そんな疑問にお答えします。
河原や砂浜、開けた場所での焚き火は風が強い場合もありますよね。
そんなときに便利なキャンプギアが、焚き火リフレクターです。
焚き火リフレクターにも素材や大きさがいろいろあります。
今回は荷物を軽量にしたい方必見、持ち運びに便利なアルミ製の焚き火リフレクターをご紹介いたします。
アルミリフレクターは軽量でコンパクトですし、焚き火台を囲むだけなので設営も簡単です。
またアルミ製の焚き火リフレクターは100円ショップでも購入することもできます。
アルミ製の焚き火リフレクターの魅力を知って、是非キャンプで使ってみてくださいね。
目次
焚き火リフレクターの効果とは?
焚き火にとって風は大敵です。
強風で火の粉が自身や周りのテントなどに飛んで穴が空いてしまったりするとトラブルのもとですし、最悪火災につながる場合があります。
風があまりに強い場合は焚き火を撤収しましょう。
しかしあまり強い風ではない場合、焚き火リフレクターは外から吹く風から焚き火の火を守る、とても心強いアイテムになります。
焚き火リフレクターの効果としては
- 風を遮る。
- 反射熱で暖かい。
- 反射熱の効果で燃焼効率が良くなる。
- 光も反射することで明るい。
- 焚き火の管理がしやすい。
ということがあげられます。
風を遮る
焚き火リフレクターは風を遮るだけでなく、煙や火の粉も遮ってくれます。
火の粉が飛ぶと、テントやタープに穴が空いてしまう可能性がありますよね。
そんな火の粉が飛ぶのも防いでくれる心強いアイテムです。
また焚き火での調理中に風が吹くと、灰が料理にはいることがあります。
焚き火リフレクターを使うと風を遮ってくれるので、料理に灰が入りにくくなります。
反射熱で暖かい
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焚き火リフレクターなしだと360度開放されてしまう熱が、リフレクターを使うことにより輻射熱がおき、暖かくなります。
特に金属製のリフレクターを使うと、反射熱の効果が高く得られます。
金属製のリフレクターも色によって効果が違います。
銀色のリフレクター>黒色のリフレクター
よりきらきら光沢のある素材の方が反射熱の効果が高いです。
反射熱の効果で燃焼効率が良くなる
リフレクターの効果で熱が逃げづらい状態なので、焚き火の暖かさが持続します。
そのため効率的に焚き火をすることができるようになり、薪を節約することができます。
光も反射することで明るい
夜はランタンの光だけでは、どうしても暗く感じてしまうこともありますよね。
そんなときも焚き火台リフレクターを使うと、焚き火の火を反射し明るくなりおすすめです。
焚き火の管理がしやすい
焚き火リフレクターで風を遮ることで、焚き火の火が安定します。
反射熱の効果で燃焼効率も良く、火が安定するので焚き火の扱いがグンと楽になります。
火が安定すると焚き火で調理もしやすいので、キャンプでご飯を作るときにもとてもおすすめです。
とても便利なキャンプギアですが、焚き火リフレクターは持ち運びのしやすいものから、キャンプサイトを覆う陣幕タイプまで、いろいろ種類があります。
それぞれ利点がありますので、用途に応じて選ぶとよりキャンプが快適に過ごせます。
焚き火リフレクターの種類
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焚き火リフレクターの種類ですが、まず材質が
- 金属製のもの
- 布製のもの
があります。
また、サイズ・用途で分類すると、
- 焚き火スペース用の金属風防 。
- キャンプサイト用の陣幕。
- 焚き火スペース用風防幕。
にわけることができます。
それぞれの特徴をみていきましょう。
焚き火スペース用の金属風防
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焚き火台の後ろに囲う様に設置するタイプ。
メリット
- コンパクトで設置の手間は少ない。
- 布製に比べ反射熱が得やすい。
- 反射熱があるのでキャンプ料理にも最適。
素材もアルミや亜鉛メッキやステンレスなどがあります。
またリフレクターを焚き火台に取り付けて使うことができるタイプもあります。
デメリット
- 焚き火終了後もリフレクターが熱いために火傷の危険性がある。
- 設置が簡単な反面、固定しないので倒れやすい。
金属の焚き火リフレクターは設置するだけでとても暖かくなります。
おすすめ金属風防
キャンプグリーブ 大型風防板
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キャンプグリーブの金属防風版は40~70㎝が選べるので、自分の用途に応じて大きさが選べるところがおすすめです。
また防風版自体の重さがあるため、ペグダウンしなくても安定して置くことができます。
キャンプサイト用の陣幕
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キャンプサイト用の大きい陣幕タイプのリフレクターは、広い範囲をカバーできます。
メリット
- 金属製に比べると風にも強く倒れない。
- 布製なのでカラーを選べることも魅力。
- 目隠しとしても使える。
テントやタープに合わせてリフレクターを選ぶと、キャンプサイトのおしゃれを楽しむことができます。
デメリット
- 設営時に張り綱を張ったり、ペグで固定する必要があるため手間がかかる。
- 金属製に比べ値段が高い。
- 金属製に比べ大きいため、コンパクトさが欠ける。
- 防火仕様にはなっているが、あまり焚き火の近くに置くと火の粉が飛んで穴が空く。
キャンプサイト用の陣幕タイプの焚き火リフレクターはキャンプ中に人の目が気にならず、プライベート感が味わえていいですよ。
おすすめの陣幕
MINIMAL WORKS ウルタリ
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ミニマルワークスのウルタリは、風防としてはもちろん、プライベート空間を作るのにも役立ちます。
陣幕ですがスリムなので携帯性が良く嵩張らないのがうれしいですね。。
焚き火スペース用風防幕
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キャンプサイト用の陣幕同様、布製です。
こちらは焚き火スペースサイズの防風幕なので、陣幕に比べるとコンパクトですが風防として活躍してくれます。
メリット
- 金属製に比べ、風に強く倒れない。
- 焚き火スペース用なので布製でもコンパクト。
- 布製なのでカラーを選べおしゃれにでき、最近人気の風防アイテム。
デメリット
- 設営時に張り綱を張ったり、ペグで固定する必要があるため手間がかかる。
- 金属製に比べ値段が高い。
- 防火仕様にはなっているが、あまり焚き火の近くに置くと火の粉が飛んで穴が空く。
最近キャンプに行くと、この焚き火スペース用の防風幕を使っている方をよく見かけるようになりました。
焚き火スペース用とはいえ、目隠しとしても使えておしゃれなので人気があります。
おすすめ防風幕
ロゴス TAKIBI de JINMAKU-BA
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ロゴスのTAKIBI de JINMAKU-BAは設営が簡単、さらに布が丈夫で、火の粉にも強いです。
焚き火台リフレクターにもいろいろな種類がありますね。
防風幕は陣幕に比べるとコンパクトになり、携行性は良くなりますが、金属製に比べると携行性、設置の手間がかかります。
荷物を少なくしたいソロキャンパーの方や、他の荷物が重いので焚き火台リフレクターは軽量、持ち運びがしやすいものがいい方は金属製のものをおすすめします。
金属製の中でもアルミ製のリフレクターはとても軽いので特におすすめです。
アルミニウムの特性からみるアルミ製リフレクターの魅力
軽量なアルミ製の焚き火リフレクターは、持ち運びにとても便利です。
またアルミは熱伝導率もよいので、調理する際にも熱効率がよくなりおすすめできます。
そこで、「なぜアルミニウムの焚き火台がおすすめできるのか。」ということを、アルミニウムの特性からみていきたいと思います。
アルミニウムは比較的新しい金属で、、製造され始めて100年あまりです。
アルミニウムは軽量、さびにくいなどの優れた特性を生かし、様々な分野に用途を広げ、現在では各産業分野で欠くことのできない材料です。
軽量
アルミニウムの比重は2.71。
鉄(7.87)や銅(8.93)と比較すると、3分の1の比重です。
軽量化することにより様々なものの性能が向上するため、
- 自動車や鉄道車両、航空機、船舶など輸送
- 建築・土木分野
で、アルミニウムが使われています。
強度
アルミニウムはアルミホイルのイメージがあり、柔らかいと思いがちですが、実は比強度(単位重量あたりの強度)が大きいです。
- 純アルミニウムの引張強さはあまり大きくないが、合金、圧延などの加工や熱処理をすると強度が高くなる。
- 高力アルミニウム合金の引張り強さは、銅の約1.45倍、普通鋼の1.37倍。
近年リチウムを添加したアルミニウムが開発され、航空機や大型構造物用の材料として注目されています。
耐食性
アルミニウムは空気中で緻密で安定な酸化皮膜を生成し、腐食を自然に防止しています。
- 鉄鋼のように赤さびを生じることがない。
- アルミ合金は耐食性をさらに高め、強度も兼ね備えている。
さびにくいので建築、自動車、船舶、海洋開発などの分野で多く使われています。
熱伝導
アルミニウムは熱伝導率が良い金属です。
-
- アルミニウムの熱伝導率は鉄の約3倍ある(アルミニウム:180kcal/m・HR・℃、鉄:47kcal/m・HR・℃)。
- 熱をよく伝える=急速に冷えるという性質。
鍋などの日用品や冷暖房装置、エンジン部品、各種の熱交換器、またビールやジュースなどの飲料缶にもこの特性が生かされています。
反射性
よく磨いたアルミニウムは、反射性が高いです。
- 赤外線や紫外線などの光線、電磁波、さらに各種熱線をよく反射する。
- 純度の高いアルミニウムほどこの性質に優れ、純度99.8%以上のアルミニウムは、放射エネルギーの90%以上を反射する。
この特性を生かし、暖房器の反射板や照明器具、さらには宇宙服などにもアルミニウムは使われています。
近年鏡面加工を施し、この特性を高めたアルミニウムは、ポリゴンミラーなど光エレクトロニクス製品によく使われています。
ポイント
優れた金属であるアルミニウムを使った焚き火リフレクターは軽量で、携行性もよいので荷物を軽くしたいときには最適です。
また熱伝導率や反射性も優れているので、アルミ製の焚き火リフレクターは暖かく経済的で、焚き火で調理する際にもおすすめです。
では実際に焚き火をする際に使うアルミ製の焚き火リフレクターはどんなものがあるのでしょうか。
おすすめのアルミ製焚き火リフレクターをご紹介したいと思います。
おすすめのアルミ製焚き火リフレクター
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ここまでアルミ製の焚き火リフレクターの利点をアルミニウムの特性などからみていきました。
と気になっている方もいらっしゃると思います。
使いやすいアルミ製の焚き火リフレクターをご紹介しますので、参考になさってくださいね。
携行性抜群!おすすめアルミ製焚き火リフレクター
アルミ製の焚き火リフレクターは携行性などの点から高さの低いリフレクターがほとんどです。
アルミ製のリフレクターを使う際は高さの低いコンパクトな焚き火台を使いましょう。
おすすめアルミ製焚き火リフレクター1
VASTLAND ウインドスクリーン
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こちらのヴァストランドのリフレクターはしっかりとしていて風防としての役割をしっかり果たしてくれます。
おすすめアルミ製焚き火リフレクター2
Alpinista 防風板
Alpinistaの焚き火リフレクターはプラスチックのケースがついていて、アルミ板で何かを傷つけたりすることがなく、携行性がとても良いです。
おすすめアルミ製焚き火リフレクター3
LUKDOF ウィンドスクリーン
小型に折り畳めて、実用性の高いウインドスクリーンです。
端には簡単なペグがついていて、これを柔らかい、あるいは砂利の上から押し込むことで、強風にも安定した状態で使うことができる製品です。
長さとしては、84cm もあるにも関わらず、折り畳むと単行本の半分くらいのサイズになります。
おすすめアルミ製焚き火リフレクター4
ダイソー アルミ風よけ(コンロ用)500円税抜き
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なんと100円ショップのダイソーでもアルミ製のリフレクターが出ています。
コンロ用と書いてあるのですが、焚き火をする際にも使うことができます。
左右のストッパーを下ろすと、風防の下から棒が出せ、地面に挿して固定できる使用になっています。
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このように焚き火台の上にのせて使う方法もおすすめです。
簡単便利!100円ショップのアルミパネルで焚き火リフレクター
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本来は家庭用ガスコンロの周りに設置し、熱が壁に行かないようにするためのものですが、高さもあるため焚き火リフレクターとしても利用できます。
「焚き火リフレクターって本当にいるの?」と思っている方も100円ショップのアルミパネルであれば、気軽に試すことができますし、使用後はゴミに出すこともできます。
という場合にも100円ショップのアルミパネルであれば、試すための費用が安く済みます。
100円ショップのアルミパネルの利点
- 軽量で、種類が豊富で大きさや柄なども選ぶことができる。
- テープなどでつないで、大きい焚き火リフレクターにすることができる。
- 費用が安く済む。
また使い捨てにできるので、使用後に掃除しないで済むのも利点といえるかもしれません。
100円ショップのアルミパネルの設置の仕方
そのままでは自立せず使いにくいので、
- アルミパネルの下の部分を折り曲げペグダウンする。
- アルミパネルの下の部分を折り曲げ、石で固定する。
どちらかの方法で設置することができます。
コの字型のアルミパネルは倒れにくい形状なので、倒れにくいのも優れた点です。
費用も少なく簡単に手に入れられるので、焚き火リフレクターを使ってみたい方は一度試してみてくださいね。
ポイント
アルミ製の焚き火リフレクターは軽量で携行性が高いものが多く、ソロキャンパーや荷物を軽くしたい方にぴったりです。
また100円ショップのアルミパネルを使うのも手軽でおすすめ。
しかしアルミ製のリフレクターは軽量あるため、強い風には弱いという欠点があります。
アルミ製の焚き火リフレクターが倒れないようにする方法をご紹介していきます。
強めの風でも倒れない!アルミ製リフレクターの風対策
アルミ製の焚き火リフレクターは軽量で、暖かく使いやすいキャンプギアです。
しかしながら軽量であるため、風が吹くと倒れやすいという欠点があります。
焚き火リフレクターによってはOリングなどで風対策されているものもありますが簡易的なため、強めの風には不安があります。
せっかく焚き火を守るためにリフレクターを置いても、それが倒れてしまっては意味がありませんよね。
設置する際にペグ打ち
- 焚き火リフレクターを設置する。
- 焚き火リフレクターの外側と内側に、数カ所ペグ打ちする。
外側と内側のペグの間にリフレクターを挟むように設置すると言うことなのですが、これだけで強い風が吹いても倒れなくなります。
おすすめペグ
キャンピングムーン ペグ
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こちらのキャンピングムーンのペグは固い地面でもしっかり刺さり固定してくれるのでおすすめです。
用途によってペグの長さも違いますよね。
キャンピングムーンのペグは長さが20~40㎝を選べるのも嬉しいです。
DIYする
- アルミ焚き火リフレクターに穴を開ける。
- 100均の取り外しができるカードリングを取り付ける。
- ペグで固定する。
アルミ製の焚き火リフレクターは自分で加工もしやすいので、DIYに慣れていないにも方おすすめな方法です。
簡単な方法でアルミ製の焚き火台リフレクターも強い風に耐えられるようになります。
アルミ製の焚き火リフレクター以外にも使える方法ですので、是非やってみてくださいね。
焚き火リフレクターを使ってみよう!アルミ製は持ち運びに最適!:まとめ
今回は持ち運びに便利な、アルミ製の焚き火リフレクターについてご紹介しました。
アルミ製の焚き火リフレクターは
- 軽量である。
- コンパクトなリフレクターが多く携行性が良い。
- 熱効率がよい。
利点がたくさんあり、とても便利です。
焚き火リフレクターは使用すると暖かさが段違いですし、火の管理もしやすいので本当におすすめです。
荷物が多くなりがちなキャンプですので、携行性に優れたアルミ製の焚き火リフレクターを使って楽しいキャンプを過ごしてみてはいかがでしょうか。