このような疑問にお答えします。
海辺での焚き火はとても素敵ですよね。
私も波の音を聴きながら海に陽が落ちていくのを眺めての焚き火、とても素敵で大好きです。
この記事では砂浜での焚き火はどんな場所でできるのかということや、焚き火のやり方、砂浜でのお役立ちグッズをご紹介したいと思います。
砂浜での焚き火のやり方を知ると、海辺でより満足度の高いキャンプをすることができますし、砂浜以外の砂地でも安全に焚き火をすることができるようになります。
また砂浜でのお役立ちグッズは活用すると快適に過ごすことができます。
是非砂浜での焚き火のやり方を知って楽しいキャンプにしてみてくださいね。
目次
砂浜での焚き火ができる場所
砂浜で焚き火する際に気になるのが、そもそもその場所で焚き火をしていいのかですよね。
海に行った際に
- BBQ、焚き火OKですが、ごみは持ち帰りましょう。
- BBQ禁止、火気の使用は禁止です。
なんていう看板をみたことがある方もいらっしゃるのではないかと思います。
海岸には管理自治体や管理者がいる場合がありますが、私有地はありません。
また海岸法によると海は基本的には自由に利用可能です。
しかし、海岸法では、
海岸法
海岸の保全に著しい支障を及ぼすおそれのある行為の禁止)
第三条の二 法第八条の二第一項第四号の政令で定める海岸の保全に著しい支障を及ぼすおそれのある行為は、次に掲げるものとする。
一 土石(砂を含む。)を捨てること。
二 土地の表層のはく離、たき火その他の行為であつて、動物若しくは動物の卵又は植物の生息地又は生育地の保護に支障を及ぼすおそれがあるため禁止する必要があると認めて海岸管理者が指定するものを行うこと。
2 前条第二項の規定は、前項第二号の規定による指定について準用する。
(海岸保全区域の占用)
第七条 海岸管理者以外の者が海岸保全区域(公共海岸の土地に限る。)内において、海岸保全施設以外の施設又は工作物(以下次条、第九条及び第十二条において「他の施設等」という。)を設けて当該海岸保全区域を占用しようとするときは、主務省令で定めるところにより、海岸管理者の許可を受けなければならない。
2 海岸管理者は、前項の規定による許可の申請があつた場合において、その申請に係る事項が海岸の防護に著しい支障を及ぼすおそれがあると認めるときは、これを許可してはならない。
引用:e-Gov法令検索
とありますので、砂浜で焚き火をする際はその場所が焚き火が許可されているかきちんと確認することが必要です。
BBQがOKとなっている砂浜は結構あります。
BBQがOKということは焚き火台をつかっての焚き火はOKということですね。
たとえば神奈川県では、
海岸でのよくある質問
Q: 海岸でバーベキューをしてもいいか?
A: 他の海岸利用者に十分配慮し、ルール・マナーを守って行ってください。
砂が汚れますので、直火ではなく、コンロなどを使用して台上で行ってください。
また、ごみは必ずお持ち帰りください。
その他、他の海岸利用者に迷惑とならないよう、十分に配慮してください。
安全で美しい海岸の維持のためにご協力をお願いします。
引用:神奈川県HP
とあります。
ですので基本的には焚き火台を使っての焚き火はできるということですね。
しかし海水浴場など火気を禁止している海岸、砂浜もありますので焚き火をしたい場所が決まったら、
- 現地に行ってBBQ禁止など火気厳禁の看板がないかを確認してみる。
- 管理自治体に確認してみる。
- グーグルアースで現地を確認してみる。
などの方法で焚き火ができるのかをきちんと確認しましょう。
ポイント
砂浜で焚き火ができない場所
BBQ、焚き火禁止などの立て看板がある場所。
立て看板がない海水浴場では海水浴のシーズン。
焚き火の煙が迷惑になる場合や、人が多く危険を伴う可能性があるためやめておきましょう。
民家が近い海岸。
焚き火の煙が民家に流れ、迷惑になって通報されてしまうこともありますのでやめておきましょう。
砂浜の上での直火は厳禁、焚き火台を使おう
海岸法や管理自治体でも禁止されていますが、砂浜の上での直火は厳禁です。
周囲に燃えるものがなく、火消しになる砂がたくさんある砂浜は焚き火に適しているように思われがちです。
しかし直火での焚き火に乾いた砂をかけても火は消えず、砂の中で火はくすぶり続けてしまうのです。
もしその火がくすぶり続けた砂の上を裸足で誰かが踏んでしまったら大やけどを負わせてしまいます。
加害者にならないためにも砂浜で直火での焚き火はやめましょう。
砂浜での焚き火のやり方
砂浜での焚き火はキャンプ場とは異なり、基本的に薪は現地で調達ができません。
砂浜での焚き火に必要な道具と基本的なやり方をご紹介いたします。
砂浜での焚き火に必要な持ち物
- 焚き火台
- 火ばさみトング
- ファイヤースケーターまたはマッチ
- 薪
- 着火剤
- 耐火グローブ
- 火消し壺
- 焚き火シート
- 斧
- 灰スコップ
- 焚き火ウェア
薪の代わりに流木を使うという手もありますが、砂浜に必ず流木があるとは限りません。
薪は使用する分きちんと準備しておきましょう。
また、砂浜は地面が柔らかいので安定した焚き火台を選ぶようにしましょう。
安定した焚き火台はこちらがおすすめ
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この商品は4本足なので砂浜でも安定しておくことができることや、下の受け皿が取り外しできるため後片づけも楽なところがおすすめできます。
焚き火のやり方
- 3種類の太さの薪を準備する。
- 着火剤を用意する。
- 薪を組む。
- 着火する。
- 焚き火が終わったら後始末をする。
こちらの動画は砂浜ではないものの、基本的な焚き火台での焚き火のやり方を詳しく説明してくれていますので参考にしてみてください。
引用:YouTube
ポイント
焚き火の後始末はしっかりしましょう。
砂浜ではサンダルなど素足がでているので、もし焚き火の後始末がきちんとできていないと靴を履いているキャンプ場よりも第三者を危険にさらしてしまいます。
また炭や灰は埋めても自然に還りません。
ゴミを残していくことは生態系などに影響を与えかねない行為ですので、きちんとゴミは持ち帰りましょう。
消火に便利なおすすめ火消し壺はこちら
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キャプテンスタッグの火消し壺は火消しとしての性能はもちろん、BBQをする際炭で火をおこすときに火起こし器として使えるのでとても便利です。
焚き火台を使ってダコタファイヤーフォールをしてみよう
砂浜での焚き火は山のキャンプなどと違い、地面が砂なので柔らかいですよね。
キャンプ場などと違い一般の鉄ペグを使うとすぐ抜けてしまい、サンドペグを使わないとテントなどを張るのも一苦労だったりします。
そんな砂の特徴を生かした焚き火の方法、ダコタファイヤーフォールという直火での焚き火の方法をご存じでしょうか。
もともと北米ネイティブアメリカンの「ダコタ」族が使っていた焚き火の技術なのですが、この方法は風に強く、煙も少なくすみます。
海岸は風が強いことが多いです。
そのためダコタファイヤーホールを使うと風の影響を受けずに焚き火ができ効率的な焚き火をすることができます。
ダコタファイヤーフォールの基本的なやり方
ダコタファイヤーフォールのやり方
- 2つ穴を掘り、穴の底をトンネルでつなげておきます。
- 1つの穴は焚き火をする場所、もう1つの穴は通気口として使います。
- この構造によって焚き火の火の熱により土が熱くなり、それにより上昇気流が生じることにより通気口からどんどん空気が入っていきます。
- 土が熱くなることにより、通気口からの空気も暖かくなって高温を保て、そのため煙も燃焼が促進され、排出される煙が少なくなるのです。
とはいえ砂浜での直火の焚き火は危険ですし、そもそも禁止されていることが多いです。
砂浜での焚き火台を使ったダコタファイヤーフォールのやり方
- たて穴を2つ掘り、焚き火台を置く方の穴は焚き火台が入る大きさより少し大きめに掘ります。
- 2つの穴の底を繋げておきます。
- 穴に焚き火台を入れて焚き火をします。
- 焚き火が終わったら焚き火台の消火、灰の処理をします。
- 焚き火台を穴から持ち上げる際は焚き火台が十分に冷めてから、または耐火グローブなどを使って火傷には十分注意します。
- 砂が熱くなっている可能性があるのできちんと砂浜も冷やすためにたっぷり水をかけて砂を冷ましましょう。
冷まさないと第三者に火傷を負わせてしまう恐れがあります。
ダコタファイヤーフォールに活躍!おすすめアイテム
焚き火台を使ったダコタファイヤーフォールをする際には穴に焚き火台を出し入れしますよね。
そんなダコタファイヤーフォールをする際に使いやすいおすすめアイテムをご紹介いたします。
おすすめアイテム1
まずは薪をくべたり、焚き火台を出し入れする時に火傷をしないための耐火グローブをご紹介いたします。
おすすめ耐火グローブ
スノーピーク ファイヤーサイドグローブ
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耐火グローブは焚き火をする際の薪をくべたり、ダッチオーブンの移動にも重宝するアイテムです。
スノーピークのファイヤーサイドグローブは二重構造の革手袋なのでダッチオーブンなどの移動にも熱さを感じず安心して使用できます。
おすすめアイテム2
ダコタファイヤーフォールをする際には焚き火台を穴に出し入れします。
そのため焚き火台は穴を大きく掘らないですむ、小さめのものがおすすめです。
おすすめ焚き火台
スノーピーク 焚き火台S
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スノーピークの焚き火台は一瞬で設置ができること、そして頑丈なことで有名ですが本当に使いやすくおすすめです。
サイズはS・M・Lとありますが、ダコタファイヤーフォールの穴に入れるのであればSサイズがおすすめです。
ただしSサイズの焚き火台は薪がはみ出てしまうので、大きい薪をたくさん使うような焚き火をする場合にはMサイズ以上が良いでしょう。
ポイント
焚き火台を使ったダコタファイヤーフォールのポイント
- 薪を追加できるように焚き火台より大きめに穴を掘っておく。
- 焚き火終了時には砂を冷ますためにたっぷり水をかけて砂を冷ましましょう。
砂浜でのキャンプを快適に過ごすおすすめグッズ
砂浜ではいろいろな「困った」がありますよね。
そんな「困った」を解決するグッズをご紹介したいと思います。
目隠しにも重宝、焚き火台リフレクター
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焚き火台を使う時の風対策と言えば焚き火台リフレクターですよね。
焚き火台リフレクターと言えば
- 布製の陣幕タイプ
- 金属製の焚き火台を囲うサイズのもの
があります。
砂浜で焚き火をするときに私は布製の陣幕タイプの焚き火台を使用しています。
おすすめ布製焚き火台リフレクター
ロゴス TAKIBI de JINMAKU-BA81064041
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ロゴスの陣幕は丈夫で火の粉にも強く、大きさもあるので目隠しとしても使えます。
私の友人は設営も簡単で、使用後も濡れたぞうきんで拭く程度で汚れが落ちるので手入れがしやすいと言っていました。
砂浜でもしっかり固定、サンドペグ
砂浜では一般的な鉄ペグではすぐ抜けてしまいます。
テントや焚き火台リフレクターを留めるペグも砂浜ではサンドペグを使うのがおすすめです。
おすすめサンドペグ
キャプテンスタッグ ペグ38㎝
こちらの商品は長さが十分あるので砂浜でもしっかりホールドしてくれます。
太さもあるので強度も十分、ペグを打ち付けるときも安心感があるところが使いやすいです。
砂浜でのおすすめシューズ
砂浜でのキャンプでの困りごとと言えば「砂」ですよね。
そんな「困った」を助けるおすすめシューズをご紹介いたします。
おすすめマリンシューズ
FitKicks マリンシューズ
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ビーチサンダルと違い足の甲まで覆われていますが、フィットしているため砂も入りにくいところが砂浜では重宝します。
またダメージを受けやすいつま先もガードされており安心ですし、軽いのでアウトドアに最適です。
砂落としに最適!ベビーパウダー
砂浜では足だけでなくいろいろなところが砂だらけになってしまいますよね。
そんなときに重宝するのがベビーパウダーです。
もともとは赤ちゃんの肌のべたつきを抑えてくれるものですが、砂浜でも大活躍します。
ベビーパウダーで砂落とし
- 体の水分をある程度なくします。
- 砂をとりたい場所にベビーパウダーをかける。
- ベビーパウダーを拭き取る。
この3ステップで砂は簡単に落ちてしまいます。
事前にベビーパウダーをつけておけば砂がつきにくくなるため、私はいつも素足にかけてからサンダルを履いています。
ベビーパウダーはあまり大きな入れ物でもありませんし、是非砂浜に行く際は持参して使ってみてくださいね。
おすすめベビーパウダー
ジョンソン&ジョンソン ベビーパウダー
砂浜で焚き火をしたい方必見!おすすめのやり方と便利グッズをご紹介:まとめ
今回は砂浜での焚き火をしてみたい方へ以下の点をご紹介しました。
- 砂浜での焚き火はどこでできるのか
- 砂浜での基本的な焚き火の仕方
- 焚き火台を使ったダコタファイヤーフォールの仕方
- 砂浜でのキャンプに使える便利グッズ
砂浜でのキャンプに使える便利グッズを使うと「困った」がなくなり快適なキャンプをすることができます。
砂浜での焚き火は波の音も一緒に聴きながらできるので一層癒やされますし、海でも楽しめとても良いものです。
焚き火できる砂浜をご紹介した方法で探し、是非楽しいキャンプを過ごしてださいね。
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