また、焚き火に使用するリフレクターってどんなものですか?
そんな疑問にお答えします。
冷え込みが厳しくなり、冬がもうそこまで近づいてきました。
冬キャンシーズンの突入です。
焚き火に使用するリフレクターは、冬キャンに有った方が良いギアの1つです。
このサイトでは、様々な焚き火に使用するリフレクターに関する記事を扱ってきました。
そこで今回は、リフレクターを使う本格的なシーズンの前に、焚き火に使用するリフレクターの事を復習していきましょう。
また、巷(ちまた)で流行っているdodのことも紹介しています。
dodやリフレクターの事を知っているベテランキャンパーさんも、知らないビギナーなキャンパさんも、しっかりと読んでみてください。
ベテランキャンパーさんは、新たな発見があるかもしれません。
ビギナーなキャンパーさんは、dodやリフレクターの事を知れるだけではなく、自分のキャンプスタイルに合ったリフレクターをチョイスできるようになっています。
復習の為にゆっくり読み進めて、次のキャンプに活かしましょう。
目次
新参者のキャンプメーカー「dod」
まず始めに巷で流行っているキャンプメーカー、dodについて紹介させてください。
遊び心が満載で、好奇心をくすぐりるアイテムばかり。
流行るのも納得できます。
dodの歴史は浅い
dodは2008年にビース会社が立ち上げたアウトドアブランドです。
当時のブランド名は「DOPPELGANGER OUTDOOR(ドッペルギャンガーアウトドア)」でした。
DOPPELGANGER OUTDOORは、テントやタブー、テーブルなど幅広いキャンプギアを開発していました。
さらなる成長していくため、創立10年という節目に社名を「dod(ディーオーディー)」に変更します。
皆さんもご承知の通り、dodの社名はDOPPELGANGER OUTDOORの頭文字からとっています。
dodに社名を変更して、早4年。
dodは、キャンプには欠かせないアウトドアメーカまでになっています。
かわいいロゴ
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dodはロゴも特徴的で、かわいらしいウサギさんです。
ロゴを決める際、動物のモチーフにすることは決定していました。
しかし、使いたいけど使えない動物が沢山います。
鹿はあそこのメーカーが使っているし、クマも使われている。
ベテランのキャンパーさんなら、思い当たる節があると思いますよ。
そこで、候補に挙がったのがウサギです。
ウサギが持つ「親近感」や「俊敏性」が、dodのコンセプトにぴったりだったため、あっさりと決定しました。
余談ですが、ウサギの案があがるまでには、アルマジェロやキノコまで候補があがったらしいです。
キノコまで候補に上がるとは、相当切羽詰まっていたのですね。
dodの魅力を解説
dodの最大の魅力は、遊び心満載のキャンプギアだと言う事です。
遊び心満載と言う事は、ネーミングからも推測できます。
カマボコテントをはじめとして、タケノコテント、チーズタープ、テキーラテーブル、チンアナゴペグなど。
「本当にキャンプギアなの?」と思うネーミングばかり。
また、dodはリーズナブルな点も魅力の1つです。
もちろん、デザインやスペックには一切の妥協はありません。
インターネット流通をメインとして、簡易包装や広告費ゼロなどにしてコストを抑えています。
ビギナーなキャンパーでも手軽に使えるようにと、dodの優しさを感じられます。
dodのアイテムは、実際自分の目で見て確認してください。
聞いたのと見たのとでは、大きな差ですので。
dodの公式HPはこちら>>>dod公式HP
「何故使う?」焚き火でリフレクターを使う理由とは
ここからは、リフレクターについての解説です。
焚き火でリフレクターを使う理由は、主に3つです。
早速、復習していきましょう
焚き火の火を風から守る
焚き火は、風の影響を受けやすいです。
風が強いと着火しにくいし、火が揺れて調理もしにくい。
突然の突風で焚き火の火が自分の方へ押し寄せ、危険な目にもあいます。
リフレクターを焚き火の前に立てれば、これらの問題をあっさり解決。
また、火の粉が飛んでくるのを防いだり、火を長持ちさせてくれます。
上手にリフレクターを使用して、安全に焚き火を行いましょう。
暖をとる
リフレクターを焚き火の前に置くのと置かないとでは、20°の温度差があります。
これは、焚き火の輻射熱(ふくしゃねつ)を利用しているからです。
輻射熱とは
温度の高い物体から低い物体へ、電磁波によって伝わる熱のことです。
物体の中の方まで届く特徴があり、体感としては「芯から温まる」ものと言えるでしょう。
焚き火を囲むようにリフレクターを置くと、冬の寒さなんて拭き飛ばすくらい温かいですよ。
しかし、夏に使用すると「暑すぎる」というデメリットもあります。
夏にリフレクターを使用すると、サウナにいる感じですね。
プライバシーの確保
キャンプ場に行っても、プライバシーの確保はしておきたいもの。
そんなことはありません。
一つの部屋みたいに空間を区切ってプライバシーの確保は出来ませんが、大き目なリフレクターを使用すればプライバシーの確保が出来ます。
相手の目線を遮るだけでも、プライバシーの確保になります。
「2種類だけ‼」リフレクターの素材は
焚き火に使用するリフレクターの素材は、金属製と布製の2種類です。
素材によって使用する目的が変わってきます。
それぞれの特徴を学んでおきましょう。
金属製
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金属製のリフレクターは、スチール、アルミニウム、ステンレスの3種類あり、金属製のリフレクターを使う主な目的は2つです。
焚き火の火を風から守る。
暖をとる。
また、金属製のリフレクターのメリット、デメリットは以下の通り。
メリット
自立式なので設置が楽。
火に強い。(燃えない)
光を反射してくれるので、焚き火の周りが明るい。
デメリット
経年劣化により、錆びる可能性がある。
重いので、持ち運びが大変。
サイズが小さいのが多いので、プライバシーの確保が難しい。
風などに煽(あお)られ倒れやすい。
おススメな材質は、アルミニウムです。
アルミニウムは、比較的軽い金属なので持ち運びが簡単です。
輻射熱も3つの金属の中で一番大きくて、焚き火の熱を最大限に利用できます。
おっしゃっている通り、金属製のリフレクターは倒れやすいです。
でも、安心してください。
リフレクターが倒れない方法を伝授します。
ペグという道具を使って、リフレクターを地面に固定すればいいのです。
詳しい事は、この記事を参照してください。
ペグを使用しないで、リフレクターを倒れにくくする方法も記載しています。
布製
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布製のリフレクターの目的は、次の2つです。
焚き火の火を風から守る。
プライバシーの確保。
布製のリフレクターも暖を取ることも出来ますが、金属製のリフレクターに比べ効果はあまり期待できません。
布製と聞いて誰でも思う事ですね。
布製のリフレクターは、火に強い素材、帆布(はんぷ)、コットン、グラス繊維など使用していますので、焚き火に安心して使えます。
注意ポイント
火に強いと言っても燃えないわけではありません。
火に近づき過ぎないようにしましょう。
布製のリフレクターのメリット、デメリットは、次の通り。
メリット
サイズ・色が豊富で選択肢が多い。
金属製に比べ軽くて、持ち運びやすい。
大型のリフレクターを選ぶと、プライバシーを確保しやすい。
デメリット
火の粉などで穴が開く可能性がある。
設置が金属製に比べ、手間がかかる。
一度設置すると、移動するのが困難。
布製のリフレクターは、プライバシーの確保のために使用する人が多いです。
布製のリフレクターは別名「ウィンドウスクリーン」や「陣幕」と呼ばれこともあります。
陣幕と言えば、時代劇などで大将が座っている周りを囲んでいる布のことです。
プライバシーの確保しやすいのも、想像できますね。
【サイズは重要?】リフレクターのサイズ選び
ECサイトや店頭でリフレクターをいざ購入しようと思ったら、サイズが豊富でどれを選ぼうか迷ってしまいます。
「一体どれを選べばいいの?」
そんな人のために、リフレクターの選び方を解説していきます。
金属製のリフレクター
巾は焚き火を囲むことができるぐらいの大きさだと、なんとなくイメージできます。
問題は高さです。
「持ち運びがしやすいように、一番小さい30㎝がいいのでしょう?」
「大は小を兼ねるというので、一番大きい70㎝が適切ではないか?」
人それぞれ考えはありますが、一つの目安として焚き火台+30㎝と覚えておいて下さい。
一般的に市販されている薪の長さは、約30㎝あります。
焚き火台+30㎝にすれば、薪を立てた時の火までカバーできます。
カバーできれば、リフレクターの効果が十分に発揮できるからです。
詳しくはこの記事に書いてあります。
参考にしてみて下さい。
参考にしてみよう
布製のリフレクター
布製のリフレクターは、用途によってサイズを使い分けましょう。
プライベートの確保の為なら、なるべく大きなリフレクターがベストです。
リフレクターが大きくても、折りたためるので持ち運びが簡単。
プライベートが確保しやすい用に、コの字型にしたり、台形の形にしたりと自由に形を変えてみましょう。
風よけの為なら、比較的小さいもので十分です。
金属製のリフレクターと同じで、焚き火台+30㎝の高さで問題はありません。
おまけ:リフレクターを自作
リフレクターを購入することが、全てではありません。
焚き火に使用するリフレクターは、自作する事が出来ます。
布製のリフレクターは、ハンドメイドで。
金属製のリフレクターは、アルミニウムの板で。
また、100均一のアイテムだけでも、リフレクターは自作できるのです。
しかも、お手軽で簡単に自作できます。
オリジナルのリフレクターを自作したいと思った方は、この記事を参考にしてみて下さい。
「どれを選ぼう‼」おススメのリフレクター4選
金属製のリフレクターと布製のリフレクターのおススメをご紹介します。
金属製のリフレクターと布製のリフレクターの各2つずつ紹介していきますね。
どれも特徴のあるリフレクターです。
リフレクト ウィンドスクリーン〈M〉/キャプテンスタッグ
出典:CAPTAIN STAG
シカのロゴで有名なキャプテンスタッグのリフレクターです。
高さが35㎝と小さいのでソロキャンパー用のリフレクターとなります。
材質はステンレス鋼で丈夫。
乱雑に扱っても壊れません。
両サイドにストッパーがついており、ペグを利用して地面に差し込み固定することができるので安心して使えます。
持ち運ぶ際は折り畳んで、保管の時は付属の袋にいればコンパクトに収納できます。
SPEC
製品サイズ:幅800㎜×高さ350㎜×厚さ5㎜
重量:1.2㎏
材質:ステンレス鋼
ウィンドスクリーン120/FIELDOOR
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ブラックに塗装されているカッコいいリフレクターです。
光沢感を抑えた艶(つや)消しブラックで、上質な仕上がりでシックな色合い。
どんなサイトにもマッチします。
スクリーンは8枚連結で展開すると幅120cmにもなり、大き目の焚き火台にちょうど良いサイズ感です。
使用する場面に合わせて丸く囲ったり、四角く囲ったりなど形状が変えられとても便利 。
スクリーンの両端2箇所に固定用のリングがあり、付属している2本のペグでしっかり固定すれば、倒れるのを防いでくれます。
SPEC
サイズ:幅1200㎜×高さ600㎜×厚さ10㎜
重量:2.48㎏
材質:合金鋼
タキビノムコウ/dod
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なんて遊び心があるネーミングなんでしょう。
「タキビノムコウに何が見えるの?」と尋ねたくなります。
タキビノムコウはリフレクターとしては珍しい、ティピー型です。
ティピー型とは
インディアンテントとも呼ばれる円すい型をしたものです。
先端がとんがっていて見た目にも可愛いティピーは、キャンプサイトでひと際目を引く存在です。
ティピー型のリフレクターにすることにより、自立させることに成功させました。
布製のリフレクターには必ず行わなければいけない作業、ペグなどで固定する作業がありません。
布製のリフレクターなのに設置がとっても簡単です。
また高さが約70㎝ありますので、比較的大きい焚き火台にも使用できます。
座るイスにもよりますが、肩ぐらいまで隠れますので風の寒さから身を守ってくれます。
SPEC
サイズ
組立サイズ:145×64×高さ141cm※布地高さ70cm(最大時)
収納サイズ:44.5×12×12cm
重量:1.8kg
素材
生地・キャリーバッグ・ロープ/コットン、
ポール/スチール、
ペグ/アルミニウム
TAKIBI de JINMAKU-BA/LOGOS
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ネーミングから想像できないくらいの高性能なリフレクターです。
耐熱温度500度のファイバーグラス生地の両面に、シリコンコーティングを施(ほどこ)しました。
高い耐熱温度と取り扱い易さの両方を実現しています。
シリコンコーティングのおかげで、ほのかに焚き火の暖かさを感じることが出来ます。
嬉しい事にペグ、紐など、設置に必要なアイテムは全てそろっていて、後から買い足す必要はありません。
リフレクターの高さを90㎝と高め。
イスに座っていても、通り過ぎる人と目線が合いません。
SPEC
サイズ
組立サイズ:90×90×高さ101cm(幕体:90×86×高さ90cm)
収納サイズ:14×56×7cm
重量:2kg
素材
幕体/ファイバーグラス(シリコンコーティング)
ポール/スチール
毎回お馴染みのロゴス公式YouTubeの動画です。
TAKIBI de JINMAKU-BAの組み立て方を学びましょう。
出典:YouTube
「総復習‼」dodと学ぶ、焚き火に使用するリフレクターのすべて:まとめ
まとめとしまして
- 新参者のキャンプメーカー「dod」
- 「何故使う?」焚き火でリフレクターを使う理由とは
- 「2種類だけ‼」リフレクターの素材は
- 【サイズは重要?】リフレクターのサイズ選び
- 「どれを選ぼう‼」おススメのリフレクター4選
をご紹介してきました。
最後まで読んだおかげでリフレクターについて、マスターできたと思います。
布製のリフレクターにしろ、金属製のリフレクターにしろ、リフレクターの効果を最大限まで引き出せるようになったはずです。
今度焚き火をする際は、dodのリフレクターを使ってこの記事で学んだことを、実践してみましょう。