、完全オリジナルな世界に1つだけの焚き火台を手に入れることができます。
きっと自慢したくなるような作品ができあがりますよ。
目次
まずはピコグリルの魅力を紹介
ピコグリルとは、スイスのSnowTrekker Company(通称STC社)が手がける焚き火台です。
収納性と機能性に優れており、多くのキャンパーから人気を得ています。
収納時にはまるでノートのような手軽なんですよ。
そんな大人気ピコグリルの魅力を、4つご紹介いたします。
1.コンパクトさ
ピコグリルシリーズの最大の魅力は、収納時のコンパクトさです。
人気があるピコグリル398の収納時のサイズは、大体A4サイズ。
厚みも1cmほどなので、一般的なノートとほぼ変わらない大きさで収納することができます。
最大サイズのピコグリル760でも、その約2倍ほどで、大体A3サイズに収めることができます。
重量も非常に軽いため、持ち運びの手軽さは抜群です。
焚き火台として十分な火床を備えつつ、携帯に便利な軽量さとコンパクトさ。
これがピコグリルの最も大きな魅力と言えます。
ちなみに
各モデルの名称は「ピコグリル+数字」といった型番になっていますが、この数字はそれぞれのモデルにおける開発当初の本体重量になっているんですよ。
2.耐久性
軽量に優れるピコグリルですが、しっかりと耐久性も備えています。
全てのパーツはステンレスで作られており、錆びにも強く頑丈です。
なので、屋外での使用にも十分に耐えられる強さがあります。
素材がステンレスなので、使用後のお手入れも非常に簡単です。
素材と構造から生み出されている耐久性。
こちらもピコグリルの魅力の一つです。
3.シンプルなデザイン
なんといっても見た目のシンプルさ。
軽量化・コンパクト化のために余計な物を排除されたシンプルさは、キャンプのために洗練されたデザインと言えます。
耐久性を損なわないまま薄さを追求した火床や、強度を保ちつつ細さを極めたフレーム。
ピコグリルは、とにかく無駄を省いたデザインになっています。
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4.組み立て簡単
組み立て方法は、折り畳まれたフレームを広げて立たせて、シェルと呼ばれる火床をはめ込むだけ。
簡単すぎて逆に説明しづらいくらいです。
完成状態の画像を見たことがあれば、直感的に組み立てられますよ。
慣れれば1分もかからず組み立て完了できます。
独特の形状と空気穴による燃焼効率の良さも抜群です。
注意ポイント
シェルには穴がたくさん空いているので灰はもちろん、火の粉も下へと落ちます。
芝生など場所によっては燃え移る危険性もありますので、ステンレストレーや不燃シートなどを敷いておくと、地面にやさしく片付けも簡単になります。
魅力いっぱいのピコグリルを自作
ピコグリルの魅力をおわかりいただけたと思います。
ですがこのピコグリル、少々価格がお高いです。
ということで、こんな魅力たっぷりの焚き火台が自作できたら嬉しいですよね。
しかも、この世に1つのオリジナルです。
ですが、たくさんの方がこのピコグリルを作ろうとしていて、色んな制作動画があります。
その中から、分かりやすく作りやすそうな動画をいくつかご紹介したいと思います。
まずはピコグリルの構造を知ろう
まず、作り方をご紹介する前にピコグリルの焚き火台の構造を見てみましょう。
ピコグリルの焚き火台は、折りたたみができるフレームにステンレスの板が乗っている形になっています。
フレームを組み立てる
引用:Pikari outdoor-shop
火床を広げる
引用:Pikari outdoor-shop
取り付ける
引用:Pikari outdoor-shop
とても単純な作りなので、自作できそうだと感じてもらえるでしょう。
薪を乗せるステンレスの板と、あとはフレーム部分があれば作れそうですね。
ホームセンターの材料で自作
下の動画では、ホームセンターの材料を使って2,600円程度で自作できてしまいます。
動画内で、各所サイズ等も分かりやすい図形を使って説明してくれています。
ホームセンターの材料で自作動画
使っている材料は、ステンレスの板、ステンレス棒、ステンレスパイプ、100均ダイソーの針金です。
寸法は24×24×26cmで折りたたみができるようになっています。
ステンレス棒をカットして、ヤスリをかけて、はめ込んで。
あっという間に折りたためるフレームができてしまいます。
ステンレス板も、角を取って、ねじ止めして。
本物と大差がない焚き火台が完成します。
本物同様サイズ感もちょうどよく、組み立ても簡単ですし軽いので、ソロキャンプをされる方におすすめです。
100均アイテムを使った自作①
下の動画は、材料にほぼ100均のものを使って作る方法です。
費用はすべて合わせて2,000円以下で作っています。
100均アイテムで自作動画①
驚きなのが、ダイソーのステンレスふきんかけがフレームに生まれ変わってしまうところです。
この動画でも溶接は不要で、接続部にはセリアのステンレスストローを利用しています。
しかも、ふきんかけの残った材料が五徳としても使えるんです。
無駄なしですね。
早速こちらも作ってみましたよ。
100均アイテムを使った自作②
下の動画も、材料はほぼ100均のもので、総額はなんと1,000円以内で作ってしまっています。
100均アイテムで自作動画②
他の動画と同じく、溶接は不要。
こちらも折り曲げいらずな作品に仕上がっています。
さらには、やはり五徳付き。
調理もするなら五徳があるとすぐに使えて便利ですね。
どれも、DIY初心者の方でも作りやすいほどの簡単さになっています。
自作を断念した方へ
自作をすると思い入れができて愛着が沸いてきますよね。
でもそれには材料集めから、作成までの時間と労力を使うことになります。
そこまでしてられないわ、という方は素直に正規品を買うのもありです。
正規品であるがゆえの安心感もそこにはありますので。
ということで、ピコグリルをご紹介します。
ピコグリル398
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組立時サイズ:38.5cm×26cm×24.5cm
収納時サイズ:33.5cm×23.5cm×1cm
本体重量:448g
1人~3人向けのコンパクトな焚き火台です。
A4と同程度まで折りたたむ事ができ、トランクやバッグの容量を圧迫することなく持ち運べます。
少人数でBBQをするのにもちょうど良い大きさです。
付属の串を、五徳として使えるので、焚き火の上でクッカーを使った調理をすることもできます。
またV字型の火床は台の空間に高さが生まれるので、焚き火の最中でも薪や炭が入れやすい作りになっています。
さらには、火床に開けられた穴によって空気の通り道ができ、燃焼効率も非常に高いです。
これだけの機能性がありながら重量448gと、水の入った500mlペットボトルよりも軽量な焚き火台なんですよ。
ピコグリル398
ピコグリル398交換用シェル
ピコグリル398専用の交換シェルです。
シェルの薄さから長時間使用するとどうしても黒く焦げて変形してしまいます。
耐久性はあるものの、消耗品の一つと考えてストックとして用意しておくのもよいでしょう。
ピコグリル398交換用シェル
ピコグリル760
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組立時サイズ:38cmx54cmx26cm
収納時サイズ:45cmx30cmx1.5cm
本体重量:760g
コンパクトでありながら、2~8人向けと大きさも確保した焚き火台です。
ピコグリル398の2倍ほどの大きさがあり、大人数キャンプでのBBQにも十分に対応できます。
ピコグリル398と同様に、焚き火の最中でも追加の薪や炭が入れやすい構造になっています。
また、オプションの五徳をX字型に使うことで、少し大き目のクッカーも安定して火にかけることができます。
大きさを生かして「台の半分でクッカーを使い、もう半分で串焼きを」といった使い方も可能です。
収納時はA3サイズで携行性にも優れています。
ピコグリル760
ピコグリル85
こちらは今まで紹介したピコグリルとは少し形状が違っていて、組み立て時は筒状になります。
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サイズが小さいので、大きめの薪を入れることはできませんが、その代わり枝などで十分焚き火ができるため、現地での調達が可能ですね。
コンパクトながらも非常に燃焼率は高く、ソロキャンプには相性抜群です。
ピコグリル85
ピコグリル風な焚き火台を自作して、世界に1つだけのアイテムに!:まとめ
キャンプなどに使うアイテムを全て揃えているとかなりお金がかかってしまいます。
ですが自作をすることで、費用を抑えられて、愛着のある焚き火台を作ることができてしまいます。
DIY初心者の方でも簡単に作れるものを紹介しているので、参考にしてみてください。