囲炉裏テーブルで囲めるのですか。
そんな疑問にお答えします。
囲炉裏テーブルで囲むものといえば、どんなものを思い浮かべますか。
焚き火台でしょうか。
または、ストーブでしょうか。
テント内をおしゃれにしたいから、ワンポールテントの支柱だよ。
様々なアイテムが頭に浮かびます。
そんなアイテムの中に、七輪を入れてみませんか。
「えっ、七輪も囲炉裏テーブルで囲めるの」と、驚く方も多いでしょう。
実は、七輪は囲炉裏テーブルでも囲めて、焚き火台とは一味違った雰囲気を味わえるのです。
そこで今回は、囲炉裏テーブルでも囲める七輪について、どこよりも詳しく紹介していきます。
この記事を読んでわかること
七輪の特徴と歴史
自分のキャンプスタイルに合った七輪の選び方
七輪を使ったキャンプ飯のレシピ
七輪を使った料理は、どれもおいしいものばかり。
後で作り方を思い出せるように、メモを取りながら読み進めて下さい。
目次
そもそも七輪とは、どんなもの?
七輪と言って、「あぁ、あれね」とピンとくる方は、あまり多くはないはず。
そこで、七論について軽く学んでいきましょう。
七輪の歴史は、思っていたより古かったです。
七輪とは、炭を入れて火をおこす道具
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先にネタバレすると、七輪とは炭を入れて火をおこす道具。
珪藻土(けいそうど)という土で、できています。
七輪はたくさんの穴が開いていて、穴から空気を吸い込み炭がよく燃えるのです。
七輪の上に鍋やフライパンを置けば、キャンプ飯を楽しむことができます。
それは、七輪ならではの魅力があるからです。
七輪の燃料には炭を使いますが、炭の香りが食材に移り、風味が増します。
炭火は遠赤外線を多く放出するので、食材の内部までしっかりと加熱できます。
七輪で焼かれた素材は「ふっくらもっちり」、煮込めば「素材がとろけそうなほど柔らかく」なります。
また、七輪は家族や友だちとのコミュニケーションが深まることにも一役買っています。
焚き火台でもコミュニケーションをとることができますが、七輪は料理に特化した道具。
調理に特化した道具のゆえ、火加減や燃料の補充などに気を配る必要があります。
そのため、一緒に料理をする人と協力したり、助け合ったりする機会が増えるのです。
また、七輪は熱くなるのに時間がかかるので、料理を待つ間におしゃべりをしたり、飲み物を楽しんだりすることができ、会話の時間が自然と長くなります。
七輪は、人と人との心をつなぐ道具なのです。
七輪の始まりは、平安時代から?
七輪の歴史は、平安時代までさかのぼります。
当時は火を使うことが難しかったため、屋内に持ち込んで利用できるようにした七輪が重宝されていたのです。
七輪は、平安時代から鎌倉時代にかけて、徐々に普及していきました。
当時の七輪は、陶器や金属製で、形は円形や四角形のものです。
主に料理に使われていましたが、冬場は寒さをしのぐための暖房として欠かせない存在でした。
簡単な炊事に使うことを目的に利用していたものが、次第に料理や暖房など様々な用途に応えるように、改良されながら七輪の形になったのでしょう。
七輪を囲んで食事をすることは、昔から今に至るまで、風情を感じさせる楽しみ方ですね。
現在の形は江戸時代から
時代劇のドラマでよく見る長屋の七輪は、平安時代にはすでにあったものですが、江戸時代に現在の形になりました。
江戸時代では、屋台や武家や商家で広く七輪が使われるようになったのです。
七輪は炭火をおこしたり、煮炊きをしたりするための簡便な土製のこんろ。
軽量かつコンパクトで移動が容易でした。
話が少し脱線しますが、七輪の名前の由来を知っていますか。
燃料となる木炭が「7厘」で買うことができたという説や、「費用対効果」が良いという意味で「七厘」→「七輪」と呼ばれるようになったと言われています。
関西では「かんてき」とも呼ばれることも。
関東と関西で名前が違うのは、日本らしいですね。
七輪は昭和時代にも、第二次世界大戦後の貧しい暮らしを支える調理器具として重宝されましたが、ガスコンロなどの普及によって徐々に衰退。
だんだんと姿を見なくなりました。
しかし、です。
現代では、バーベキューやキャンプなどのレジャーで再び人気が急上昇しています。
七輪は、日本の暮らしと歴史に深く関わっている道具ですね。
「これで安心」3つある失敗しない七輪の選び方
七輪のことについて、興味が湧(わ)いてきたのではないでしょうか。
実際に七輪を選ぶ時に、どんな点に注意して選んでいけばいいのでしょう。
七輪選びに失敗しないためにも、七輪選びのコツを学んでいって下さい。
素材
七輪を選ぶときに一番初めに確認しなければいけないのが、素材です。
七輪の素材は、
- 切り出しタイプ
- 練りタイプ
- 金属タイプ
の3つに、分類されます。
順番に解説していきますね。
切り出しタイプ
切り出しタイプとは、七輪の素材となる珪藻土(けいそうど)の塊を丸ごときりだし、職人さんが手作業により形を整えたものです。
珪素土とは
海や湖に住んでいる小さな植物の殻が、たくさん集まってできた土のことです。
この植物の殻には、目に見えないほど小さな穴がいっぱいあり、断熱性、調湿性、不燃性などの利点があります。
家の壁材や濾過助剤(ろかじょざい)などに、使用されています。
切り出した七輪は、珪藻土の組織を破壊せず作られているため、丈夫で長持ち。
ヒビやサビに強く、何度使っても壊れにくいのです。
また、珪藻土が過熱すると遠赤外線を放出するため、七輪で焼かれた素材は、食材の表面を素早く焼き上げます。
表面を素早く焼き上げるため、食材に含まれている水分やうまみ成分が逃げ出さず、「ふっくらジューシー」に焼きあがるのです。
しかし、です。
切り出しタイプは、職人さんが手塩に掛けて、1つ1つ作り上げたモノ。
値段が高く、一般の人には手が出しづらい価格です。
そのため、長く使うことを前提としたプロや上級者向けの七輪となります。
プロや上級者向けの七輪というだけあって、木製の囲炉裏テーブルと相性はピッタリ。
切り出しタイプの七輪と木製の囲炉裏テーブルをキャンプ場で使えば、和モダンの雰囲気を味わうことができます。
木製の囲炉裏テーブルについて詳しく知りたい人は、この記事を読んでみて下さい。
木製の囲炉裏テーブルのことが、手に取るように分かりますよ。
練りタイプ
練りタイプは、珪藻土を細かく砕いて水と混ぜ合わせて練ったものを、金型に入れて押し固めて作る方法のことです。
切り出しタイプと比べると、珪藻土の組織が壊れてしまうので、強度や耐久性は劣りますが、機械で大量に生産できるので、価格はリーズナブル。
そのため、ホームセンターや焼肉屋さんでよく目にする七輪は、この練りタイプが多いのです。
金型を作ることで、七輪の形やデザインは自由に変えられるので、オリジナリティの高い七輪を作ることができます。
金属タイプ
七輪の素材は、珪藻土だけではありません。
アウトドア用として活躍する、金属タイプの七輪も登場してきています。
金属で作られているので、練りタイプのような脆(もろ)さはなく、少々乱暴に扱っても表面が凹む程度。
水にも強く、雨に濡れても、湿気がひどいような場所でも、影響を受けることはほとんどありません。
つまり、キャンプをしていた時に、急に雨が降ってきても大丈夫だということです。
金属タイプの一番の魅力は、軽さでしょう。
珪藻土の約半分の重さですので、気軽に持ち運びができます。
金属タイプは、切り出しタイプや練りタイプと違い、色や形が自由に替えられるのも魅力の一つ。
そのため洒落のデザインのものが、多くあります。
金属タイプの七輪と相性がいいのは、ステンレス製の囲炉裏テーブルです。
冷たい感じがするステンレスのシルバーカラーが、カラフルな金属タイプの七輪の色とマッチして、明るくおしゃれなキャンプサイトを演出してくれます。
ステンレス製の囲炉裏テーブルのことが、書かれている記事はこちら。
合わせて読んでみて下さい。
きっと役に立つはずですから。
形状
次に形状を見ていきましょう。
形状は、
- 丸型
- 角型
- 正角
の3つです。
これも、順番に解説していきます。
丸型
丸型の七輪は、底部から天端にかけてラッパ型のように広がった形状をしています。
少人数で使うのに適したサイズが多くあり、フライパンで調理したり、煮物を作るときに便利です。
しかし、サンマなど長い食材を焼く時には、苦労するかもしれません。
丸型の七輪の特徴は、燃料の節約ができることです。
今の時期、お財布にやさしいのはうれしいですね。
また、七輪は本体の下にある空気穴から空気が入り、中央に集まって対流熱を発生させます。
これにより、フライパンや鍋に均一に熱が伝わり、食材がふっくら仕上がります。
丸型の七輪は、卓上用やバーベキュー用など用途に応じて選ぶことができ、卓上用なら背の低いタイプやスタンド付きのタイプがおすすめ。
バーベキュー用なら、高さのあるタイプや、持ち運びしやすいツル付きや取っ手付きのタイプがいいでしょう。
角型
長方形の形をした角型の七輪は、さんまや焼きそばなどの長い食材を焼くのに適しています。
網の上に均等に火が回るので、ムラなく美味しく焼くことができます。
網の面積が広いので、一度に多くの食材を並べることができ、大人数で楽しむバーベキューやパーティーにはピッタリ。
ただし、大きさと炭の量には注意が必要です。
コストが高くならないように、火力を調整して炭を節約に努めましょう。
角型の七輪は丸型と比べると、値段も高い傾向です。
正角(しょうかく)
サイコロみたいな形の正角の七輪は、丸型と同様に熱が効率的に伝わります。
鍋やフライパンでの調理にも適しており、何でも焼ける形です。
ただし、コンパクトなものが多く1〜2人用になってしまいます。
コンパクトな分、卓上に使うにはうってつけの七輪です。
サイズ
七輪のサイズは、使う人数に応じて決める必要があります。
一般的には、1人で使うなら直径14〜16㎝くらい、2〜3人で使うなら直径21〜25㎝くらいが適切です。
「大は小を兼ねる」と言って、必要以上に大きめの七輪を選ばないようにして下さい。
大きな七輪は、重くて扱いにくいからです。
たくさんの人で使うときは、小さめの七輪を何個か用意することをおすすめします。
食材によって七輪を分けたり、1人1個の七輪を持ったりするのも楽しいですね。
シーンに合わせて、自分好みの七輪を見つけてみて下さい。
自分好みの七輪でキャンプ飯を作っているところを想像するだけで、よだれが出てきてしまいます。
「どれがいい?」おすすめの七輪4選
難しい話は、ここまで。
ここからは、皆さんが楽しみの七輪を選ぶ時間です。
あなたの好みの七輪は、あるでしょうか。
ワクワクしながら、見ていきましょう
炭焼き名人万能七輪(水冷式) /キャプテンスタッグ
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炭焼き名人万能七輪(水冷式)は金属製ですが、本体が熱くならないのが特徴です。
本体と火床の間に水を入れるスペースがあり、熱が本体に伝わらないようになっているからです。
すなわち、お片付けがカンタンに出来るということ。
珪藻土の七輪は、調理した後七輪が冷めるまで時間がかかりますが、炭焼き名人万能七輪(水冷式)は、冷めるまで時間がかかりません。
調理が終わった瞬間から、お片付けができるのです。
炭は火消壺に入れ、炭焼き名人万能七輪(水冷式)は水でジャブジャブ洗う。
こんな使い方が、できるのです。
グリーンとブラックのカラーが選べて、見た目もおしゃれ。
バーベキュー網・ゴトク・目皿がセットになっているので、ゲットした直後から調理を楽しめます。
ゴトクには、網を固定するフックがついていて、網がずれ落ちる心配がありません。
SPEC
サイズ:外径28㎝×高さ21㎝
重量:2.7㎏
材質:鉄
カラー:グリーン・ブラック
炭焼き名人万能七輪(水冷式)を、設置から使用まで一通り解説している動画です。
メリットとデメリットも紹介しているので、ゲットするかどうかの判断材料にして下さい。
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ヒバリン/センゴクアラジン
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私のお気に入りの七輪は、センゴクアラジンのヒバリンです。
ヒバリンの燃料は炭ではなく、カセットボンベ。
カセットボンベのおかげで、あの面倒な火起こしから解放されるのです。
ずぼらの私にはピッタリの七輪です。
炎が渦巻くように発生するトルネードバーナーや、ふく射プレートのおかげで、素早くお肉を焼くことができます。
素早くお肉を焼くことができますので「グーグー」なっていたお腹が、直ぐに満たされるのです。
電源が不要なので室内だけではなく、キャンプやバーベキューなどの屋外でも使用でき、とっても便利。
低温時用の専用カセットボンベを使用すれば、寒い時期でも火力が落ちることはないでしょう。
カラーは豊富で、限定色を合わせると5種類。
可愛らしいデザインと相まって、場の雰囲気を和ませてくれます。
日本の古き良き文化を現代に取り入れたヒバリンは、普段の食事やアウトドアシーンに彩りを添えてくれることでしょう。
SPEC
サイズ:幅27.8㎝×奥行29.5㎝×高さ18.8㎝
重量:2.8㎏
燃焼時間:約1時間10分
カラー:レッド・イエロー(通常色)
ブラック・グリーン・ホワイト(限定色)
ヒバリンの解説動画です。
この動画を見れば、私のお気に入りになった理由が分かると思いますよ。
出典:YouTube
長角七輪ロング/バンドック
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バンドッグというブランドは、ご存じでしょうか。
バンドックは、新潟県三条市というモノづくりの街に本社を構え、株式会社カワセが手掛けているアウトドアブランドです。
「より手軽に、快適なアウトドアライフを楽しんでいただくために」をコンセプトにしているため、リーズナブルな価格や扱いやすさに定評があります。
そんなバンドックが手掛けた長角七輪ロングは、名前の通りワイドサイズな七輪。
サンマやホッケなどの大型サイズの魚も、手軽に焼くことができます。
すなわち、大人数のキャンプに適しているということです。
囲炉裏テーブルに長角七輪ロングを置いてBBQを行えば、仲間とのきずなも深まります。
会話だって弾みますし、自分好みのこだわった焼き方もできます。
バンドックの長角七輪ロングで、手軽で快適なキャンプを満喫しましょう。
SPEC
サイズ:幅59.5㎝×奥行23㎝×高さ20㎝
重量:12.3㎏
素材
本体:珪藻土、スチール
台座:スチール
長角七輪ロングを、解説している動画です。
私は、この動画から長角七輪ロングの使い方を学びました。
出典:YouTube
鉄鋳物こんろ/尾上製作所
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金属加工で有名な尾上製作所から、鉄でできた七輪「鉄鋳物コンロ」を発売しました。
鉄鋳物コンロは、珪藻土でできている七輪の良さを、鉄で表現したコンロです。
鋳物(いもの)は珪藻土と同じで、目に見えないほど小さい穴がたくさん開いていて、断熱性が良いのです。
遠赤外線も発し、外側は「パリッ」、内側は「ジューシー」に焼けます。
しかし、鉄鋳物コンロはとにかく重い。
重いので持ち運びが、大変です。
鉄鋳物コンロは、キャンプを極めたい人に向いています。
なぜかというと、鉄鋳物コンロは使えば使うほど味が出るコンロだからです。
長く使っていくうちに、自分だけの風合いになっていきます。
自分だけの風合いで作る料理は、焚き火台とは一味も二味も違う料理になるのです。
SPEC
サイズ:幅26.5㎝×奥行18㎝×高さ40㎝
重量:9㎏
鉄鋳物こんろを使って、火をおこしからお肉を焼くまでの工程を説明している動画です。
七輪として使っているのですが、見た目は薪ストーブみたいです。
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「絶品の一言!」七輪を使ったレシピ5選
七輪は、食材のうまみを引き出す最高の道具。
自然という調味料が加わり、七輪で作ったキャンプ飯は絶品に進化を遂げます。
早速、七輪で作れるレシピを見ていきましょう。
干物
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七輪で作れる料理の定番は、干物ではないでしょうか。
アジ、サンマ、ホッケ、のどぐろ。
どれを選んでも七輪で焼いて食べれば、絶品料理へと早変わりします。
これからの季節、キンキンに冷えた日本酒で、七輪で焼いた干物を食べる。
最高のひと時ではないでしょうか。
中でもアジの干物は、定番中の定番です。
アジの干物は、「新鮮なアジをさばいて、塩水につけてから乾燥させる」というシンプルな調理法。
シンプルな調理法だけに、奥深い旨味を感じられるでしょう。
七輪で焼いたアジの干物は、皮がパリッとして、身がふっくら。
皮目からあふれ出す油は甘く、そして香ばしい。
身はしっかりした歯ごたえと、淡白な味わいが楽しめます。
オリーブオイルやワインビネガーなどで煮込めば、アクアパッツァもできちゃいますよ。
焼きおにぎり
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焼きおにぎりといえば、ご飯に醤油や味噌を塗って焼くシンプルな料理ですが、七輪で焼くとその味わいは格別です。
七輪の炭火は強力な遠赤外線を発し、おにぎりの外側を「カリッ」と香ばしく、中は「ふっくら」と仕上げてくれます。
まずは、飯盒(はんごう)で固めに炊いたご飯を、三角形に握りましょう。
ご飯を三角形に握るときは、厚みを薄くすることがポイント。
厚みが薄いと火が通りやすく、カリッとしたおこげができるのです。
七輪の火力は、弱火~中火にセットしておきます。
おにぎりを七輪の網におき、じっくりとおにぎりを焼きましょう。
焦げ目がついたら裏返す。
全体がこんがり焼けたら完成です。
私の場合は、ここで一工夫します。
焼いたおにぎりをお茶碗に入れ、そのうえからワサビのお茶漬けの素をかけ、アツアツのお湯を注ぎます。
そうです。
お茶漬けにするのです。
ワサビの辛さと香りがアクセントとなり、「カリカリ」のおこげと「もちもち」のご飯が、絶妙な食感になります。
大人の味としか、表現できません。
キャンプやバーベキューの〆に、ぜひ試してみて下さい。
焼き鳥
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お店で提供している焼き鳥が、七輪を使えば再現できるのです。
まずは、定番のもも肉から。
七輪で焼いているため、皮のパリパリ感が絶妙です。
皮のパリパリ感だけではありません。
滴(したた)れ落ちる肉汁が、何倍にも美味しさを増してくれます。
次に、レバーはいかがでしょうか。
レバーは柔らかくて繊細な食材なので焼き方が難しいですが、七輪ならば美味しく仕上がります。
レバーの濃厚な味わいと、炭火の風味が相性抜群で、レバー特有の苦みや臭みが全くありません。
これは、七輪の高温で一気に焼くことで、余分な水分や血液を飛ばしているからなのです。
最後は、つくねがいいですね。
「プリプリ」とした歯ごたえと、「もっちり」とした弾力。
つくねの中にはネギやショウガなどの香味野菜が入っていて、風味豊かです。
私は、ここでも一工夫します。
めんどくさがり屋の私でも食べることに関しては、手間を惜しみません。
ソースを作って、アツアツの焼き鳥にかけて食べるのです。
ソースと言っても、オイスターソースや中農ノースの類(たぐい)ではありません。
焼き鳥につけるソースがあるのです。
大人には、少し辛みが効いたワサビソースを。
お子様には、あま~いハニーマスタードはいかがでしょうか。
今の季節は、梅ソースもいいですね。
焼き鳥につけるソースの作り方は、この記事に書かれています。
カンタンに作れますので、ぜひ試してみて下さい。
焼き鳥は1つの部位を味わうのもいいですが、沢山の部位があった方が食べ応えがあります。
これさえ手に入れれば、もう何もいりません。
私の好きなつくねも、入っていますしね。
エリンギのホイル焼き
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私の記憶では、子どもの頃はエリンギというキノコは、スーパーで取り扱っていなかった気がします。
ですが、現在ではスーパーに行けばお手軽に購入できます。
エリンギは、水分が多く低カロリーな食材。
100gあたり31kcalという低エネルギーでありながら、食物繊維やビタミンD、ビタミンB群、カリウムなど、さまざまな栄養素がたっぷり含まれているのです。
100gあたり3.4g含まれている食物繊維は、排便を促(うなが)すだけではなく、腸内環境を改善し、デトックス効果が期待できます。
100gあたり340㎎含まれているカリウムは、ナトリウムの排出を促す作用があり、血圧を下げる効果が期待できます。
体にいいエリンギを大量かつカンタンに接種できる調理法が、エリンギのホイル焼きなのです。
調理方法は、超カンタン。
小さいお子様でも作れますよ。
作り方
- エリンギは石づきを切り落とし、食べやすい大きさに切る
- ホイルにエリンギを並べ、お好みの調味料や具材を加える
例えば、バターと醤油、チーズとマヨネーズ、オリーブオイルと塩胡椒など - ホイルをしっかりと閉じて包み、七輪の上に置く
- 約10分程度焼いて、火が通ったら完成
エリンギの生みの親、ホクトさんのエリンギがおすすめですよ。
大量に購入して、お好みの調味料や具材でアレンジして楽しんでください。
焼きパイナップル
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こんな調理方法が、あるなんて正直驚いています。
パイナップルを、丸ごと七輪で焼くなんて。
パイナップルを焼くと甘さが増し、パイナップルの独特な酸味がなくなり、甘さが増すのです。
それは、果肉は苦みや酸味の成分が熱で分解されて甘さが増し、水分も適度に蒸発して旨みが濃縮されるからです。
丸ごと焼くことで、パイナップルの皮は七輪の熱でゼリー状になって果肉を守り、水分や旨みの流出を防いでくれます。
パイナップルの甘さや香りが強くなって、まるで別の果物のようです。
冷やしパインも美味しいですが、焼きパインも負けていません。
パイナップルはどの産地のモノでも美味しいですが、強いてどれか1つ選ぶとしたら沖縄琉堂のパイナップルを私は選びます。
沖縄産ですので、品質も安心。
今は収穫のベストシーズンで、果汁たっぷりの新鮮なものが手に入ります。
しかも、訳ありのため、リーズナブル。
小ぶりで七輪で焼きやすく、焼いた後手でちぎり芯まで食べられますよ。
【知らなきゃ損するかも!】囲炉裏テーブルで囲む七輪の魅力&選び方:まとめ
まとめとしまして、
- そもそも七輪とは、どんなもの?
- 「これで安心」3つある失敗しない七輪の選び方
- 「どれがいい?」おすすめの七輪4選
- 「絶品の一言!」七輪を使ったレシピ5選
を、紹介しました。
七輪は、食材のうまみを引き出せる手軽な調理器具だと分かりました。
お気に入りの七輪と囲炉裏テーブルを持って、キャンプに出掛けてみてはいかがでしょうか。
七輪と囲炉裏テーブルを使ったキャンプは、キャンプの思い出をより一層鮮やかにしてくれるはずです。