そんな疑問にお答えします。
楽しい焚き火を楽しんだ後、必ず出てしまう「灰」。
この灰をどう処理したらいいのか、持ち帰った後どうしたらいいのか、灰の処理について悩む方は多いようです。
今回はそんな灰について、簡単に処理ができる方法や灰の活用方法について、灰処理にまつわる耳寄りな情報をまとめてご紹介。
実は灰は捨てる以外にも色んな活用方法があるんです。
- これから焚き火をしたいと思っている方
- 今まで灰の処理をわずらわしいと思っていた方へ
これを読めばあなたの疑問の答えや解決策が必ず見つかり、今まで大変だった灰の処理もらくに、しかもお得に楽しむことができます。
実際私が使って片付けがぐんと楽になったグッズや、驚きの活用方法も詳しくお伝えしているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
灰の処理方法~灰を捨てる場合~
焚き火の消火をした後、灰の処理方法は「捨てる」か「リサイクルする」のどちらかです。
まずは捨てる場合どのようにしたら良いのかを知っておきましょう。
灰捨て場があるキャンプ場なら灰捨て場に捨てる
キャンプ場で焚き火をした場合、「灰捨て場」があるキャンプ場であればそこへ捨ててOKです。
キャンプ場で焚き火をする場合は、事前に灰捨て場があるかをチェックしとくと良いでしょう。
また、自分のキャンプサイトから遠い場合、灰を運ぶのが大変なので、どのあたりに灰捨て場があるのかも確認しておくと当日スムーズに片付けができます。
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↑このようにインスタにマップを載せてくれているキャンプ場もあります。
家に持ち帰って捨てる
灰捨て場のないキャンプ場や、キャンプ場以外の場所で焚き火をするなら、灰は必ず持ち帰りましょう。
灰をビニール袋に入れる(火消し壺があればそのまま持ち帰る)などで家に持ち帰ります。
自治体によって「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」など、どのゴミとして捨てるかが違うのでお住まいの自治体のルールに従って捨てましょう。
そんな時はそこに記載のある電話番号に直接問い合わせてみるのが確実ですね。
ここに注意
どちらの場合も必ず火がしっかり消えていることを確認してから灰や炭を捨てましょう。
まだ火が残っている状態で捨てたり持ち帰ったりすると、再燃してしまう可能性があるのでとっても危険です。
捨てた後、何かの拍子に火がついてしまったり、車の中で再燃してしまい火事になることもあるので、目視ではなく手で触れるほど冷えていることをしっかり確認することが大事です。
灰を地面に埋めて帰るのはNGです。
灰は少しの量なら肥料としても使えますが、たくさんの人が埋めてしまうと過剰摂取となり、土に良くなかったり、熱いまま埋めてしまう事によりヤケドの危険もあるので絶対にやめましょう。
灰を持ち帰ってリサイクルしてみよう
最初にお伝えしたように、実は灰には色んな活用方法があるんです。
身近なところで簡単に使える方法や、少し変わった場面での活用方法まで、注意点と合わせてチェックしておきましょう。
肥料として使う
先程灰は埋めてはいけないとお伝えしましたが、過剰摂取が問題なだけで少量であればとても良い肥料になります。
灰はアルカリ性が強いので、土に混ぜることによって微生物の動きが活発になり、病原菌が寄り付きにくい状態にしてくれます。
また土の善玉菌を活性化させる効果もあるので、「野菜の育ちが早くなる」「味がおいしくなる」という肥料としてとっても素敵な力を発揮するのです。
さらに、少量を水で薄めて作物にかけることで、害虫予防にもなるので家庭菜園やお家で作物などを育てている人はぜひ試してみてください。
注意
肥料を販売する場合は、肥料取締法により国へ許可や申請が必要です。
お家で使ったり知り合いに分けてあげる等であれば問題ないので、許可を得ていない場合は個人で楽しみましょう。
雪をとかすのに使う
雪が多い地域ではこんな使い方もできちゃいます。
これは灰の成分ではなく、色の効果で雪を早くとかす事ができるという方法です。
(雪は白いので光を反射してしまいますが、黒っぽい灰をまくことによって光の吸収を促進し、雪を早くとかしてくれます)
ただ、もちろん見た目も黒っぽくなるので見た目が気なる方は、やめておくことをオススメします。
※光の反射が関係しているので晴れた日に試してみてください。
「やきもの」や「染めもの」の下処理として使う
火鉢や囲炉裏(いろり)には灰が必要不可欠です。
大きさにもよりますが、たくさんの灰が必要になるため火鉢や囲炉裏(いろり)を持っている方にはとっても大事な物です。
また、やきものやっている人には釉薬(ゆうやく)(素焼きの陶磁器の表面に塗り、光沢を出すの使う粉末)に灰が使えたり、染物をやっている人には藍染(あいぞめ)の下処理に使えるなど、灰は必要な人にとってはただゴミではないのです。
メモ
この活用方法は少し特殊なので、近くに囲炉裏(いろり)を持っていたり、やきものや染物をしている人がいれば、ゆずってあげるのも良いでしょう。
また、肥料としての販売は許可がいりますが、灰を販売する事自体は問題ないのでたくさんためて必要な方に販売するというのもアリです。
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【おまけ】洗剤として活用する
こちらはあまり知られていない活用方法です。
私も最近この方法を知り、半信半疑で試してみましたが、確かに洗剤としてなかなかの洗浄力を発揮してくれました。
こんなユニークな灰の活用方法があることにとても驚きましたが試してみる価値ありですよ。
実際に試している動画を見つけたのでぜひこちらもチェックしてみてください。
灰処理のお役立ちグッズ
灰の捨て方やリサイクル方法を見ていただきましたが、ここで灰処理をする時にとっても便利なお役立ちグッズを2つご紹介します。
灰を「捨てるor持ち帰る」どちらの場合でも、灰の片付けをとびきりらくにしてくれるアイテム達。必見です。
火消し壺
火消し壺は焚き火の消火の際に使う便利グッズですが、炭や灰を持ち帰る、保管するという点でも非常に優れたアイテムです。
火消し壺に入れた灰をそのまま持ち帰り、入れたまま保管しておけば良いので、わざわざ灰を袋に入れる必要はないためこぼれたり風で飛んだりすることもありません。
灰捨て場に捨てる場合も、ふたを閉めて灰捨て場へ持って行くだけなので、重たい焚き火台を運ぶ必要もなく、手軽に灰を処理をすることができます。
とっても嬉しかったのでみなさんもお友達のキャンパーにプレゼントしてみては?
★オススメ火消し壺や消火方法について詳しく知りたい方はこちら↓↓
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焚き火の消火に火消し壺を!実は隠れた魅力がいっぱいの火消壺とは?
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ロゴス BBQお掃除楽ちんシート
こちらはアルミはくのシートをバーベキューグリルや焚き火台の下に引いておき、消火の後はシートを丸めて捨てるだけで簡単に片付けができるというまさにお掃除ラクチンシートです。
普通のアルミはくだと薄いので、破れたり穴が開いてしまったりと、逆にお掃除が面倒になってしまう場合があります。
しかしこの商品は「極厚」というだけあってかなり丈夫で穴も開きにくいため、丸めるのもとっても簡単。
これなら灰捨て場が遠い場合でもらくに捨てに行けますね。
ただ、素材が厚いぶん、切れ端やかどで指を切らないよう注意しましょう。
ここにも注目!
私は必ずこのシートをしいて焚き火をしています。
驚くほど丈夫なので片付けがとっても簡単にできます。
さらにシートをしくことでグリルに残灰や垂れ汁などがこびり付くことも抑えられます。
お掃除簡単なうえ、グリルを洗う手間もはぶけるという一石二鳥な超便利グッズです。
焚き火の灰処理どうしてる?灰処理の便利グッズと灰の意外な活用方法:まとめ
灰の処理方法と残った灰の活用方法についてご紹介しました。
このように灰の処理には「捨てる」「リサイクルする」という主に2つの方法があります。
キャンプ場で捨てる場合も、持ち帰る場合も、処理を簡単にするお役立ちグッズを使う事で効率よく灰の処理ができます。
また、灰を捨てずに活用することで思いがけない効果や、もらって喜ぶ人もいるなんてこともあるのです。
あなたもぜひ、今まで大変だった灰処理を簡単にし、出てしまった灰さえも再利用するなど、より一層自然に優しくエコなキャンパーとして、焚き火の楽しさを広げてみてください。
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