そんな疑問にお答えします。
マストとは言わないが、あったら便利な焚き火のリフレクター。
その名の通り、反射板として使用したり、暖をとったり、火おこしの際の風よけにしたりと使い勝手が抜群のキャンプ用具です。
使い勝手が抜群のリフレクターですが、風などで倒れて「ヒヤッと」した経験は、お持ちでないでしょうか?
リフレクターを設置し、焚き火の番をしていた時の事です。
急に”ビューと”つむじ風がふき、リフレクターが焚き火側に倒れてしまいました。
慌ててリフレクターを起こそうとし、リフレクターに触った瞬間、『熱っ』。
リフレクターが焚き火で熱しられ、アツアツに。やけどをしそうになりました。
リフレクターが倒れた時の対処方法を知っていれば、私みたいに危ない目に合わないかもしれません。
リフレクターが倒れた時の対処方法を、簡単に出来るものから、手間がかかるけど効果抜群なものまでをご紹介します。
目次
安定感抜群。鉄製を使用しよう!
軽いリフレクターを、好んで使っている人は、多いのではないでしょうか?
軽いという事は、アルミニウムで作られています。
アルミニウムは光などを反射させる反射率が90〜95%と高く、リフレクターには優れた材質です。
豆知識
反射率が高ければ高いほど光・熱などを多く反射させます。
鏡:93%・新聞紙:40~50%・ガラス:5~10%・杉:65~70%・鉄:60%
アルミニウムは軽い金属のため、風などで倒れやすいのです。
そこで、鉄製のリフレクターを使用して倒れにくくしましょう。
鉄はアルミニウムに比べ、反射率は低いのですが、アルミニウムの約3倍重い金属です。
重い分安定して自立し、風などで倒れにくくなるのです。
サイズ感がちょうどよく、しっかり防風できます。
付属品も充実しています。
補助用具のペグを使用して、倒れるのを防ぎましょう。
リフレクターが風で倒れて、危ない経験をした私は、少し手間だけどもペグを使用してリフレクターを固定しています。
何事にも安全にはかえられません。
プラスティックやアルミニウムと色いろな種類があるペグでが、その中でも、お勧めなのが、鍛造(たんぞう)ペグです。
なぜ鍛造ペグがおすすめかと言いますと、
鍛造ペグは鉄を叩いて形を作る為、非常に丈夫で、壊れにくいからです。
日本刀を作っている手法と一緒です。
しかも、重たいので、しっかり固定できます。
使い方としては、
リフレクターに止める穴などがある場合
リフレクターにOリングを付けペグで固定する。
リフレクターに止める穴などがない場合
リフレクターの内側・外側2本ぐらいペグを打って、ペグとペグの間にリフレクターを通し固定する。
です。
リフレクターをただ立てるより手間ですが、効果抜群です。
鍛造ペグについての解説動画になります。
動画後半には、ペグを打ち込んだ時、材質の違いで抜く力がどう変わるか、という解説があり勉強になります。
20㎝や30㎝の長さのものもあるが、20㎝だと効きが悪く、30㎝は抜くとき大変。25㎝だと取り扱いにちょうどよい長さ。
小石や砂利を破壊しながら食い込むので、場所を選ばず打てるのがよい。
金属製がダメなら布製へ変更しよう。
リフレクターは金属製のものだけではありません。
布製のものもあります。
布製のリフレクターの主な用途は、焚き火の防風で、ご察しの通り自立しません。
その為、布製のリフレクターの設置には、補助用具(ペグや支柱等)を使い、しっかり設置します。
まるで簡易テントのように。
布製の良いところは、用途によって、サイズや素材、形を自由に選ぶことができる事です。
と心配する人もいるでしょう。
でも、大丈夫です。
燃えにくい素材を使用していますから、大抵の事では燃えません。
注意 燃えにくいだけで、燃えないわけではありません。
火の粉がリフレクターに飛んでき、『やばい!!リフレクターに穴が開く。』と思いました。
しかし、リフレクターは少し黒くなっただけで、穴も開きませんでした。
その時に、『布製のリフレクターもありなんだと』と思いました。
下の動画は布製のリフレクターの設置方法を説明しています。
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金属製+布製のハイブリット仕様が抜群。
布製のリフレクターはしっかり固定するので、倒れにくい。
しかし、金属製のリフレクターに比べ、暖かさや明るさが足りない。
金属製のリフレクターは、重くて固定するのが大変。
そういう人は、布製のリフレクターと金属製のリフレクターのハイブリット仕様で解決してみましょう。
設置方法は簡単です。
布製のリフレクターの前に、金属製のリフレクターを置くだけ。
ただそれだけです。
私のキャンプ仲間が話してくれたのですが、
布製のリフレクターがしっかり固定しているので、風が吹いても金属製のリフレクターは倒れなかった。
しかも、金属製のリフレクター単体より温かかった。
普段、高さ60㎝の金属製のリフレクターを使用しているが、サイズダウンして50㎝や40㎝でも十分暖をとれると。
焚き火の力強い味方リフレクター!倒れる時の対処方法とは。:まとめ
まとめとしまして、
- 安定感抜群。鉄製を使用しよう!
- 補助用具のペグを使用して、倒れるのを防ぎましょう。
- 金属製がダメなら布製へ変更しよう。
- 金属製+布製のハイブリット仕様が抜群。
をご紹介してきました。
リフレクターが倒れて、少し危険な目にあった私。
その時に、リフレクターを固定する方法を知っておけばよかったと反省しています。
リフレクターが倒れる時の対処方法を知っているのと、知らないとでは大きな差です。
リフレクターが倒れる時の対処方法をきちんと身に着けて、安全にキャンプを楽しみましょう。
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